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個人が所有する核シェルターの見学に集まった男女が、シェルターに通じる庭園迷路を散策中に核爆発と思しき光を目撃する。シェルターに逃げ込むも、持ち主がシェルターに入る前に入り口を閉めてしまった事に罪悪感を持つ三津田信三。彼の他に逃げ込んだのは老紳士の仙道、看護師の母堂、編集者の面家、フリー編集者の星影、そして装丁家の明日香の六人は外の様子が判らないままシェルターでの避難生活を送ることになる。核爆発で世界が滅びたのかもしれない中、密室で死体が発見され…

→舞台はかつて医師が所有していた屋敷で、なんと生きたまま棺に人を押し込み地中に埋めたという事件が起きた場所。しかも七人目の被害者が入っていた筈の棺の中は空っぽだったという怪談付き。ただしホラー感は全面的に押し出されているわけではなく、あくまでも「密室殺人」の謎と「初対面の相手に何故殺意を持ったのか」という謎がメイン。三津田が見る生き埋めの悪夢は「早すぎた埋葬」ですっかり閉所恐怖になった私にはしんどい描写であった…
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エグチマサヤ
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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