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1919年ドイツのモノクロサイレントムーヴィ。
見世物小屋に出掛けたフランシスと友人アラン。
アランはカリガリ博士が操る眠り男・ツェザーレに「お前は明日の朝日を見る前に死ぬだろう」と予言されてしまう。その夜、アランは何者かによって殺害される。
フランシスはカリガリ博士に疑いを抱き、カリガリ博士を訪ねるが、容疑者が捕ったという知らせを受けカリガリ博士宅を去る。そして残された博士は不気味な笑みを浮かべるのだった。

カリガリ博士は大学の頃、ドイツ語の授業の一環で見たのが最初。で、歪んだ世界と狂気の表現に圧倒された。圧倒され過ぎて今の私の絵の世界観の根源はコレです。ギャラリ内の「Cali-Gari」は完全にこの映画を基に描きました。うろ覚えだったけど。
途中睡眠学習してしまったのでドウしても最初から最後まで確り見たくて2、3ヶ月前にDVD購入。
本当は字幕もドイツ語のものが欲しかったのだけれども、英語版しか売ってないので断念。
ドイツ語版は字幕もカリガリ博士の狂気の世界を増幅させるような手書き文字ですっごく良かった。英語版は普通のフォント使ってて全然面白くない。
改めて全体を通して見ると、私が寝てたのは終わりがけの10分位のような・・・??殆どちゃんと見てたじゃないか。
この作品は当時の政治や独裁者をカリガリ博士に見立てて痛烈に批判している内容だったのだけれども、流石にそんなストレートに社会を非難したらやばいだろ、という事で最後のあのオチをつけたらしい。
確かそんな話を聞いた気がする。
カリガリ博士を初めて見た頃、丁度夢野久作作品を読み漁っていた頃で、うわ、これまるきりドグラ・マグラじゃないか!て思った記憶(ドグラ・マグラ読む為に夢野久作読みまくってたの、久作ワールド慣れしといた方が良いって聞いたので)
狂気の中に生きる人々の、現実と妄想の狭間の世界がここにある。
でも 私が信じる現実が 狂気の産物でないって 誰が言いきれるの
そういう気分にさせる作品です。年内に見れてヨカッタヨカッタ。
あーやっぱりカリガリ博士だいすき!原点!


明日から実家で年越す予定です、雪降るのかな、寒いのやだな・・・
それでは、良いお年をーーー!
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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