岡本綺堂/中国怪奇小説集 凡例、中国怪奇小説集 開会の辞、中国怪奇小説集 捜神記(六朝)、中国怪奇小説集 捜神記後(六朝)、中国怪奇小説集 酉陽雑俎(唐)、中国怪奇小説集 輟耕録、中国怪奇小説集 剪燈新話、中国怪奇小説集 池北偶談、中国怪奇小説集 夷堅志、中国怪奇小説集 異聞総録・其他、中国怪奇小説集 続夷堅志・其他、中国怪奇小説集 宣室志(唐)、中国怪奇小説集 稽神録、中国怪奇小説集 録異記、中国怪奇小説集 白猿伝・其他、世界怪談名作集 貸家(リットン)、世界怪談名作集 スペードの女王(プーシキン)、世界怪談名作集 クラリモンド(ゴーチェ)、世界怪談名作集 幽霊の移転(ストックトン)、世界怪談名作集 幻の人力車(キップリング)、世界怪談名作集 鏡中の美女(マクドナルド)、世界怪談名作集 上床(クラウフォード)、世界怪談名作集 信号手(ディッケンズ)、世界怪談名作集 聖餐祭(フランス)、世界怪談名作集 ヴィール夫人の亡霊(デフォー)
「上床」ってタイトル…「カムチャッカ号の怪事」とかにすれば良いのに…せめて「百五号室の上床」とか…。「信号手」は中でもホラー色?怪奇色強め。オチは読めるけど気味悪い話だよ。
※追記(2015.6.9)
「信号手」…1865年6月9日、愛人とパリで休暇を過ごしたチャールズ・ディケンズが鉄道事故に遭遇(橋桁の取替工事をしていた線路工夫がダイヤを読み違えていて、列車は線路を外した橋へ突入し客車数両が川に転落。多数の死傷者が出たらしい)。幸い、二人とも無事だったが、ディケンズは暫く鉄道恐怖症に陥ったという。その翌年発表したのが、この「信号手」という短編なんだって。因にディケンズが亡くなったのは1870年6月9日。何だか暗示的。
田中貢太郎/日本天地異記、変災序記、死体の匂い
上記三作は怪談ではなく『貢太郎見聞録』に収録された実話もの。変災序記、死体の匂いは大正12年9月1日に起きた震災についての事。
竇氏、狼の怪、申陽洞記、雷峯塔物語、賈后と小吏、阿宝、太虚司法伝、黄英、竹青、陳宝祠、尼になった老婆、鍛冶の母、不動像の行方、鷲、妖怪記、忘恩、放生津物語、餅を喫う、山姑の怪、四谷怪談、蛇怨、立山の亡者宿、山の怪、蠅供養、這って来る紐、花の咲く比、蟹の怪、幻術、法衣、鮭の祟、皿屋敷、地獄の使、蘇生、続黄梁、老犬の怪、狐と狸、崔書生、賭博の負債、碧玉の環飾、富貴発跡司志、老狐の怪、豕(ぶた)、柳毅伝、嬌娜、虎媛、緑衣人伝、金鳳釵記、西湖主、再生、荷花公主、水莽草、瞳人語、陸判、義猴記、胡氏、酒友
「鷲」はちょっと毛色の違った作品。「四谷怪談」は言わずと知れたお岩さんの話。歌舞伎の演目の元ネタをまとめたものらしい。実話として伝わっている方は夫婦円満だったとか聞いたような…京極夏彦『嗤う伊右衛門』にも出ている巷説シリーズの又市も冒頭にちらっと出てる!
長谷川時雨/三十五氏
直木三十五についてのエッセイ。
直木三十五/長谷川時雨が卅歳若かつたら
初めて三十五の文読んで、ウィキで人となり読んだんだけど、この人、「直木賞」て名を残す位凄い小説家だったん??単なる駄目なおっさんじゃないかって思ってしまったんだけど…
南方熊楠/棄老傳説に就て
上村松園/母への追慕
小酒井不木/段梯子の恐怖
小栗虫太郎/獅子は死せるに非ず 終刊の辞に代えて
海野十三/赤耀館事件の真相、白蛇の死
ニコライ・ゴーゴリ/狂人日記(平井肇訳)
南部修太郎/自分の變態心理的經驗
変態心理…これは異常心理のふるーい呼び名です。けっして性的に変態だったゆう話ではありません。
…マァ、異常心理っつったらセックス殺人とか、大量殺人とか、異常性犯罪の心理を真っ先に思い浮かべますが。このエッセイは心理学つうより心霊学の事ですな、妖怪についての特集号に出された文らしいので。私が心理学専攻していた時分(十年位前)でも、心理学と心霊学とを混同しとる人いたしなァ。
南部修太郎という人は病弱で、何度も死にかけた事があるらしい。その時に見た幻覚の話です。
国枝史郎/犬神娘、怪しの館
怪しの館…史郎にしてはちょっとオチがいつもとチガウ!(言う程読んでいないけど)
ギ・ド・モーパッサン/頸飾り(辻潤訳)
オチ読めるけど、最後の一行の破壊力凄いよ…私だったら死にたくなる。
甲賀三郎/計略二重戦 少年密偵、血液型殺人事件、贋紙幣事件
「上床」ってタイトル…「カムチャッカ号の怪事」とかにすれば良いのに…せめて「百五号室の上床」とか…。「信号手」は中でもホラー色?怪奇色強め。オチは読めるけど気味悪い話だよ。
※追記(2015.6.9)
「信号手」…1865年6月9日、愛人とパリで休暇を過ごしたチャールズ・ディケンズが鉄道事故に遭遇(橋桁の取替工事をしていた線路工夫がダイヤを読み違えていて、列車は線路を外した橋へ突入し客車数両が川に転落。多数の死傷者が出たらしい)。幸い、二人とも無事だったが、ディケンズは暫く鉄道恐怖症に陥ったという。その翌年発表したのが、この「信号手」という短編なんだって。因にディケンズが亡くなったのは1870年6月9日。何だか暗示的。
田中貢太郎/日本天地異記、変災序記、死体の匂い
上記三作は怪談ではなく『貢太郎見聞録』に収録された実話もの。変災序記、死体の匂いは大正12年9月1日に起きた震災についての事。
竇氏、狼の怪、申陽洞記、雷峯塔物語、賈后と小吏、阿宝、太虚司法伝、黄英、竹青、陳宝祠、尼になった老婆、鍛冶の母、不動像の行方、鷲、妖怪記、忘恩、放生津物語、餅を喫う、山姑の怪、四谷怪談、蛇怨、立山の亡者宿、山の怪、蠅供養、這って来る紐、花の咲く比、蟹の怪、幻術、法衣、鮭の祟、皿屋敷、地獄の使、蘇生、続黄梁、老犬の怪、狐と狸、崔書生、賭博の負債、碧玉の環飾、富貴発跡司志、老狐の怪、豕(ぶた)、柳毅伝、嬌娜、虎媛、緑衣人伝、金鳳釵記、西湖主、再生、荷花公主、水莽草、瞳人語、陸判、義猴記、胡氏、酒友
「鷲」はちょっと毛色の違った作品。「四谷怪談」は言わずと知れたお岩さんの話。歌舞伎の演目の元ネタをまとめたものらしい。実話として伝わっている方は夫婦円満だったとか聞いたような…京極夏彦『嗤う伊右衛門』にも出ている巷説シリーズの又市も冒頭にちらっと出てる!
長谷川時雨/三十五氏
直木三十五についてのエッセイ。
直木三十五/長谷川時雨が卅歳若かつたら
初めて三十五の文読んで、ウィキで人となり読んだんだけど、この人、「直木賞」て名を残す位凄い小説家だったん??単なる駄目なおっさんじゃないかって思ってしまったんだけど…
南方熊楠/棄老傳説に就て
上村松園/母への追慕
小酒井不木/段梯子の恐怖
小栗虫太郎/獅子は死せるに非ず 終刊の辞に代えて
海野十三/赤耀館事件の真相、白蛇の死
ニコライ・ゴーゴリ/狂人日記(平井肇訳)
南部修太郎/自分の變態心理的經驗
変態心理…これは異常心理のふるーい呼び名です。けっして性的に変態だったゆう話ではありません。
…マァ、異常心理っつったらセックス殺人とか、大量殺人とか、異常性犯罪の心理を真っ先に思い浮かべますが。このエッセイは心理学つうより心霊学の事ですな、妖怪についての特集号に出された文らしいので。私が心理学専攻していた時分(十年位前)でも、心理学と心霊学とを混同しとる人いたしなァ。
南部修太郎という人は病弱で、何度も死にかけた事があるらしい。その時に見た幻覚の話です。
国枝史郎/犬神娘、怪しの館
怪しの館…史郎にしてはちょっとオチがいつもとチガウ!(言う程読んでいないけど)
ギ・ド・モーパッサン/頸飾り(辻潤訳)
オチ読めるけど、最後の一行の破壊力凄いよ…私だったら死にたくなる。
甲賀三郎/計略二重戦 少年密偵、血液型殺人事件、贋紙幣事件
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