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[創作篇]
・紅鱒館の惨劇:1949年発表。探偵秋水魚太郎初登場作品。友人の熊座警部もいる。何かよく判らん理由で殺される人かわいそう。というかビシャビシャの謎タオルと一緒に置かれたグラスで酒なんか飲むなよぉ…怪しすぎるだろ…
・盲目(めくら)が来りて笛を吹く:1949年発表。めちゃくちゃ、読点が、多くて、読み難い、作品。タイトルは横溝のパロディかと思ったら、木下杢太郎という人の詩の一節らしい。横溝はそのもじり。
・うるつぷ草の秘密:1949年発表。雪山で妻を失った男が翌年同じ山に行くと聞いて「事故じゃなくて殺人だよ」って言い出す秋水の巻。相手を油断させられると言って真木のり子を助手に連れて行くけど別にアシストしてないし油断もされてる訳ではない。単に女子率上げたかっただけでは…???
・ミデアンの井戸の七人の娘:1949年発表。「うるつぷ草の秘密」に登場した真木のり子が巻き込まれた「ユダの娘事件」。ある日謎の老婆に連れて行かれて知らんおっさんから「今日から私が父親だ」と言われ血の儀式で人殺しの罪を着せかけられたり目の前で人が殺されたりする話。なんだこれ。そもそも老婆の正体さぁ…である。きさまのようなババアがいるか案件である。こんな役回りの女を何故助手にしたのか秋水よ。
・廻廊を歩く女:1949年発表。戦後の北京が舞台。秋水は北京にも登場する。幽霊話が絡むので狄判事っぽい印象。犯罪の背景というか、成り行きも中国的、と言い切るには中国のことを知らないので日本的ではない感じ、と言いますか…。ところで、リューマ(劉媽)というのは人名じゃなくて女中とか、そうゆう意味なのかしら。
・夜毎に父と逢ふ女:1949年発表。登場時の人物描写で犯人が判ってしまう…
・加里岬の踊子:1950年発表。長編。加里岬の漁具小屋で起きた殺人事件。何か良く判らんけど最後めっちゃハッピィエンドに思った。


おかむら・ゆうすけ(1913-1994)
東京都生まれ。本名・吉太郎(きちたろう)。
早稲田大学理工学部卒業後、技師として就職。
1949年『宝石』探偵小説募集に「紅鱒館の惨劇」を投じてデビュー。50年「加里岬の踊子」を『宝石』百万円懸賞に応募し最終候補となる。
62年の「樹上の海女」を最後に筆が途絶える。94年死去。
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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