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これはカーの処女作で、しかもいきなり密室ものである。
前の結婚生活で、良人に殺されかけた女。彼女が再び結婚をしようとしているところに前夫からの脅迫状が届く。
前夫は彼女が再婚する事を新聞で知り、精神病院から脱走、整形してパリにやってきていたのだ。
前夫の影に怯える女、そして婚約者の公爵。
二人の結婚式の当日、大勢の人々で賑わうクラブの中で公爵は首を切り落とされて殺害されてしまう。
しかもふたつしかない入り口の一つは刑事が見張り、もう一つのドアは予審判事・バンコランが一時も目を離さなかったにも関わらず、現場には犯人の姿はなかった・・・

今の今までディスクン・カーだと思ってた、ディクスンなのか。
昔一度読んだけどトリックが理解出来なくておもしょないなぁと思ってたけど、
ちゃんと密室トリック判ろうという意識を持って読み返したら面白いね!!
トリック理解出来ました、理解出来なかったあの頃の私に喝! 何読んでたの。

物語は随所に芝居の台詞が散りばめられ、シェイクスピアとか全然な私にはサッパリだけれども、登場人物の中に派手好きな、芝居っ気たっぷりの男が出てきているのでそれにもひっかけてあるのかなぁ。
古典ミステリって大抵犯人が自殺してお終いなパタンが多いけど、これはぶつりと切れている感じ。余韻がじわじわきます。

真面目にトリック理解しようとしながら読めば判るという事に気付いたのでもう一冊未だにトリック判らんのを読み返そうかな・・・
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エグチマサヤ
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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