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・アッシャー家の崩壊:1839年発表。
・アナベル・リー:1849年発表。詩。
・ライジーア:1838年発表。
・大鴉:1845年発表。
・ヴァルデマー氏の死の真相:1845年発表。催眠術で死にゆく人に「生きてる」と思い込ませたらどうなるかという実験。
・大渦巻への下降:1841年発表。
・群衆の人:1840年発表。
・盗まれた手紙:1844年発表。
・黄金虫:1843年発表。
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1994年、ハワイの牧場主兄弟の一人が殺害され、もう一人は失踪した。残された家族の証言でプロの殺し屋の犯行と思われた。10年後の2004年、失踪した兄弟の物と思われる遺骨が発見され、ハワイに来ていた人類学教授のギデオン・オリヴァーは調査を依頼される。しかし、発見された遺骨の特徴は10年前に殺害された兄弟の特徴と一致していた…

2005年発表。
悪い人じゃあないんだけど気に食わんな、ってゆう癖ツヨ人物の描写がリアルな感じがした。あと、学生時代からの友人一族を疑わざるを得ない状況に陥ったFBI捜査官の苦悩も。
それに「顔の無い死体」の正体のどんでん返し!確かに冒頭でファミリーネームしか出てなかったね。
[創作篇]
・炎の犬:1958年発表。夏木蜻一名義。平家の落ち武者が住み着いたと言われる蘭(あららぎ)の里で野犬に襲われ死亡する事件が起き…
・火の鳥:1962年発表。「炎の犬」の焼き直しみたいなやつ。
・進化論の問題:1962年発表。おじさんがめちゃくちゃ厭な感じ。
・美容学の問題:1962年発表。太った中年女性達を痩せさせるサロンの話。
・生存の意思:1962年発表。肉食の男と草食の男。性格は正反対だが同じ村の出身で親友同士だった。同時期に結婚が決まり独身最後の登山に出掛けた二人だが、遭難してしまう…
・ロンリーマン:1962年発表。孤独な男を救おうとする女。二人は結婚するが女は失踪してしまい…
・青いなめくじ:1962年発表。なめくじ大量発生地獄。そんな中、夫に殺虫剤を飲ませて殺す事件が相次ぎ、自分も狙われているのではないかと疑う男の話。被害妄想が起こした悲劇。
・タコとカステラ:1962年発表。蛸ではなく凧。貰い物のカステラに毒が入っていて死者がでる話。外国人の博士が安楽椅子探偵。
・魚と幻想:1963年発表。病棟で看護師が殺害される。退屈しのぎに犯人を捕まえようとする史郎と探偵患者の話。
・坂:1963年発表。男の家に呼ばれた友人の一人が坂で殺害され、容疑者は足を怪我している男を除いた者たちだが、それぞれに動機があり…
・実験材料:1963年発表。ガキ大将と呼ばれるような乱暴な子どもたちが次々に失踪する…主人公にとっては救いのないオチ。
・素晴しき老年:1963年発表。いつまでも若々しくいられる老人ホームの話。ブラック。
・マドンナの微笑:1964年発表。盗まれた美術品を巡って起きた殺人。
・穴:1964年発表。密貿易に加担させられた中国人と遊女。
・罠:1964年発表。密貿易の罪で長崎を追放された男の話。
・幻想の系譜:1964年発表。進化論、なめくじと同じく思い込みが激しい男の話。
・チャンピオンのジンクス:1964年発表。思い込みが激しい男の話。試合に勝つためのゲン担ぎで生き物を殺すボクサー。
・海賊船:1964年発表。一度も事故やトラブルを起こした事がない船長が、最後の航海に札付きのワルを雇う話。

[評論・随筆篇]
受賞の感想/痩肥余話/推理小説のふるさと/わが推理小説観/はるかな連想
「はるかな連想」は、新羽と横溝正史の共通点を書いたエッセイ。

にわ・せいし(1929-1977)
長崎県生まれ。本名・荒木精一。別名・夏木蜻一。
同志社大学英米文学部を病気の為中退。のちに放送作家となる。
1958年『宝石』の短編懸賞に投じた夏木名義の「炎の犬」が最終候補に残り同誌に掲載されデビュー。62年新羽名義の「進化論の問題」「火の鳥」が第3回「宝石賞」の候補となり「進化論の問題」が1席入選した。
『宝石』が64年に終刊してからは他の雑誌に発表していたが71年「日本西教記」で筆を断つ。75年『幻影城』に「卑弥呼の裔」を発表し活動を再開。77年、初の長編『鯨のあとに鯱がくる』を上梓。
1977年急逝。
創作篇]
・恐怖の石塊:1952年発表。白嶺と神志山が共演。白嶺が探偵役、というかまた落下物探しに行く話。
・パチンコと沈丁花:1952年発表。沈丁花の香りがするポマードをつけたリーゼントイケメンがパチンコ屋で稼ぎまくる秘密とは。探偵役は神志山。
・汽車を招く少女:1952年発表。親と恋人を乗せた汽車を待ちわびて死んだ少女の幽霊が出る、と噂されて十年経った今、再び少女の幽霊が目撃され…なんだ、こいつら…迷惑ユーチューバーみたいなやつらだな…
・空間の断口:1952年発表。かまいたちをSF的に解釈した話。
・耳飾りの女:1953年発表。会社の寮で起きた密室殺人について。
・空坊主(そらぼうず)事件:1954年発表。飛行中に黒い影を見、墜落する事故が発生する。ドイルの短編みたいな話かと思いきや、ちゃんと論理的な原因があった。探偵役は白嶺。
・竜神吼えの怪:1955年発表。風と波の影響で竜神の鳴き声のような音がする洞窟で二件の墜死事件が発生した。密室状態で起き、かつ最初の事件は墜死した二人が互いに憎み合っていたため殺人の可能性もあるとの事で白嶺が探偵として呼ばれるが…
・ワルドシュタインの呪:1955年発表。直、ではない神志山が探偵役。自殺した男から二人の男に殺人予告の手紙が届き、その通りに一人が死んだ。残った一人も神志山の目の前で「ワルドシュタイン」を演奏中に死んでしまい…手紙、ちょっとヒント出し過ぎでは…?
・種馬という男:1955年発表。プロバビリティの犯罪。
・トッカピー:1956年発表。
・波:1956年発表。白嶺が探偵役として幽霊を科学的に説明する。
・電波公聴器:1957年発表。機械を使って民意を調査し政治に反映する時代の話。
・宇宙の警鐘:1958年発表。「鉛の小函」のアイゼンドルフ博士再び。原子力を軍事に利用する国家を滅ぼす為にア博士がとった方法とは…
・怪物「ユー・エム」:1958年発表。「耳飾りの女」と同じ名前の人物が登場(但し別人のようだ)。宇宙人に誘拐された探偵とその助手…
・ミステリアンまた来襲す!!:1958年発表。筆者が原作を書いた映画『地球防衛軍』の続編とのこと。十五歳の少年が地球を守る為博士であるパパたちと宇宙へ向かうよ。そんな子どもに地球の運命を託すような事せんで平和に暮らさせたげて…
・科学党:1958年発表。箱みたいな装置に入れた政治家の適正を数値化し、能力値に見合った役職に振り分けるという話。
・幽霊:1960年発表。幽霊の正体の話。
・ポシブル・ケース:1960年発表。空砲を撃ったはずが相手が死んでしまった謎。というか空砲でも人に銃口向けたらいかんだろ、その男やば過ぎるじゃろ。
・空とぶローラー:1961年発表。白嶺が宇宙行く話。

[評論・随筆篇]
「否」の困難さについて/探偵小説と政治屋/寸言/空中漫歩/探小趣味の正体/探偵小説の地位/意外性の分析/探小におけるセクショナリズムと立場の調整統一/天の邪鬼の独りごと
[創作篇]
・鉛の小函:消息不明だった白嶺(しらね)が丘美の元へふらりと訪れた。彼は分厚い原稿用紙と鉛の小函を丘美に渡すと再び姿を消してしまう。丘美は、彼が残した原稿――それは一遍の科学小説であった――を発表することにした。
→1953年発表。「二十世紀の怪談」では恐らく死んだと推測されていた人物が登場する、宇宙冒険小説…序盤にめちゃめちゃ怪しい奴が仲間の一人として紹介されとったんだけど、特になにもなかった。というか多国籍な登場人物のため誰が誰だか全然判らんかったのよ。
・翡翠荘綺談:丘美が交霊会で知り合った某氏が心霊を信ずるようになった事件の話。学生の頃懇意にしていた画家志望の友人から三年ぶりに手紙が届く。三年来交流がなかったにも関わらず、彼は某が胸を患った事を当て、更に自分が彼を病に至らしめたのだと言う。某は彼の元へ訪れるが、そこはかつて児童連続誘拐殺人事件の舞台になった場所の近くであった。
→1949年発表。ホラー。
・二十世紀の怪談:友人・宇川の住むアパートの近くの井戸に幽霊が現れるという。ついにその井戸で死者がでてしまうが、火の気がなかったにも関わらず被害者の服が突然燃え出したのだった。
→1950年発表。ホラーを科学的に解決する。
・勝部良平のメモ:教授が助手の研究を剽窃したり出来の良い助手を潰したりとか陰湿な法医学の世界に愛想をつかした勝部が己の研究の正しさを知らしめるために起こした、八年前の轢死事件の真相。
→1950年発表。死体の描写がえぐい。それ以上にホルマリン漬けにされてた献体の肺臓をなめる勝部がぐろい。
・三角粉:夜の海辺にうごめく白い人物を追いかけた神志山(こうしやま)と浅海。足跡をたよりに行きついたのは結核で死んだ娘の墓の前で、足跡もそこで消えていた。
→1951年発表。いや若い娘の死体になにしてんの変態かよ…看護師も何手を貸してんだ職業倫理はないのか。
・ヴァイラス:ある事件解明の協力者である博士の元を訪れた刑事。博士は何かを恐れるようにドアに鍵を閉め、ソファに座ろうとした途端なにかに押し倒されそのまま窒息死してしまった。被害者と共にいた刑事が疑われたが、彼は犯行を否認し神志山の元へ訪れたのだった。
→1951年発表。ホラーを科学的に解決する。
・佐門谷:佐門という馬喰が娘と共に転落した谷で起きる転落事故。村長に呼ばれた新興宗教普及会の神辺はその谷で怪異に見舞われる。
→1951年発表。いやいや殺人やりたい放題の谷とかヤベー部落じゃん…

[評論・随筆篇]
探偵小説の立場と討論・評論・所感/ディクソン・カーに対する不満/論文派の誕生/探偵小説の鑑賞方法について/私の好きな探偵小説/或る新人の弁/謎解き興味の解剖/授賞の感想/奨励賞受賞の感想/S・Fと宝石/作家の希望する評論のあり方/S・Fの二つの行き方/探小の読み方/批判の批判/「鉛の小函」の頃/アンケート


おかみ・じょうじろう(1918-2003)
大阪府生まれ。本名・兼弘正厚。
東京帝国大学工学部卒業。戦前は陸軍航空部隊に所属していたという。戦後は進駐軍勤務を経て自衛隊のテストパイロットとなった。
1949年『宝石』の100万円懸賞コンクールC級(短編)に投じた「翡翠荘事件」が3等入選、B級(中編)に投じた「勝部良平のメモ」が2等入選しデビュー。
東宝映画『地球防衛軍』『宇宙大戦争』『妖星ゴラス』『宇宙大怪獣ドゴラ』の原作者。
2003年没。
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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