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ペストに罹ったという下宿人を三人の医者が下宿から運び出す途中で動けない筈の患者が消失してしまった。約二十分後、パトロール中の巡査が空のごみバケツを覗く男を見かける。暫く話を聞き男が立ち去った直後に男が覗いていたごみバケツを確認すると、死体が押し込まれていて…

→1991年発表。
やべーやつの犯罪…しかし秘書は汚名着せられたままなのかカワイソウ。
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[創作篇]
・童貞作家:1954年発表。淡美一郎名義。
・深夜の令嬢:1954年発表。川崎四郎名義。
・夜行列車の見知らぬ客:1955年発表。どっからおかしいのか、ずっとおかしくないのか判らない。
・雪の夜(よ)の目撃者:1955年発表。
・消えた街:1956年発表。犯行現場である筈の場所から消えた死体…目撃者の狂言なのか…
・外人部隊脱出:初出不明。フランスにて金を使い果たした主人公が外国人義勇軍に志願してゆくが…偽広告に騙された主人公が戦地を生き延び軍を脱出するまでの話。
・エル・リコの叛乱:初出不明。
・コールサイン殺人事件:1956年発表。ラジオ局が舞台の話。
・団兵船(だんぺいせん)の聖女(マドンナ)達:1957年発表。
・青い亡霊:1957年発表。
・女性アナウンサー着任せず:1958年発表。東京から赴任するはずの女性アナウンサーが三日過ぎても現れず、不審に思っていたところ、死体が発見された。列車から墜落したと思われたが…
・狙われた女:1958年発表。
・彼女は時報に殺される:1958年発表。女性アナウンサーが午後10時の時報と共に殺害されてしまう。同室にいた筈の技術者が疑われるが、彼は別室にいたと言う。アリバイが無く、彼女に振られたという動機もあったと考えられ窮地に立たされた技術者は自ら犯人を捕まえようとする…
・三十一号国道の裸女:1958年発表。
・夜行列車殺人事件:1958年発表。殆どの者が眠りに就く中、一人台本読みをしていた女性。ふと眼を閉じて再び開くと、目の前の乗客が何者かに殺害されるのを目撃してしまい…
・おそろしい囁き:1958年発表。
・あわれな女:1958年発表。トリックがドウとかじゃない理由でもやる。
・犬神部落の幽鬼:1959年発表。部落内での差別もだが、女性に対して社会に出てくるな、みたいな空気を感じてしまう…ヒロインが犯人を知り殺されかけてショックを受けるのは判るけど、研究の道を捨てて只の何者でもない「女」になることを願うのはなんかなぁと思うのである。なんかなぁ。
・ロケットの怪紳士:1958年発表。少年少女向けSF作品。
・衛星船の女:1962年発表。SF作品。衛星軌道上に捨てられた女性を助けたソ連の宇宙飛行士。女性はアメリカに潜入していたスパイであったことが証明されたが、彼女の美しさがソ連軍内に波紋を起こし…
・都会の魔女たち:1967年発表。連作SFファンタジー。人間社会に紛れ込んで生活する魔女の話。なんかちょっとセンチメンタルな気持ちになる。



かわの・きょうすけ(1931-)
広島県生まれ。本名・上野友夫。別名・淡美一郎、川崎四郎。作詞家としては杉野まもる名義。
中央大学法学部卒業。1953年より雑誌に短編の投稿を始め、同年『別冊宝石』に本名で投稿した「復讐」が掲載される。
54年NHK入局し、ラジオドラマの演出などを担当。91年定年退職。
日本推理作家協会名誉会員。
[創作篇]
・復讐:1953年発表、上野友夫名義。事故に見せかけて情婦を殺したとして死刑が確定した友人の川野。しかしそれは冤罪だったのだが、川野は復讐の為に喜んで死刑になると言うのだ…
→皆ドウかしてる。木村が唯一の良心。しかし一番ヤベーのは坂本検事…こいつを野放しにするんじゃあないよ…
・美人の足 秘密の石膏像:1953年発表。フェチズムの話。
・思い出した顔:1953年発表、上野友夫名義。成績優秀な新卒新入社員の正体とは…
・蝋細工の指:1954年発表。ドエムのバツイチ女性に魅入られた青年の追憶。
・パノラマ館の来訪:1954年発表。氷柱の美しい人形たち。
・妖美館の招待状:1954年発表。凄惨な死の現場を再現した人形館にて。
・ある靴フェチスト:1955年発表。タイトル通り、靴フェチの話。
・調教師:1955年発表、淡一郎名義。ただただマゾヒストの女を虐待するだけの話。ついでに少年も自殺に追い込んでるクソ主人公。
・青春放送局:1955年発表、淡美一郎名義。なんとなくアナウンサーになった青年がなんやかやありつつ嫁を貰うハッピーエンドな話。前作との温度差よ…
・第二の誕生日:1956年発表、淡美一郎名義。一人の狂女を救う話。ハッピーエンド。
・呪われた美貌:1957年発表。キャバレーで催された仮面舞踏会の最中に殺害されたダンサー。彼女と親しかった二人の男と正体不明の女に容疑がかかるが…
→他の作品に比べると長い話だが、冗長な感じがして退屈…
・温泉宿殺人事件:1958年発表。田舎の温泉宿に案内された二人の男性アナウンサー。アナウンサー志望の宿屋の娘に付きまとわれ、追い返した翌日、彼女の死体が発見され…
→呑気だなぁ…
・酒蔵殺人事件:1961年発表。もやる。
・囁く幽霊館:1961年発表。幽霊屋敷の噂があるところは大体犯罪の巣窟なんじゃよ。
・難波京介の事件簿:1971年発表、大崎宏名義。元警部補で猟奇的な犯罪に首を突っ込む私立探偵・難波京介を主人公にした連作。相棒的に登場するのは現役刑事の久保。
 恐怖の館/血のマリー/ダッチワイフ/命売ります/白い吸血鬼/奇妙なマンション/殺人劇団/てるてる坊主/猫男の恐怖/美しい人形
・血の(ブラッディ)マリー:1971年発表、多摩健一名義。香西流武術の指南だった父親から仕込まれあらゆる武術剣技に才能を発揮、自ら望んでパリのインターポールの訓練所で二年間犯罪捜査やスパイ活動について学んできたというスーパーレディ・香西真理子。猟奇的な事件にしか興味を示さない事からブラッディ・マリーと渾名される。相棒は捜査一課の大崎刑事。事件は性倒錯的なものが多い。
乳房に狂ったメス/ご馳走は最後に/奇妙な強盗/悪魔を呼ぶ女/女装した殺人鬼/氷柱の美女/自殺志願者の群/人間狩り/吸血鬼/制服ぐるい/恐怖の合成美女/十字架の女

[評論・随筆篇]
異端文学へ ――編集者と読者への公開状――/探偵小説とドラマ/「三つの顔」で旅まわり/チャンネル千一夜/一途なもの/三つの名前/通(かよ)った店(みせ)と客(きゃく)50年 通店客(つうてんかく)~広島・松江・新橋・渋谷~/ペンネームは変°ネーム30
ジェイムズ・スティーヴンズと親友のヘンリー・ホワイトが、ヘンリーの両親の留守中に彼の家で酒盛りをして眠っていたところ、ヘンリーの魘される声で目を覚ましたジェイムズ。数分後、ヘンリーの両親が事故に遭い母親が亡くなったとの知らせが入った。すっかり落ち込んでしまったヘンリーだったが、ある日二人の共通の友人であるジョン・ダーンリーの家に霊媒師のラティマー夫妻が越してきた。幽霊屋敷と呼ばれるダーンリー家で起こる怪奇現象、言い争いの絶えなくなったヘンリーと父親のアーサー…そして、アーサーが襲撃されヘンリーが失踪してしまう。数日後、同時刻に離れた場所でヘンリーが目撃される。
三年後、霊媒師として成功していたラティマー夫妻によって自殺したダーンリー夫人を呼び出す試みが行われるが、密室状態の部屋で死体が発見され…

→1987年発表。以下ネタバレの為畳みます。
個人が所有する核シェルターの見学に集まった男女が、シェルターに通じる庭園迷路を散策中に核爆発と思しき光を目撃する。シェルターに逃げ込むも、持ち主がシェルターに入る前に入り口を閉めてしまった事に罪悪感を持つ三津田信三。彼の他に逃げ込んだのは老紳士の仙道、看護師の母堂、編集者の面家、フリー編集者の星影、そして装丁家の明日香の六人は外の様子が判らないままシェルターでの避難生活を送ることになる。核爆発で世界が滅びたのかもしれない中、密室で死体が発見され…

→舞台はかつて医師が所有していた屋敷で、なんと生きたまま棺に人を押し込み地中に埋めたという事件が起きた場所。しかも七人目の被害者が入っていた筈の棺の中は空っぽだったという怪談付き。ただしホラー感は全面的に押し出されているわけではなく、あくまでも「密室殺人」の謎と「初対面の相手に何故殺意を持ったのか」という謎がメイン。三津田が見る生き埋めの悪夢は「早すぎた埋葬」ですっかり閉所恐怖になった私にはしんどい描写であった…
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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