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行ってみたいと思いつつ、ずっと行けてなかった徳川美術館へ行ってきました。
あと、ゲームはやってないけと刀剣乱舞コラボしてるのでなんか楽しそうだなーと…
思いの外展示場が広い?流れるように展示室移動しながら源氏物語コーナーまで周ってしまい、閉館30分前アナウンスが流れた…ちょっと遅く行ってしまったので時間全然足りなかった反省。

展示は、武士の必需品、刀・鎧・戦場で使う幕(ラスボスは我也、我ここに在りをお知らせするやつ)や家康直筆の手紙、茶の湯関係、能面とか色々。名古屋城の茶室や能舞台の復元もされていて接近して見たり引きで見上げたりした。義直初陣の兜がつやつやでかっこ良いな。

それから、私の中でメインだった刀!
徳川美術館所蔵の刀は江戸時代以降一度も研ぎ直していないということで刃文はよく見えないけど江戸から変わらぬ輝きを現代で見ているのか…と思うとロマンを感じずにはいられない…
刀に関して全く詳しくないので今回の展示で南泉一文字の伝承?由来の強烈さ(猫斬り殺す直前の様子の掛け軸も展示されていた)に驚いた。
あと、五月雨郷の形とか雰囲気が格好良かった。
刀剣乱舞で勉強してたらもっと楽しくハイな気持ちで鑑賞できたのかな、と思ったりした。
自分が育てている刀剣が展示されてたら絶対テンション上がるし親目線で鑑賞しちゃう気がする…

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[創作篇]
・茶色の上着:1949年発表。何故オチをタイトルにするのだ。
・歯:1950年発表。何故オチをタイトルにするのだ。というか論文はクソなのに殺害のトリックには頭が回るとか能力の使い方間違ってるしほんと犯人クソ。
・二つの遺書:1950年発表。何故オチをタイトルにするのだ。
・非情線の女:1950年発表。危険が好きな女かと思いきや…
・義手の指紋:1950年発表。何度でも言うけど、なz(略)タイトルの所為で偽装だと読者には判るし、ちゃんと読んでる人ならアレも判ってしまう…もっと他にタイトルなかったの?編集部も止めなさいよ。
・宝くじ殺人事件:1950年発表。クソみたいな犯人と、意外と爽やかな感じの結末。
・下り終電車:1950年発表。ほんとクソな親父だな…というかこんな性格の奴が逮捕された途端正直に心情話すとは思えんのだが…何とか同情されそうな話捏造して、あくまでも殺された奴の方が悪い人間だったと印象付けそうなのに。
・勲章:1952年発表。無理に勲章つけなければワンチャン疑われずに済んだかもしれんのに…
・俺は生きている:1952年発表。海で漂流中に出会い、ある女性に渡して欲しいと大金を託して死んでしまった男。その男が生きていて自分を脅迫していると訴えた京介に力を貸すと約束した江木刑事。だが、生きていた男は何者かに殺害され…
・引揚船:1953年発表。ちょっとこれワカラナイ。無一文になって仕方なく強制労働(監獄部屋とかいてたこべやとよむところ)に行った男の手記。
・緑のペンキ缶:1954年遺稿として発表。昭和24年の作とのこと。林署長の先輩の若妻が密室状態の風呂場で殺害される。動機と機会のある夫が第一の容疑者と考えられたが、林に呼ばれた三吉の推理は…
・宝石の中の殺人:1955年遺稿として発表。完全にイカレ男の妄想殺人告白かと思いきや、出来過ぎた舞台を用意しおった。


つぼた・ひろし(1908-1954)
愛知県生まれ。本名・米倉一夫。
名古屋商業学校卒業後、同人誌活動に従事。その後朝鮮半島に渡り鉄工所を経営。終戦と同時に引き揚げ、1947年から広島県に在住。
高木彬光『刺青殺人事件』に刺激を受け48年「茶色の上着」を書き上げる。水谷準のアドバイスを受け改稿したものが49年『宝石』に掲載されデビュー。
胃潰瘍から癌を患い、54年病没。
休暇から戻ったツイスト博士を迎えたハースト警部が語ったのは、切断された女性の手足が詰められたトランクが郊外の村とロンドンで相次いで見つかった事件だった。そこへブリグス警部現れ、二人を自宅に招待した。夕食を終え、博士が旅行トランクを開けるとそこには切断された女性の手足が入っていた…
一方、トランク詰めの遺体が見つかった村では二ヶ月程前から奇妙な盗難事件が起きていた。そんな中、二組のカップルが村に滞在しにやって来た。彼らの隣人となった牧師夫妻、銀行頭取の若夫婦、そしてカップルの一人の叔父である元少佐は交友を深めたが、恐ろしい事件が起こり…
→1991年発表。アルテの作品における「密室」は心理トリックや偶然で成り立つケースが多いので関係者の証言は鵜呑みにしないスタンスで読む。
登場人物表の少佐の甥の名前違いも何かのトリックかと思ってた。あれは単なる誤植で間違いない??


[創作篇]
・紅鱒館の惨劇:1949年発表。探偵秋水魚太郎初登場作品。友人の熊座警部もいる。何かよく判らん理由で殺される人かわいそう。というかビシャビシャの謎タオルと一緒に置かれたグラスで酒なんか飲むなよぉ…怪しすぎるだろ…
・盲目(めくら)が来りて笛を吹く:1949年発表。めちゃくちゃ、読点が、多くて、読み難い、作品。タイトルは横溝のパロディかと思ったら、木下杢太郎という人の詩の一節らしい。横溝はそのもじり。
・うるつぷ草の秘密:1949年発表。雪山で妻を失った男が翌年同じ山に行くと聞いて「事故じゃなくて殺人だよ」って言い出す秋水の巻。相手を油断させられると言って真木のり子を助手に連れて行くけど別にアシストしてないし油断もされてる訳ではない。単に女子率上げたかっただけでは…???
・ミデアンの井戸の七人の娘:1949年発表。「うるつぷ草の秘密」に登場した真木のり子が巻き込まれた「ユダの娘事件」。ある日謎の老婆に連れて行かれて知らんおっさんから「今日から私が父親だ」と言われ血の儀式で人殺しの罪を着せかけられたり目の前で人が殺されたりする話。なんだこれ。そもそも老婆の正体さぁ…である。きさまのようなババアがいるか案件である。こんな役回りの女を何故助手にしたのか秋水よ。
・廻廊を歩く女:1949年発表。戦後の北京が舞台。秋水は北京にも登場する。幽霊話が絡むので狄判事っぽい印象。犯罪の背景というか、成り行きも中国的、と言い切るには中国のことを知らないので日本的ではない感じ、と言いますか…。ところで、リューマ(劉媽)というのは人名じゃなくて女中とか、そうゆう意味なのかしら。
・夜毎に父と逢ふ女:1949年発表。登場時の人物描写で犯人が判ってしまう…
・加里岬の踊子:1950年発表。長編。加里岬の漁具小屋で起きた殺人事件。何か良く判らんけど最後めっちゃハッピィエンドに思った。


おかむら・ゆうすけ(1913-1994)
東京都生まれ。本名・吉太郎(きちたろう)。
早稲田大学理工学部卒業後、技師として就職。
1949年『宝石』探偵小説募集に「紅鱒館の惨劇」を投じてデビュー。50年「加里岬の踊子」を『宝石』百万円懸賞に応募し最終候補となる。
62年の「樹上の海女」を最後に筆が途絶える。94年死去。
暫く海外ミステリばかり読んでいたので日本の作家、季節柄怪談読みたいなと。
平成直前の怪異については怪異のままだけど、四十澤氏が遭遇した怪異に関しては…
やはり、幽霊とかより生きている人間が一番こええなって、三津田さんの怪談読むと毎回思います。というかこれは(ネタバレ反転)オリエント急行型トリック…閉鎖的な村における特殊ルールが機能して「のぞきめ」という怪異が四十澤のみに発動している(ネタバレ終わり)…うぬんぬ…
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エグチマサヤ
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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