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再読。見えない男以外全く覚えてない!
本編とは関係ないけど、巻末にある既刊紹介頁にあった江戸川乱歩編『世界短編傑作選』全5巻にノックスの「密室の行者」が入っていたのでぜひとも欲しい。
あと読む気なかったけど亜愛一郎シリーズ全3巻も読みたくなった。
巻末おそろしや・・・
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ミステリ作家と一級建築士の密室に関する対談。
ミステリとしての密室の定義と建築家から見た密室の定義が判る面白い一冊。
本格的にミステリにはまってもう10年が経過しますが未だに読んでいない古典や知らなかったミステリ用語があって勉強になります。
例えば「内出血密室」。
加害者に危害を加えられた後、部屋に逃げ込み施錠したところで被害者が力尽きて完成するパターンの密室の事。そうゆうミステリ読んでたけどこんな専門用語があったとはー!
密室検定があったら多分3級あたりで出題されてる、私落第だ!ショック!
やはりちゃんと密室講義位押さえとかないと駄目だなぁ。
密室講義といえばカーの『三つの棺』を教本に書かれた部分があって、フェル博士(探偵役のとても太った人)に「なぜ密室講義なんてするのか」と作中人物が問うたところ、「だって我々はミステリの作中人物だろ」と開き直っちゃうという。もうこの頃からメタ・ミステリは存在したのかという衝撃。(※メタ・ミステリ:作中人物が自分が創作上の存在である事を知り、紙の外には読者という存在が居る事を知っているタイプのミステリ。犯人は読者のあなただ!とか凶器は何ページのト書きにあった長音の記号だったとか何でもアリ系のもの)
私はそんなに密室がとても好きだ!というタイプではないが、やっぱこうゆうの読んじゃうと密室もの読みたくなるなぁ・・・
という事で手に入れたい作品

・チェスタトン短編「見えない男」
・天城一『密室作法』『天城一の密室犯罪学教程』
・安井俊夫『犯行現場の作り方』
・ロナルド・ノックス短編「密室の行者」

カーの『三つの棺』は難しいようなのでパスした。
そして見えない男は犯人知っているのでなんでだっけーと思ったら持ってた。『ブラウン神父の童心』に収録されていた。持ってないのは「犬のお告げ」収録の短編集だった。
私には本に対するもの凄い偏食があって、まず人の死なない本は読む気ない・猟奇的なのだと尚良し・文学とか哲学とか恋愛小説なんて何が面白いの?・カタカナ多いのは眠くなる、とかなんかそうゆう好みの偏りがある。
そんな世界の片隅のその角っこで読書してるような私のストライクゾーンに入り込んでくる本がそれこそ一生かかっても読みきれない程あると改めて思ったのである。
もいっちょ。
横溝作品であんまり評価が高くない作品。なんと獄門島と同時期に連載していた作品。すっげ。

・びっくり箱殺人事件
軽妙な文章。さくさく読み進める事が出来る。
ただ、登場人物が芝居人ばかりであるからか、ともすればちゃちい文章に見えがちになる。
だけど本格推理なのが凄い、殺人が起きてるのに全然シリアスじゃないから暴力的な表現が嫌いという人も読めるのではなかろうか。
等々力警部さんが出ているけどこの人は金田一シリーズでお馴染みの等々力さんと同一人物のようなそうでないようなお茶目な警部である。だいぶ抜けてるし。勤務中に酒飲んじゃ駄目じゃろが。
ボエンとかタハハとか馴染みのない擬音語がまた面白い。モギャーでボエンなんだよ、凄いよね。
で、この作品乱歩とか高木彬光とかが出演して芝居したそうな。すっげ!この時代って今考えると凄すぎる、半端じゃない凄さだよ、推理小説家が役者しちゃうんだよ・・・?すげくね?見たかった。映像どっかに埋もれておらんかや。

・蜃気楼島の情熱
これはどっかで読んだ事あるぞ・・・?トランプ台の首か十三番目の貸しボートに収録されてたんじゃないかなぁ。殺される人は覚えていたけど犯人すっかり忘れてる。
志賀さんは不幸な人だ。ぶわっ!
こっちは金田一読んでるって感じ。金田一出てるからね。
蜃気楼島というのは、志賀さんが建てた日本風とも中国風とも区別できない竜宮城のような建物が建つ小島である。実際にあった島がモチーフになってるんじゃなかろうかと解説では書かれていたけど、以前読んだ乱歩のパノラマ島奇談を思い出す。ユートピアなんだよ、花火と一緒に死体が打ち上げられてその破片が美女がくんずほぐれず入り浸ってる温泉に降り注ぐのである。それをただボンヤリと眺める主人公。
本作品はそうゆう話ではないけれど。
あー・・・乱歩集手放すんじゃなかったかな・・・
おりんばあさんとすれ違ったところでようやくこのドラマ見た事あると気付いた!おそい!
金田一耕助という探偵は実に間が悪い男である。
里子ちゃんいいこ過ぎる・・・!ぶわっ!
最後のオチ、まさかの純愛小説だったとは!びびります。
さて5日の予習は出来た事だし、どうゆうふうにドラマに組み立てられてるのか楽しみだなぁ、楽しみだなぁ。
とかゆってるまにもう正月休み終わっちゃう!あああなんもしてない!主に課題!ぴえ!

+++

090103-01.jpg
朝ごはん
090103-02.jpg
昼ごはん

着々と増量中。
だけとやせたいとかゆうのは政治家のマニフェストなみに実行されんので言わない!
内容忘れてる!と思ったので再読したらなかみちゃんと覚えていた、知っていた。
読む前にドラマで見てたらおかんと妹にネタバレされた話だった。
内容覚えてたと書いたがこの話に早苗さんが出ていた事はすっかり忘れておった。月雪花のインパクトが強すぎるんだ・・・
これは誰が一番の悪者かって、戦争だと思うよ、戦争が、全てを狂わせたんだって話だよね多分。
別にお小夜さんは悪くないだよ、ちょっといかれてたけど。月雪花もお志保さんも悪い人じゃない、みんな戦争で麻痺した結果なんだ。鵜飼君はただの可哀想な人である。
そういえば千万太が一箇所「千方」になってて誰だ!と思った。
この話悪魔の手毬唄だと思ってた、見立てだからかなー。
そもそも悪魔の手毬唄を読んでいなかった。
来月いながき金田一ドラマで悪魔の手毬唄やるんだよー要チェク!!
こひなたさんの横溝正史がとてもはまり役だと思う。眼の感じが似てると思うんだ・・・

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サイト更新しました、今年描いたものは今年中に整理しておきたいとは思うけどどうなるかは判りません。
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エグチマサヤ
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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