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推理作家の夫ナイジェル・ストレンジウェイズの叔父であるロンドン警視庁のサー・ジョンから、イギリス政府の転覆を図る組織に潜入して頭目を突き止めるよう頼まれてしまったジョージア。冒険家だった彼女が家庭に落ち着く決心をした矢先のことであった。愛する夫と離れ一時も気を抜けない孤独な戦いを強いられるジョージア。到頭組織のトップと対決するも捕らえられ塔の一室に閉じ込められてしまうが…

→1939年発表。ナイジェルシリーズはミステリらしいけど、今作は妻のジョージアが主人公だしミステリではない…しくじった…
けど、ミステリ読んでて途中でこれを読むよりまだ良かった、のか?も??
巨悪に一人で立ち向かうという構図はハラハラドキドキしながらページを繰るものだけれども、この作品は度々「本編は後日談ですよ」と判る記述がある為穏やか(かドウかは知らんが)な気持ちで読み進められる。リーダビリティも悪くないのでスイスイ読んでいける。これで読み難かったらミステリじゃあないし途中で離脱しとったかも知らん。
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老ミステリ作家イーディス・メアリー・マーカーの屋敷で行われているミステリ講座は、スランプに陥った彼女が生活資金を得る為に始めたものだった。元新聞記者マックス・ニューベリーは知り合いの作家を訪ねて屋敷を訪れたところ、彼女の秘書である老女によって生徒として屋敷に迎え入れられた。そこには大学教授のハントゥーン・ロジャーズも滞在していた。その夜、食事を知らせる為に鳴らされる銅鑼が屋敷中に響き渡り、人々は眠りから覚まさせられ、老作家の秘書の刺殺死体を発見したのだった…

→1937年発表。
まず、地元の保安官がびっくりする程役立たずで事情聴取で「お前が殺したのか?」って聞くし屋敷に見張りも立てずに帰っちゃうしなんなんだお前…そんなんだから容疑者達はめちゃくちゃ屋敷内で自由行動してある物を探す為に他人の寝室に忍び込んだり誰かを陥れる為に色々吹聴したりして大混乱。更に、勝手に屋敷を出ていくと犯人と見做され逮捕されるというプレッシャーもあり、屋敷内の空気は最悪である。金払ってミステリ講座受けに来たのに踏んだり蹴ったりの客人…

巻末には当時流行っていた手掛かり索引があるけれど、これって伏線としては弱すぎるのでは?って項目があるし、解説にも書かれているけど、そもそも(以下ネタバレ反転)銃を手に入れる機会がある可能性がバリ低な彼女が銃撃の犯人で、更には犯人を殺害する為の銃撃だったのに犯人に言いくるめられたのか知らんが浮気を疑ってヒステリー起こして夫に助けを求める神経って…?お前、そいつが犯人だって疑っとったやん…(反転終わり)と思った。もやもやする…
持ち船で世界中を巡業するサーカス団、カービー・マーティン・サーカス。その船上で団長の葬儀が行われていた。遺体は海へと埋葬され、唯一の肉親でサーカスの相続人となる姪へ電報が送られた。五日後、次の巡業地であるマニラで、かつてサーカスに居た青年との再会、そして新たなオーナーとなるドリス・マーティンと合流したサーカス団。しかし彼女の元にサーカスから手を引けと脅迫状が送られ、さらに空中ブランコの曲芸師団員が公演中に転落する事故が起きてしまう…

→1940年発表。
予備知識のない作家だったので、語り手のミスター・ラスクを信用してよいのか疑心暗鬼になりながら読み進めた。これは(読んでないが)アガサ・クリスティーが全人類にかけた呪いだと思っている。
しかし船上での葬儀から始まり、逃げ場のない船上での殺人、サーカスの運命を握る娘を得ようと策略を立てる男達…ハラハラワクワクな筆運びでどんどん読むことが出来ました。
ヘイルとドリスの関係はうだうだしててもやつくけど、マァそれが青春ってやつなのねきっと。
船に居た人物は大体容疑者、という状況の中から、あのタイミングで犯人の手掛かりがあったとは…ラスクじゃないけど、気付かんかった。
サーカス団の行く末は判らんけど、皆しあわせになってほしい…ジョーが可哀そうだった分、ほんと幸せであれ…
1952年発表。
・一月 雙面神クラブの秘密
・二月 大統領の五セント貨
・三月 マイケル・マグーンの凶月
・四月 皇帝のダイス
・五月 ゲッティズバークのラッパ
・六月 くすり指の秘密
ドウにもニッキィの存在が邪魔に感じて読む気力が…何故、ジューナがいないのか…
ペストに罹ったという下宿人を三人の医者が下宿から運び出す途中で動けない筈の患者が消失してしまった。約二十分後、パトロール中の巡査が空のごみバケツを覗く男を見かける。暫く話を聞き男が立ち去った直後に男が覗いていたごみバケツを確認すると、死体が押し込まれていて…

→1991年発表。
やべーやつの犯罪…しかし秘書は汚名着せられたままなのかカワイソウ。
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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