都の大理寺丞(だいりじじょう:中央裁判所長官)に就いた狄判事。疫病が蔓延し、朝廷が避難した為、京師留守(けいしりゅうしゅ)を拝命して三週間。死者は増え続け食糧も不足し、いつ暴動が起きてもおかしくない中、都の三旧家の一つである梅亮(メイ リアン)が事故死した。都では三旧家が滅びると予言した不気味な流行り歌が広がる中、もう一人の旧家・易(イー)が惨殺された…
→1965年発表。新型コロナウイルス感染症が広がる時期に読んだので妙な親近感というか、今も昔も疫病は怖いなという気持ちで読んだ。当時の中国で本当に流行していたのは天然痘であるが、ヒューリックの読者であるヨーロッパ圏ではあまり認知度がなかったので、ペストの流行という事になっているらしい。
巻末には江戸川乱歩と中国研究家のお二人、そしてヒューリック本人との鼎談が掲載されていてお得感満載。
しかし私の推しはモウ出てこない哀しみ…
→1965年発表。新型コロナウイルス感染症が広がる時期に読んだので妙な親近感というか、今も昔も疫病は怖いなという気持ちで読んだ。当時の中国で本当に流行していたのは天然痘であるが、ヒューリックの読者であるヨーロッパ圏ではあまり認知度がなかったので、ペストの流行という事になっているらしい。
巻末には江戸川乱歩と中国研究家のお二人、そしてヒューリック本人との鼎談が掲載されていてお得感満載。
しかし私の推しはモウ出てこない哀しみ…
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