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坂口安吾/心霊殺人事件
ケチで他人にも身内にも冷酷残忍な男が、ビルマで戦死した長男の子どもを引き取り財産を残したいと言い出した。しかし肝心の孫の名前を聞いていなかったので、著名な心霊術師を呼んで降霊会を開く事に。今まで親切にされた事のない四人の子どもたちは、父親が悪巧みをしていると考え、元手品師で霊媒師のインチキを見抜いてきた伊勢崎九太夫に心霊術の詐術を見破ってくれと依頼…
という話。

国枝史郎/小酒井さんのことども、印象に残った新作家、神秘昆虫館、前兆?、小酒井不木氏スケッチ、小酒井不木氏の思い出—その丹念な創作態度—、名古屋の小酒井不木氏、
判った、国枝史郎は長編だらだらしててあんまり面白くない。だらだらしてるだけなら良いけど(良いのか??)、最後の大団円が雑なのがちょっと…
完結に至るまでのエピソードが(無駄と思える程)詰め込まれている割に、最終章のエピソードは結果のみしか書かれていないので、え、今まで読んできて最後こんな簡潔なの??と思ってしまう。モウ殆ど論文のまとめ的。なんだかなーである。
そしてそして、彼のエッセイに小酒井不木の事がやたら書かれているのは、両者ともに病気を患っていた事や愛知県民だったって事が関係してます。
不木は御器所に住んでいて、新舞子にある国枝家の正面に別荘を持っていたそうな。
年齢は国枝の方が上だけど、不木を父のように慕っておったそうな。だので不木が乱歩を見出し世話をしていたのを快く思っておらず、二人は仲が良くなかったみたい。
ああ、不木読みたくなった、蟹江(不木の生まれた地)行かなきゃ。

ベアトリクス・ポッター(大久保ゆう訳)/ごくあくうさぎのものがたり、わるねずふたりぐみのはなし、ねこぬこタムのはなし、パイとやきがたのはなし、きつねめさんのはなし、きたりすナトキンのはなし、おねずみおばさんのはなし、チギウィンクルおばさんのはなし、ジンジャー&ピクルスのはなし
きつねめさんの挿絵に「息子の嫁に折檻されるぴょんぴょんじいさん」「椅子を盾にして部屋の隅でびくびくするぴょんぴょんじいさん」というのがある。これめっちゃ好き^^^
(※なぜ折檻されてたかとゆうと、生まれたばかりの仔兎たちを誘拐されたから。じいさん耄碌したなってピーターラビットがゆってた)

室生犀星/お小姓児太郎
どうせいあいのえすえむだった。但し、そのての描写は殆どなく(態と深爪に切ったり刃物刺したりしてるが)、児太郎の残虐性に囚われてしまった弥吉の心理の動きが良いよ。うん、弥吉が一番嗜虐的かな。

トーマス・マン/幻滅(実吉捷郎訳)
現実世界に起こるすべての事象に「案外たいした事ないな」と幻滅してばかりの男の話。

野村胡堂/お珊文身調べ
おさんほりものしらべ、と読む。銭形平次シリーズ第七話。
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エグチマサヤ
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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