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創作篇]
・恐怖の石塊:1952年発表。白嶺と神志山が共演。白嶺が探偵役、というかまた落下物探しに行く話。
・パチンコと沈丁花:1952年発表。沈丁花の香りがするポマードをつけたリーゼントイケメンがパチンコ屋で稼ぎまくる秘密とは。探偵役は神志山。
・汽車を招く少女:1952年発表。親と恋人を乗せた汽車を待ちわびて死んだ少女の幽霊が出る、と噂されて十年経った今、再び少女の幽霊が目撃され…なんだ、こいつら…迷惑ユーチューバーみたいなやつらだな…
・空間の断口:1952年発表。かまいたちをSF的に解釈した話。
・耳飾りの女:1953年発表。会社の寮で起きた密室殺人について。
・空坊主(そらぼうず)事件:1954年発表。飛行中に黒い影を見、墜落する事故が発生する。ドイルの短編みたいな話かと思いきや、ちゃんと論理的な原因があった。探偵役は白嶺。
・竜神吼えの怪:1955年発表。風と波の影響で竜神の鳴き声のような音がする洞窟で二件の墜死事件が発生した。密室状態で起き、かつ最初の事件は墜死した二人が互いに憎み合っていたため殺人の可能性もあるとの事で白嶺が探偵として呼ばれるが…
・ワルドシュタインの呪:1955年発表。直、ではない神志山が探偵役。自殺した男から二人の男に殺人予告の手紙が届き、その通りに一人が死んだ。残った一人も神志山の目の前で「ワルドシュタイン」を演奏中に死んでしまい…手紙、ちょっとヒント出し過ぎでは…?
・種馬という男:1955年発表。プロバビリティの犯罪。
・トッカピー:1956年発表。
・波:1956年発表。白嶺が探偵役として幽霊を科学的に説明する。
・電波公聴器:1957年発表。機械を使って民意を調査し政治に反映する時代の話。
・宇宙の警鐘:1958年発表。「鉛の小函」のアイゼンドルフ博士再び。原子力を軍事に利用する国家を滅ぼす為にア博士がとった方法とは…
・怪物「ユー・エム」:1958年発表。「耳飾りの女」と同じ名前の人物が登場(但し別人のようだ)。宇宙人に誘拐された探偵とその助手…
・ミステリアンまた来襲す!!:1958年発表。筆者が原作を書いた映画『地球防衛軍』の続編とのこと。十五歳の少年が地球を守る為博士であるパパたちと宇宙へ向かうよ。そんな子どもに地球の運命を託すような事せんで平和に暮らさせたげて…
・科学党:1958年発表。箱みたいな装置に入れた政治家の適正を数値化し、能力値に見合った役職に振り分けるという話。
・幽霊:1960年発表。幽霊の正体の話。
・ポシブル・ケース:1960年発表。空砲を撃ったはずが相手が死んでしまった謎。というか空砲でも人に銃口向けたらいかんだろ、その男やば過ぎるじゃろ。
・空とぶローラー:1961年発表。白嶺が宇宙行く話。

[評論・随筆篇]
「否」の困難さについて/探偵小説と政治屋/寸言/空中漫歩/探小趣味の正体/探偵小説の地位/意外性の分析/探小におけるセクショナリズムと立場の調整統一/天の邪鬼の独りごと
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エグチマサヤ
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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