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再読しました。

本陣殺人事件:金田一登場シーン、岡山おたく旅の記憶が蘇る~^^

車井戸はなぜ軋る:読んだ記憶が無かったので再読だけど初見のよーに読んだ。
これ、本位田という名の犬神家の一族や…

黒猫亭事件:読んだ事ないやつだから欲しいなーと思ってた話。何だここにいたのか…という事でこれも記憶になかった作品。私の記憶力帰ってきて…
再読してびびった、これ、すごいメタミスじゃないか…

+++++

ところで、今日は誕生日なので外食してきた。



星乃のパンケーキ初めて食べたで…満足した。
それにしても、ここの紅茶はポットで出るし、ミルクは温められたのが出てくるしでポイント高いよ、オリジナルブレンドティー450円でこれなら大満足だよね。
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編集委員は乱歩を筆頭に、平野謙、荒正人、中島河太郎(解説も)、松本清張。
大体納得のチョイスと思う。城、啓助、水谷は未読だけど…

・谷譲次/上海された男…既読

・小酒井不木/恋愛曲線…既読

・平林初之輔/予審調書…既読

・山本禾太郎/窓…既読

・渡辺温/可哀そうな姉…既読

・城昌幸/ジャマイカ氏の実験
    /艶隠者

・夢野久作/瓶詰の地獄…既読

・渡辺啓助/偽眼のマドンナ…当時人気だった俳優が書いた小説、として世に出た啓助の処女作。俳優がベンチで本を読んでいると、画家だという男がやってきてパリで出会った義眼の娼婦の話をはじめた…成程、どことなく実弟・温の作品に似た感じがないわけでもない…気のせいかも知れないけど。
     /決闘記…これはこの頃流行ってた手法じゃないかな、乱歩も横溝も不木もこんな感じの書いてたぞ。…でも…こうゆう話、嫌いじゃないんだよねうふふ。

・葛山二郎/赤いペンキを買った女

・海野十三/振動魔…既読
それにしても十三はほんと、もっとタイトル捻った方が絶対良い。

・水谷隼/司馬家崩壊
    /ある決闘

・蒼井雄/船富家の惨劇…これが読みたくて借りました。白波荘という旅館で起きた殺人事件。被害者は船富夫妻、妻は六畳の部屋で頚動脈を切られ朱に染まっていた。夫は大量の血痕を残し、その血痕は庭から崖へと続いていて、死体は見付からなかった。容疑者として検挙されたのは娘と結婚の約束をしたものの、普段の素行や酒癖の悪さが原因で破談になった滝沢恒雄。彼の無実を証明するべく依頼された探偵の南波喜市郎は、容疑者の友人で船富家の婿候補の須佐英春と共に調査に乗り出すのであった。
――と。先に読んだ遺作『灰色の花粉』と事件の核となるテーマはほぼ同じだけど、手紙や調書の部分が漢文で読み難いし、大自然の描写は凄く良いけどやっぱくどくて読み飛ばしてしまうところもちらちらある。しかしこんなガチガチの本格ものを20代の時に書いたと思うと凄いの一言。時刻表トリックの嚆矢的な作品なんじゃなかったっけ。それにしても探偵の師匠が出てきた時は「えー!?」と思った。『蒼井雄探偵小説選』に出ていたとはいえ、モウそんな過去の事覚えてないしだし…

・大阪圭吉/三狂人…既読
・青空文庫

野村胡堂/銭形平次捕物控 107梅吉殺し、108がらツ八手柄話、109二人浜路、110十万両の行方、111火遁の術、112狐の嫁入、114遺書の罪、115二階の娘、116女の足跡、117雪の夜、118吹矢の紅

酒井嘉七/静かな歩み

岡本綺堂/世界怪談名作集 11聖餐祭(アナトール・フランス)、17幽霊の移転(フランシス・リチャード・ストックトン)、平家蟹、火に追われて、ゆず湯、停車場の少女――「近代異妖編」

江戸川乱歩/白昼夢、幽霊、赤い部屋、一人二役

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・コンプリート・シャーロック・ホームズ

シャーロック・ホームズの事件簿/ライオンのたてがみ:これ読んだ事ないやつ!ワトソンと別れ、ロンドンを離れたホームズが書いた事件記録。
白面の兵士:読んだ事ないやつ。ホームズが書いた事件記録。これはハッピィエンドだね、結構好き。
三破風館:読んだ事ないやつ。女に甘いオチは好きじゃないんだ…
毎度だいたい同じ作家しか読んでないけど…なかなか新規開拓出来ない。

谷崎潤一郎/幇間
判っちゃいるけど、ほんとこの人の男主人公って手に負えないドエムばかり。


野村胡堂/銭形平次捕物控 101お秀の父、102金蔵の行方、103巨盗還る、104活き仏、105刑場の花嫁、106懐ろ鏡、180罠、181頬の疵、182尼が紅、183盗まれた十手
平次も大分埋まってきたなー。マァ、まだまだ先は長いけど。105話は、以前出ていた御用聞きが出ていたのでその話も再読(066玉の輿の呪)

恩地孝四郎/人生・文章習練の書

江戸川乱歩/ふしぎな人、算盤が恋を語る話

坂口安吾/「復員殺人事件」について
いやな予感がしてあとがきっぽいのから読んだら「中断ごめん^^」のお知らせだった。更に調べたら未完だったので『復員殺人事件』は読まない…
1913年から14年にかけて発表された、若作りした老人のようでもあり、老いて見える中年のようにも見えるモリス・クロウを探偵としたの短編集。
この探偵は事件の起きた場所で眠り、夢の中で事件を追体験する事で解決するという、サイコメトリー探偵の嚆矢なのである。
普通だったら胡乱な自称探偵が事件に関わるまでに紆余曲折ある筈なのに、絶世の美女である娘・イシスを登場させて現場の男達を虜にして強引に事件に関わらせている(親父を追い払うと美女も帰ってしまうし、親父を小馬鹿にすると美女が嘲笑の眼で見てくる)ところがすごい。
彼女のお陰で探偵は残留思念が薄れない内に捜査(寝るだけだが)し、よって物語が短編という枠に収まっているわけで、それは変人探偵を主役とした短編を創作するための発明なんじゃないかと思います(前例があるかもだが、不勉強なので思い付かない)。
100年前のサイコメトリー探偵なんて、オカルトやホラーなオチで片付けられちゃう話かと思っていたけど、訳が新しいからか古臭い感じは無く、事件の解決も現実的で超常現象でしたよって作品は最後の一篇を除いて無い。
以下、収録作品と簡単なあらすじ。

ギリシャの間の悲劇:博物館の「ギリシャの間」で起きた密室殺人。
アヌビスの陶片:遺跡から盗み出した陶片を巡る怪奇現象。
十字軍の斧:斧でぶち殺された評判の悪い男。凶器の斧は一人で持ち上げるのも困難なものだが…
象牙の彫像:アトリエから女性像が盗まれる事件が起きる。しかし彫刻家が眼を離したのはほんの30秒程だった…
ブルー・ラージャ:宝石紛失事件。
囁くポプラ:死亡事件が何件も起きている屋敷とは知らずに休暇の為にやってきた家族。ある日、誰もいない庭から名前を呼ぶ声が聞こえ…
ト短調の和音:アトリエで絞殺された画家。モリス・クロウが現場で視たのは、今までに聞いたことのない音楽だった。
頭のないミイラ:ミイラの首が切り落とされる事件が起きる。モリス・クロウの店にあるミイラも被害に遭い…
グレンジ館の呪い:幽霊が出ると言われているグレンジ館で起きる怪奇現象。クロウは主人にすぐさま引っ越すよう助言する。
イシスのヴェール:エジプト学者が解読したパルピスの古文書。クロウ他二人を証人に、古文書に書かれた儀式を忠実に再現する…


事件が起きる前にけっこうがっつり伏線はられた作品もあるので、怪奇現象の正体を見破るのは難しくない…と思う。正しくトリックを暴くまではいかなくとも、何となく判る…囁くポプラは特に。
それでも面白く読めました。なんか初期のXファイルみたいな感じ(人体発火事件とかやってた頃のイメージ)。
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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