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『どすこい。』に出ていた南極夏彦が主役?のギャグ小説第二弾。
どすこい。ではしりあがり寿さんが漫画描いていたけど、今回は古屋兎丸さん。
美少女がイッパイ。メイドも出てる。
コラボ小説もあるので秋本治さんや赤塚不二夫大先生のイラストも載っている。
良く判らんけど豪華である。
あと、版元という垣根を超えて中野の古本屋の老人も出てきて
「世の中に不思議な事はありませんよ」
の決め台詞もゆっちゃう。集英社恐るべし。

関係ないけど、そろそろ絵を描かなきゃなァ…
最近ぜんぜん絵を描いてません駄目駄目。
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岡本綺堂の『半七捕物帳』に出てくる町や村・お寺等を『江戸名所図会』(綺堂が好んで見ていた江戸時代の絵巻物)の絵を中心に紹介したもの。
半七捕物帳が面白くてタイトルにつられて借りてきた。
捕物帳全69編のうち、半七が関わったものを時系列にして収録されている。
読み物というよりは絵を見て楽しむものですね、絵の精密さが凄い。
『半七捕物帳』面白いです。
あれ、なんか趣旨が変わった…

そういえば昨日、駐車場から出て行く車の後歩いてたらいきなりバックされて右半身殴打^^^人生初自動車ぶつけられ^^^
取り敢えずたいした事なかったんで良かったけど、先日の御神籤の結果

病気:重し

が脳裏をよぎった^^^
一ヶ月位ブログの更新がなかったらスバルタの安否の心配して下さい。
取り敢えず今は元気です^^^
Ⅰが見当たらなかったからⅡを借りた。
三津木・御子柴シリーズとノンシリーズのジュブナイル短編と金田一が出てくる懸賞付き短編2本。
三津木ってなんか聞いた事ある名前だなーと思ったら由利先生に出てくる三津木記者だった。しかも敏腕記者で探偵としても有名になっとる^^^いつのまに^^^
編集長兼作家をしていて多忙であった事と、ジュブナイル版である事(私の偏見??)の所為か展開に無理があったりする。オチとか詰め込み過ぎてたりアッサリ終わってたり。
懸賞付き金田一短編は凄く簡単なトリックです。正解率50%超えも頷けます。
それにしても…「渦巻く濃霧」は探偵が全然探偵してない^^^探偵を頼んだ女性の方がよっぽど探偵しているという矛盾^^^
あと、映画の撮影に見せかけて逃走する怪盗パタン多過ぎ^^^気に入り過ぎですよ横溝さん。

そろそろ論創ミステリシリーズは休憩して他の本を借りようかなー…
少年科学探偵塚原俊夫君の活躍を描いた短編集。
ジュブナイル版ってやつですね。
少年探偵って聞くと真っ先に江戸川乱歩の小林少年を思い出しますが、てゆうかそれ以外知らないというか、小林君は素直で可愛い感じだけど、この俊夫君はなんか可愛げがない。ワトソン役の大野さん(柔道三段)も「Pのおじさん」こと小田刑事も俊夫君の事が可愛いらしいけど、なっとくいかん。お父さんより叔父さん(おかねもち)の方が俊夫君に金銭的援助をしてるのもなっとくいかん。父親の威厳!
なんといいますか、大人に対する敬意が感じられんのが釈然としないのかなァ。
じゃあ自分が子供の頃、大人を尊敬していたのかって聞かれるとソウでもなかったなァ。
そうゆう年頃なんですかね、納得。
子供ってさ、ある時ふと大人の汚さとか諸々を感じ取って小馬鹿にしたがる時期があるんだよ、そうゆう事だよ。

本題!
少年少女向けではあるが、犯罪は殺人・誘拐・強盗、自殺か他殺か、などなかなか広範囲。
不木が衛生学や医学を修めていたので捜査に水銀石英灯(ブラックライト)を用いたり、暗号に元素記号を用いたりして、科学に興味を持たせる工夫がされている。
俊夫君、12歳の設定だけど6歳で三角形の内角の和が180度と等しい事を独学で知り、尋常2年生で中卒並の知識があったので尋常小学校をやめて独学での研究に没頭する事にしたってゆう超絶おこさま。
だので白骨死体の複顔も一人でやっちゃうんだぜ!
てゆうか複顔って肉の厚さの平均値とか様々な数字データが必要になるし、手作業なら結構時間かかるんだが…マァそこはフィクションというご都合主義でクリアさせている。
トリックやオチはマァ判り易いですよ、私も結構ミステリ読み慣れてますからね。
けど、不木で初めてミステリに触れたってゆう当時の少年少女はどきどきわくわくの書物だったのではなかろうか。
最後に、中絶作品が参考作品として掲載されている。
連載中に海外作品と酷似している事を読者から指摘され、次号に謝罪文を掲載したという。うーむ、結構真摯な対応。
その酷似しているという作品も収録されています。
論創社の探偵小説選シリーズ、なかなかやるな!

こさかい・ふぼく(1890-1929)
愛知県蟹江町生まれ。本名は光次。医学博士、随筆家、翻訳家、推理作家。別名・鳥井零水。
名古屋市にて闘病生活を送りながら、創作小説や翻訳小説、研究所を執筆。
・幽霊
ホラーではなくちゃーんと解決がある幽霊話。
しかし因縁めいている。

・紳士の行ゑ
生命保険ネタ。

・血の文字
ダイイングメッセージもの。
被害者は即死の筈なのに犯人の名前を書き残している…
真犯人は別にいるのか、または探偵を欺く為に犯人が態と自分の名前を書いたのか…
エラリーの『シャム双生児の謎』より約30年も前にこの命題を書いていたとは…
フランスの作家・ガボリオという人の翻案らしい。

・父知らず
自分の父親が生きているのか死んでいるかも知らされない哀れな主人公が乳母を殺し死刑になる筈が…
もの凄く短い話ながら一転二転する。るいこうは短編の方が面白いな。

・田舎医者
美人にぽー、となり過ぎてうっかり毒薬を彼女に渡してしまった医者。
件の医者→その妻→その下男 の手記による連作。

・女探偵
ちょう短い話。結婚した男に荷物を持ち逃げされた花嫁がとった手段とは。

・帽子の痕
堅い帽子をかぶっていた痕が額に残っているのに柔らかい帽子を持っている宝石商を怪しむ探偵の成功談。

・間違ひ
万引きを捕まえたところ、実はとんでもない間違いを犯していた事が判明…
これもどんでん返しあり。面白い。

・無実と無実
まさかの未完…!!
1700年代に実際にあった冤罪事件で死刑になった二人の人物の話らしい。

・秘密の手帳
危篤状態の兄から「秘密の手帳を処分してくれ」と頼まれた弟。その手帳には兄が犯した犯罪の事が書かれていた。
結局、誤解が解けて大団円、となる筈が兄思いの弟が間違って逮捕されたのを幸いに、弟に罪を着せて逃げおおせようとした兄は父にも婚約者にも浮気相手にも見放されてしまう。
この婚約者、家督を継ぐことになった弟の嫁になるんだけど…
こいつ絶対兄に金が入らんくなったから弟と結婚したんだ、だって兄と婚約する前に弟が彼女の事好きになって色々親切してやったのにその時は知らん顔してたんだからさー、ぜったいかねのあるほうとけっこんするきだったんだよ。
おんなってこわいなー、という話ですねこれは。
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エグチマサヤ
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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