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金曜日、仕事帰りに行ってきましたー!



公式サイト見たら、田中恭吉の作品が好みかなーと思ってたんだけど…
月映前のペン画とか見たら、藤森静雄の絵からビアズリーの香りを感じ取りまして…
あれ?静雄の絵、好きかも…?
展示されてた月映年譜じっくり読んだら静養の為故郷へ帰った恭吉に静ちゃんがビアズリーの画集送ったという記述があった(たしか静雄から恭吉へ、だった筈)
おお、やっぱビアズリーの影響受けてたんだ!と思ったら一気に好きになりました^^^
ビアズリーが好きな人は静雄の作品琴線に触れると思います。私はがっしり引っかかったよ。
田中恭吉は夭逝したし、恩地孝四郎はその後も美術界で活躍してたけど、藤森静雄は卒業後帰省して学校の先生をしていたってのもじわじわくる…
なんというか…他の二人は美術史に名を残したけど、静雄は美術界から身を引いた訳でしょ?ウィキにも載ってないんだぜ?
不遇感が…すごくたまらんと思ってしまうのである。本人は不遇だなんて思ってもいなかったかも知れんけど。
しかし恩地さんも静雄も木版制作は続けていたそうです。若き日の芸術に対する情熱は消えてなかったんだね。

作品の感想。
『月映』を制作する前に『密室』という版画ではない作品集も恭吉と静雄は制作していて、その作品もあった。
まー私が「密室」なんて文字を目にしたら完全に殺人事件現場かしらんと思っちゃう訳ですが、事件は起きていなかった。当たり前だが。
葉書や恭吉が木版画の可能性を見出すキッカケとなった香山小鳥(彼は恭吉より先に結核で命を落とす。享年21歳)の作品や『密室』とかで一緒に作品作っていた人の作品、水彩画や油彩画もありました。
版画は、手摺りの木版画より機械摺りの方が見やすい感じがした。作品によっては手摺りの方が見栄えが良いものもありました。
恩地さんは途中から抽象的な作品にシフトされていたので私はちょっと良くワカラナイでした。

結構がっつりじっくり見てたので、閉館30分前アナウンスに急かされ後半は慌ただしく回ってしまった…作品入れ替えあるし、後半戦でリベンジしようかなと思ったけど、静ちゃんの作品の入れ替えは1点だけ?なので多分行かない…
ああ、あと、月映マークやらの判子が押せるスペースあったけど、生憎手帳とか持ってなかったので諦めたんだった…押したかった…



腹いせにポストカードと梅酒買ったよ。ポストカード部屋に飾る!

余談だけど、公式サイトから三人のツイッターに行けます、お耽美なアイコンが目印です。
(恭吉のイメージ画にあざとさを感じます)

愛知県美術館10階にて、5月31日までやってます。4頁の同人誌みたいな恭吉物語が貰えるよ!
月映展公式サイトはこちらから。
若い女性をターゲットにしている感が見え見えですごい。
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