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ミステリ作家と一級建築士の密室に関する対談。
ミステリとしての密室の定義と建築家から見た密室の定義が判る面白い一冊。
本格的にミステリにはまってもう10年が経過しますが未だに読んでいない古典や知らなかったミステリ用語があって勉強になります。
例えば「内出血密室」。
加害者に危害を加えられた後、部屋に逃げ込み施錠したところで被害者が力尽きて完成するパターンの密室の事。そうゆうミステリ読んでたけどこんな専門用語があったとはー!
密室検定があったら多分3級あたりで出題されてる、私落第だ!ショック!
やはりちゃんと密室講義位押さえとかないと駄目だなぁ。
密室講義といえばカーの『三つの棺』を教本に書かれた部分があって、フェル博士(探偵役のとても太った人)に「なぜ密室講義なんてするのか」と作中人物が問うたところ、「だって我々はミステリの作中人物だろ」と開き直っちゃうという。もうこの頃からメタ・ミステリは存在したのかという衝撃。(※メタ・ミステリ:作中人物が自分が創作上の存在である事を知り、紙の外には読者という存在が居る事を知っているタイプのミステリ。犯人は読者のあなただ!とか凶器は何ページのト書きにあった長音の記号だったとか何でもアリ系のもの)
私はそんなに密室がとても好きだ!というタイプではないが、やっぱこうゆうの読んじゃうと密室もの読みたくなるなぁ・・・
という事で手に入れたい作品

・チェスタトン短編「見えない男」
・天城一『密室作法』『天城一の密室犯罪学教程』
・安井俊夫『犯行現場の作り方』
・ロナルド・ノックス短編「密室の行者」

カーの『三つの棺』は難しいようなのでパスした。
そして見えない男は犯人知っているのでなんでだっけーと思ったら持ってた。『ブラウン神父の童心』に収録されていた。持ってないのは「犬のお告げ」収録の短編集だった。
私には本に対するもの凄い偏食があって、まず人の死なない本は読む気ない・猟奇的なのだと尚良し・文学とか哲学とか恋愛小説なんて何が面白いの?・カタカナ多いのは眠くなる、とかなんかそうゆう好みの偏りがある。
そんな世界の片隅のその角っこで読書してるような私のストライクゾーンに入り込んでくる本がそれこそ一生かかっても読みきれない程あると改めて思ったのである。
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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