誌上のユートピア

先週月曜に行ったけど美術館閉館日でぐぬぬ・・・となった展示会に4日行ってきました。
しかし入場直前に携帯が行方不明である事に気付き、すんごい上の空で見てしまった・・・勿体無さ過ぎ！ばか！
目当てはビアズリー。イエローブックずらり。すごいなー、こんな古い本が現存しているなんて！そんなん言ったら古事記とか魏志倭人伝はドウなんだっていう・・・もっと凄いね！！！
あとはサロメの挿絵。うーんほんとはサロメの挿絵を描くきっかけとなった「クライマックス」の元絵「お前に口付けたよ、ヨナカーン」が見たかった。他の絵も見たかったし、カラーのも見たかった！マァビアズリー展じゃないので多くは求めないでおこう・・・
他にもフランスやドイツのアーチストが参加していた雑誌や、それらに影響を受けた日本人アーチスト達の雑誌(明星とか光風とか)が展示してあり、それに参加していたアーチストの絵も置いてあった。
デッサンというか・・・落書き(ラフですよ)もマット加工された額に入れられて大層立派な雰囲気になっていました。すげーな落書きすら芸術的価値があるとされている。私のなんかすぐすてられるに(対抗心ベクトルが間違っている)
雑誌も8頁とか16頁のぺらっぺらのがよく保管されていたなぁ・・・違う方向に感心する。

小1時間(そぞろな気持ちで)見て周り、携帯も自宅待機していた事が判明したので心置きなく本屋でだらだら。
先日焼き鳥給料として千円札20枚貰ったのでふところによゆうがあるんだ・・・ビアズリー画集欲しいな・・・
で、見てたら「黒猫」という絵。ポーの『黒猫』の挿絵である。本文読んだら見事にネタバレされててイヤーーー！となった。
読みたかったのにがっかりだ。はぁ・・・
テンション下がったので画集は諦め。5千円だったし。ふん。
相田誠という人のサイン入り画集を立ち読み。おおお・・・切腹女子高生なんかクール！自殺未遂マシンシュール！裸婦に漫画絵、臍が鼻の穴。美味ちゃんシリーズちょっといい。性欲と食欲をミックスした系の。アンディ・ウォーホルでゆうところの「食べる」みたいなノリと思われる(アングラ映画。一人の男がきのこを食べるシーンが延々と続く)チルド美味ちゃん560円は安いな。
同じ人の『ミュータント花子』という戦争あり純愛あり宇宙ありのエロ漫画もパラ見。おもしょいけど1200円は出せないな・・・だって鉛筆画だもん。でもそれでも出版されるってすげーな！
あとは松野冬子さんだっけ、違った、松井冬子さんの画集見た。リアルに人体が朽ちてゆくところをえがいている人。人体構造をとても良く研究されていると思う。
人間って骨と肉で構成されただけのものだなーて改めて思うだよ、骨と肉に感情が伴って出来上がったものが人間なんだろうな。そういえば以前、人間の値段を計算する記事を読んだのだが、だいたい5万円だって。骨を鉛筆に換算してたんだっけなぁ。そう考えると身代金1千万とか懸けられる誘拐被害者って・・・金持ちの子ってだけですんごい付加価値つくんだな。

そういえば毎回ブログにおちがなくて申し訳ない。と思う。