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[創作篇]
・炎の犬:1958年発表。夏木蜻一名義。平家の落ち武者が住み着いたと言われる蘭(あららぎ)の里で野犬に襲われ死亡する事件が起き…
・火の鳥:1962年発表。「炎の犬」の焼き直しみたいなやつ。
・進化論の問題:1962年発表。おじさんがめちゃくちゃ厭な感じ。
・美容学の問題:1962年発表。太った中年女性達を痩せさせるサロンの話。
・生存の意思:1962年発表。肉食の男と草食の男。性格は正反対だが同じ村の出身で親友同士だった。同時期に結婚が決まり独身最後の登山に出掛けた二人だが、遭難してしまう…
・ロンリーマン:1962年発表。孤独な男を救おうとする女。二人は結婚するが女は失踪してしまい…
・青いなめくじ:1962年発表。なめくじ大量発生地獄。そんな中、夫に殺虫剤を飲ませて殺す事件が相次ぎ、自分も狙われているのではないかと疑う男の話。被害妄想が起こした悲劇。
・タコとカステラ:1962年発表。蛸ではなく凧。貰い物のカステラに毒が入っていて死者がでる話。外国人の博士が安楽椅子探偵。
・魚と幻想:1963年発表。病棟で看護師が殺害される。退屈しのぎに犯人を捕まえようとする史郎と探偵患者の話。
・坂:1963年発表。男の家に呼ばれた友人の一人が坂で殺害され、容疑者は足を怪我している男を除いた者たちだが、それぞれに動機があり…
・実験材料:1963年発表。ガキ大将と呼ばれるような乱暴な子どもたちが次々に失踪する…主人公にとっては救いのないオチ。
・素晴しき老年:1963年発表。いつまでも若々しくいられる老人ホームの話。ブラック。
・マドンナの微笑:1964年発表。盗まれた美術品を巡って起きた殺人。
・穴:1964年発表。密貿易に加担させられた中国人と遊女。
・罠:1964年発表。密貿易の罪で長崎を追放された男の話。
・幻想の系譜:1964年発表。進化論、なめくじと同じく思い込みが激しい男の話。
・チャンピオンのジンクス:1964年発表。思い込みが激しい男の話。試合に勝つためのゲン担ぎで生き物を殺すボクサー。
・海賊船:1964年発表。一度も事故やトラブルを起こした事がない船長が、最後の航海に札付きのワルを雇う話。

[評論・随筆篇]
受賞の感想/痩肥余話/推理小説のふるさと/わが推理小説観/はるかな連想
「はるかな連想」は、新羽と横溝正史の共通点を書いたエッセイ。

にわ・せいし(1929-1977)
長崎県生まれ。本名・荒木精一。別名・夏木蜻一。
同志社大学英米文学部を病気の為中退。のちに放送作家となる。
1958年『宝石』の短編懸賞に投じた夏木名義の「炎の犬」が最終候補に残り同誌に掲載されデビュー。62年新羽名義の「進化論の問題」「火の鳥」が第3回「宝石賞」の候補となり「進化論の問題」が1席入選した。
『宝石』が64年に終刊してからは他の雑誌に発表していたが71年「日本西教記」で筆を断つ。75年『幻影城』に「卑弥呼の裔」を発表し活動を再開。77年、初の長編『鯨のあとに鯱がくる』を上梓。
1977年急逝。
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エグチマサヤ
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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