虎っぽいおっさんが子供達をかどわかす話。
二十面相は今回何を盗む気だー、と思っていたので肩透かしされたような気分。
まぁ6冊目だしフェイントかけられるのも悪くない。綾辻だって4作目でフェイントかけてたじゃないか。
虎っぽいおっさんの人食い虎のトリック雑!そ、そんな!あんまりだと思った・・・いいか、子供向けだしこんくらい奇抜で滑稽な事をだいの大人が大真面目にやっていても・・・
そして初めて(吸血鬼読んでいないし少年探偵団シリーズも3冊とばしているので)明智妻・文代さんを見た!挿絵びっじーーーん!!そのうえ婦人探偵なんだよカッコイイ!
今回の挿絵の明智先生を見ると、昔ドラマで明智を演じていた陣内さんに似てる感じがする。暗黒星が好きでした(マァ他に黒蜥蜴しか見てないんだけど。内容覚えてないんだけど)
もしかして陣内さん意識して描いたんかしらん、10年前に出版された本だし。深読み??思い込みです。
そしてやっぱり小林少年は将来有望そうな顔である。ちょっと良く描き過ぎなんじゃね?
二十面相は今回何を盗む気だー、と思っていたので肩透かしされたような気分。
まぁ6冊目だしフェイントかけられるのも悪くない。綾辻だって4作目でフェイントかけてたじゃないか。
虎っぽいおっさんの人食い虎のトリック雑!そ、そんな!あんまりだと思った・・・いいか、子供向けだしこんくらい奇抜で滑稽な事をだいの大人が大真面目にやっていても・・・
そして初めて(吸血鬼読んでいないし少年探偵団シリーズも3冊とばしているので)明智妻・文代さんを見た!挿絵びっじーーーん!!そのうえ婦人探偵なんだよカッコイイ!
今回の挿絵の明智先生を見ると、昔ドラマで明智を演じていた陣内さんに似てる感じがする。暗黒星が好きでした(マァ他に黒蜥蜴しか見てないんだけど。内容覚えてないんだけど)
もしかして陣内さん意識して描いたんかしらん、10年前に出版された本だし。深読み??思い込みです。
そしてやっぱり小林少年は将来有望そうな顔である。ちょっと良く描き過ぎなんじゃね?
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私が初めてミステリを読んだのは多分9歳か10歳位だったと思う。
その頃はそんなに推理小説にはまりはしなかったので、少年少女向けのホームズを一通り読んだだけだった。乱歩は挿絵が恐くて読めなかったし。他に少年少女向けの本格推理小説は無かったように思う。
今はドウだ。コナン・ドイルに江戸川乱歩は当たり前だが、新本格ミステリの先駆者である綾辻行人を筆頭に有栖川有栖も森博嗣も、本格ミステリではずしちゃいけない島田荘司だって少年少女向けに書き下ろしちゃってるぞ。今のこどもは恵まれている・・・!
その羨ましさを胸に、ミステリーランドから出版された「館シリーズ」第8作目であるびっくり館の殺人をようやっと購入。
前作の『暗黒館の殺人』を思い起こさせる人名が!『迷路館の殺人』が!
『人形館の殺人』を思い起こさせる雰囲気。
館シリーズとあるけれど、物語全体を覆うのは「囁きシリーズ」の空気感なのである。
子供の頃の忌まわしい記憶・・・
この世のものではないような、美しい子供・・・
受け継がれる、「悪意」あるいは「無垢」・・・
それは11年前に初めて綾辻行人作品を読んだ時の感覚、11年前の夏、夢中で読んでしまった『暗闇の囁き』と同じ感覚に囚われてしまった。
この本には綾辻行人の全てが凝縮されている!と私は思う。
11年前に初めてミステリって面白いんだなと思った事や、初めてきたのじゅんこという幻想的で美しい絵を描くイラストレータの存在を知った事を思い出しました。綾辻行人は今の私の原点なのです。
あれから11年経って、夢を諦めてみたりやっぱり夢に縋ってみたり専門行ってみたりビアズリーを知ったり色彩センスのなさにがくーとなったり色々してたけど、きっと根本は初めて綾辻行人を読んだ時と変わっていないのではないかと思います。というかそうありたい。
で!扉みてなんか祖父江慎ぽいなーと思って奥付みたらやっぱり祖父江さんだった!本文のルビは明朝だったけど!
そいで今さっき気付いたけど挿絵の2色刷りは壁のびっくり箱の蓋の色だったのか!気付くの遅!
その頃はそんなに推理小説にはまりはしなかったので、少年少女向けのホームズを一通り読んだだけだった。乱歩は挿絵が恐くて読めなかったし。他に少年少女向けの本格推理小説は無かったように思う。
今はドウだ。コナン・ドイルに江戸川乱歩は当たり前だが、新本格ミステリの先駆者である綾辻行人を筆頭に有栖川有栖も森博嗣も、本格ミステリではずしちゃいけない島田荘司だって少年少女向けに書き下ろしちゃってるぞ。今のこどもは恵まれている・・・!
その羨ましさを胸に、ミステリーランドから出版された「館シリーズ」第8作目であるびっくり館の殺人をようやっと購入。
前作の『暗黒館の殺人』を思い起こさせる人名が!『迷路館の殺人』が!
『人形館の殺人』を思い起こさせる雰囲気。
館シリーズとあるけれど、物語全体を覆うのは「囁きシリーズ」の空気感なのである。
子供の頃の忌まわしい記憶・・・
この世のものではないような、美しい子供・・・
受け継がれる、「悪意」あるいは「無垢」・・・
それは11年前に初めて綾辻行人作品を読んだ時の感覚、11年前の夏、夢中で読んでしまった『暗闇の囁き』と同じ感覚に囚われてしまった。
この本には綾辻行人の全てが凝縮されている!と私は思う。
11年前に初めてミステリって面白いんだなと思った事や、初めてきたのじゅんこという幻想的で美しい絵を描くイラストレータの存在を知った事を思い出しました。綾辻行人は今の私の原点なのです。
あれから11年経って、夢を諦めてみたりやっぱり夢に縋ってみたり専門行ってみたりビアズリーを知ったり色彩センスのなさにがくーとなったり色々してたけど、きっと根本は初めて綾辻行人を読んだ時と変わっていないのではないかと思います。というかそうありたい。
で!扉みてなんか祖父江慎ぽいなーと思って奥付みたらやっぱり祖父江さんだった!本文のルビは明朝だったけど!
そいで今さっき気付いたけど挿絵の2色刷りは壁のびっくり箱の蓋の色だったのか!気付くの遅!
大学の頃、一瞬民俗学に興味を持ってしまったが最後、すっかり浅くはまって時折民俗学の本が読みたくなる衝動。
生涯のうちに一度は読んどくべきだと思って買いました遠野物語。
おもしろいな民俗学。当時は学問として認められていなくて、道楽者扱いされていただろうに凄いなー学問の道ってほんと奥深いだよ!
昔の風習は理不尽だったり心温まるようなものだったり人間のあらゆる側面を反映しているように思います。
お姉ちゃんが薩摩芋の固い部分を食べて妹にやらかい部分だけをあげていたのに妹はお姉ちゃんが食べてる部分が一番おいしいところなんだろうと思い込んで殺しちゃうとか。
お前を残して死ぬのは心残りだからお前も死ねと死んだ父親や夫が娘や妻を取り殺すとか。
年頃の娘が山男にかどわかされて嫁にされるとか。
いろんな言い伝えがあって面白い。
昔のひとは魑魅魍魎とかかみさまとか狐狢の獣に至るまで、いろんなものと共存していたんだなぁ。禁忌を犯せば祟られ呪い殺されると信じていた時代があったんだよ・・・!
現在は非科学的だと切り捨ててしまった分野だけど、この信心深さが現代っこの心に少しでも残っていたのなら神仏像を盗んだりとかしないよのなかなんかなーと思ってみたり・・・
しかし改行がほっとんどなくて読むの時間かかった・・・!
生涯のうちに一度は読んどくべきだと思って買いました遠野物語。
おもしろいな民俗学。当時は学問として認められていなくて、道楽者扱いされていただろうに凄いなー学問の道ってほんと奥深いだよ!
昔の風習は理不尽だったり心温まるようなものだったり人間のあらゆる側面を反映しているように思います。
お姉ちゃんが薩摩芋の固い部分を食べて妹にやらかい部分だけをあげていたのに妹はお姉ちゃんが食べてる部分が一番おいしいところなんだろうと思い込んで殺しちゃうとか。
お前を残して死ぬのは心残りだからお前も死ねと死んだ父親や夫が娘や妻を取り殺すとか。
年頃の娘が山男にかどわかされて嫁にされるとか。
いろんな言い伝えがあって面白い。
昔のひとは魑魅魍魎とかかみさまとか狐狢の獣に至るまで、いろんなものと共存していたんだなぁ。禁忌を犯せば祟られ呪い殺されると信じていた時代があったんだよ・・・!
現在は非科学的だと切り捨ててしまった分野だけど、この信心深さが現代っこの心に少しでも残っていたのなら神仏像を盗んだりとかしないよのなかなんかなーと思ってみたり・・・
しかし改行がほっとんどなくて読むの時間かかった・・・!
京極編集長おすすめ角川文庫に高木彬光の本があったので衝動買いしたもの。
横溝正史みたく大江戸捕り物帖てきな話かと思ったら墨野隴人シリーズの三作目だった。神津恭介シリーズと能面殺人事件と黒白の囮しか読んだ事なかったので初墨野。
四谷怪談を現代(昭和54年)ものにアレンジした脚本を頼まれた脚本家のもとに夜な夜なお岩を名乗る女から手を引けという電話がかかってくる。しかも手をひかなければ取り殺すとの脅し付き。
怪談話からスタートし本格推理になり最後に再び怪談になる、というストーリィ展開。
カーの『火刑裁判』のオマージュらしい。ところでオマージュってなに。
こゆ小説を本格、変格ならぬ破格探偵小説とゆうんだって!初めて聞いたぞな。
話の内容は、占いを強く信じていた作者ならでは、という感じです。語り手が女性なので占い好きな空気が頻繁に出てきても自然な感じだった。
ただ、この女性やたらと丁寧語を使う。読んでてなんか疲れた・・・
横溝正史みたく大江戸捕り物帖てきな話かと思ったら墨野隴人シリーズの三作目だった。神津恭介シリーズと能面殺人事件と黒白の囮しか読んだ事なかったので初墨野。
四谷怪談を現代(昭和54年)ものにアレンジした脚本を頼まれた脚本家のもとに夜な夜なお岩を名乗る女から手を引けという電話がかかってくる。しかも手をひかなければ取り殺すとの脅し付き。
怪談話からスタートし本格推理になり最後に再び怪談になる、というストーリィ展開。
カーの『火刑裁判』のオマージュらしい。ところでオマージュってなに。
こゆ小説を本格、変格ならぬ破格探偵小説とゆうんだって!初めて聞いたぞな。
話の内容は、占いを強く信じていた作者ならでは、という感じです。語り手が女性なので占い好きな空気が頻繁に出てきても自然な感じだった。
ただ、この女性やたらと丁寧語を使う。読んでてなんか疲れた・・・