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所々欠けたブロック塀に囲まれたぼろアパートの、どれだけ気を使ってもカンカン音がする階段を上がってすぐの部屋が、大学に合格してから住み始めた六畳一間の僕の部屋だ。

ドアを開けて靴を置くだけのスペースしかない玄関に入るとそこはもう部屋で、色褪せた畳の上には敷きっぱなしの布団。寝床を避けて未読本も既読本も一緒くたに横にした本が10冊ずつ積み上げて置いてある。正面にはカーテンのない窓。
窓は所謂  ってやつで、ベランダなんて洒落たものは当然なく、日当たりは頗る悪いくせに夏の西日だけは強烈で、玄関脇に置いた本の背を焼いている。
風呂とトイレは辛うじて付いているけれど狭小で、湯舟は体育座りで入らないといけないし、僅かでも太ったりなんかしたら出られなくなるのではないかと、食事を摂る度びびっているなんて言ったら笑われてしまうのだろう(でも、ほんとに狭いんだ!)
エアコンだって設置しようにも室外機を置けないし、なんと言っても六畳一間だから扇風機のスペースすら惜しくて、昼間はずっと近所の図書館に引きこもってる。
日が落ちて図書館から放り出されたら、狭い通路に段ボール箱が積まれた近所のスーパーで二割引きになった惣菜を買って帰る。万年床と化した湿っぽい布団の上で米を炊いて食べるんだ。気分が良い時だけ、ビールなんか飲んでみたり。
冬は冬で隙間ッ風が吹き込んで外気温とさほど変わらないか、下手したら外より寒い位。流石に暖を取らずに冬を越すような無謀な真似は出来ないので、布団を避けて電気ストーヴを




ここでネタが尽きた模様。あと、窓の名称判らず放置してあるね。
ちゃんと間取り想定してから書かないとドウにもならんな。
タイトルは『六畳一間の、僕の王国』
『六畳一間のスバラ式せかい』でもいーや。
六畳一間のぼろアパートに住むのに憧れてた時期に書いたんだよねー。
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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