この人の作品も面白い!
ただ、酒井さんは短編を中心に書かれており、また、疎開先の岡山で病死されているので作品数が少なく、一冊の本にまとめられないという事で出版が見合わせられていたらしい。
しかし酒井さんのご遺族の協力もあり、創作探偵小説と評論・随筆、遺稿をまとめて出版する事が出来たのだそう。
良かった、出版されてよかった!!
戦前・戦後の文学を研究されている方々は、戦争の所為で作品が焼失したり、戦死して作品がわずかしかなかったりするけど、すんばらしい作家さんがいたのよって事を後世に伝える立派な仕事です。頭が下がります。
という事を念頭に入れながら作品を読んでいる訳で。
これからもこの論創ミステリ叢書シリーズを読み続けるぜ。
本文の感想。
短編ばかりなのでタイトル毎の感想は省略。
アルファベットの羅列があったので
「すわ、暗号か、スパイ小説か」
と思ったけどスパイはいなかった。ところで「すわ大惨事」とかの「すわ」って何だろう。
タイプされた文字のインク量から誰がタイプしたものかを探る探偵法や、かの有名な「Third Degree(第三の探偵法、相手を精神的に追い詰め自白させるとゆう尋問方法らしい)」の亜種(?)、第13探偵法なるもので秘密を暴く話とか、ポーの暗号についての研究を紹介しつつ暗号を解く話とか。
あとあれだ、骨相学からこの人は犯罪者型の人相してるから犯人。的なストーリィもあり、「クレッチマーの分類」のビデオを思い出しつつ読んでたら真逆のメタ展開でびびった。
飛行機を使ったものあり、江戸の香りが残る長唄ものあり、私はこうゆう作品好きです。
というか酒井さんは「沙里子」て名前が好きだったのかな、飛行機ネタに二度出てますが。単に元ネタと推敲後のネタなのかしらん。
はあ、新しい作家さん読むのも良いけど、やっぱ古い作家さん読む方が今は楽しいです。
さかい・かしち(1905-1946)
兵庫県神戸市生まれ。本名は嘉七郎。
パルモア英学院卒業後、神戸の貿易会社に勤務。
1934年「亜米利加発第一信」が『新青年』の懸賞に入選しデビュー。
ただ、酒井さんは短編を中心に書かれており、また、疎開先の岡山で病死されているので作品数が少なく、一冊の本にまとめられないという事で出版が見合わせられていたらしい。
しかし酒井さんのご遺族の協力もあり、創作探偵小説と評論・随筆、遺稿をまとめて出版する事が出来たのだそう。
良かった、出版されてよかった!!
戦前・戦後の文学を研究されている方々は、戦争の所為で作品が焼失したり、戦死して作品がわずかしかなかったりするけど、すんばらしい作家さんがいたのよって事を後世に伝える立派な仕事です。頭が下がります。
という事を念頭に入れながら作品を読んでいる訳で。
これからもこの論創ミステリ叢書シリーズを読み続けるぜ。
本文の感想。
短編ばかりなのでタイトル毎の感想は省略。
アルファベットの羅列があったので
「すわ、暗号か、スパイ小説か」
と思ったけどスパイはいなかった。ところで「すわ大惨事」とかの「すわ」って何だろう。
タイプされた文字のインク量から誰がタイプしたものかを探る探偵法や、かの有名な「Third Degree(第三の探偵法、相手を精神的に追い詰め自白させるとゆう尋問方法らしい)」の亜種(?)、第13探偵法なるもので秘密を暴く話とか、ポーの暗号についての研究を紹介しつつ暗号を解く話とか。
あとあれだ、骨相学からこの人は犯罪者型の人相してるから犯人。的なストーリィもあり、「クレッチマーの分類」のビデオを思い出しつつ読んでたら真逆のメタ展開でびびった。
飛行機を使ったものあり、江戸の香りが残る長唄ものあり、私はこうゆう作品好きです。
というか酒井さんは「沙里子」て名前が好きだったのかな、飛行機ネタに二度出てますが。単に元ネタと推敲後のネタなのかしらん。
はあ、新しい作家さん読むのも良いけど、やっぱ古い作家さん読む方が今は楽しいです。
さかい・かしち(1905-1946)
兵庫県神戸市生まれ。本名は嘉七郎。
パルモア英学院卒業後、神戸の貿易会社に勤務。
1934年「亜米利加発第一信」が『新青年』の懸賞に入選しデビュー。
8月18日土曜日、クロゼットからの雨漏りを発見し、管理会社に電話したという話の後日談ですっつーか本日色々終わったまとめです。
電話して翌々日の20日月曜、作業員二名が家に来て内部点検。
結果、排気口(クロゼットの外側に設置されている)のシリコンコーティングが雨によってはがれているのが確認され、後日工事業者に修理してもらうとの事。
21日、雨漏り=手抜き工事じゃないの?という事で何か補償的な対応を検討してくれと連絡。上司と相談して折り返すとの事。その後連絡なし。
30日あたりに、隣家の屋根からの雨のはねもあり、他の部屋より換気口のコーティングが剥がれ易い事が判明。足場を組んで外側から工事したのち、工事完了の写真を送付するという連絡があり、写真を待つ日々。
しかし一向連絡がないので、本日9月6日木曜管理会社に連絡。
聞いたら8月23日木曜に工事は終了しており、工事業者から連絡ありませんでしたか?とばっくれられる。
そーいや上司に補償的な話したのかと聞くと、具体的にドウゆう補償を考えてんの?と聞かれたので
1. 雨漏りの心配のない部屋へ移動
2. 雨漏りの可能性有りの物件という事を承知の上で住み続ける。
そんかわり難あり物件だから家賃安くしてよ
と伝えたら上司と相談して折り返しますと切られた。
数分後、自然災害だからそうゆう補償は出来ん。つーか建物が劣化するのは仕方ない事だし、工事費請求してないんだからいいじゃん。みたいな事を言われた。
他の部屋は雨漏りしてないんでしょ、つーかたった3年で劣化ってありえんくね??再コーティングしたからって、隣家の雨はねがなくなった訳じゃないからまた雨漏りする可能性あるって事デショ?家賃払ってる以上雨漏りとか心配しなくて良い生活を保障してもらわんと困る。
と、消費者として至極もっともな事ゆった訳ですよ、私の言い分間違ってますじゃろか。
そいでも自然災害ですから。とか、4月にも雨漏りあったらしいけどそんとき連絡せんかったやろ?今回初めて連絡したんじゃろ、ちゃんとタダで直したったじゃろ。とか、直接品物が被害受けてたんなら弁償しますけどォ、今回なかったんですよねー?(私が警戒してクロゼットの中身出してたから)前回の時(6月末にも雨漏りがあった)は鞄が被害にあったそうですけどォ、処分したあとじゃなんともなりませんよねー。
みたいな事言われた。口調はこんなじゃなかったけど、私の心にはこんな感じに聞こえた。
というかちょっと待て。
工事の連絡が30日にあったのにその前の23日に完了してるってどうゆう事??
着信履歴みたら22日にも連絡あったけど、30日の電話で本日工事しますみたいな話してたジャン!
色々不満とか不信感とかが尋常じゃなく積もったので、
契約切れる来年10月を目処に引っ越す方向に決めました。
モウ二度と生和コーポレーション関係の物件には住まん!!!
という訳でいい部屋探します。
電話して翌々日の20日月曜、作業員二名が家に来て内部点検。
結果、排気口(クロゼットの外側に設置されている)のシリコンコーティングが雨によってはがれているのが確認され、後日工事業者に修理してもらうとの事。
21日、雨漏り=手抜き工事じゃないの?という事で何か補償的な対応を検討してくれと連絡。上司と相談して折り返すとの事。その後連絡なし。
30日あたりに、隣家の屋根からの雨のはねもあり、他の部屋より換気口のコーティングが剥がれ易い事が判明。足場を組んで外側から工事したのち、工事完了の写真を送付するという連絡があり、写真を待つ日々。
しかし一向連絡がないので、本日9月6日木曜管理会社に連絡。
聞いたら8月23日木曜に工事は終了しており、工事業者から連絡ありませんでしたか?とばっくれられる。
そーいや上司に補償的な話したのかと聞くと、具体的にドウゆう補償を考えてんの?と聞かれたので
1. 雨漏りの心配のない部屋へ移動
2. 雨漏りの可能性有りの物件という事を承知の上で住み続ける。
そんかわり難あり物件だから家賃安くしてよ
と伝えたら上司と相談して折り返しますと切られた。
数分後、自然災害だからそうゆう補償は出来ん。つーか建物が劣化するのは仕方ない事だし、工事費請求してないんだからいいじゃん。みたいな事を言われた。
他の部屋は雨漏りしてないんでしょ、つーかたった3年で劣化ってありえんくね??再コーティングしたからって、隣家の雨はねがなくなった訳じゃないからまた雨漏りする可能性あるって事デショ?家賃払ってる以上雨漏りとか心配しなくて良い生活を保障してもらわんと困る。
と、消費者として至極もっともな事ゆった訳ですよ、私の言い分間違ってますじゃろか。
そいでも自然災害ですから。とか、4月にも雨漏りあったらしいけどそんとき連絡せんかったやろ?今回初めて連絡したんじゃろ、ちゃんとタダで直したったじゃろ。とか、直接品物が被害受けてたんなら弁償しますけどォ、今回なかったんですよねー?(私が警戒してクロゼットの中身出してたから)前回の時(6月末にも雨漏りがあった)は鞄が被害にあったそうですけどォ、処分したあとじゃなんともなりませんよねー。
みたいな事言われた。口調はこんなじゃなかったけど、私の心にはこんな感じに聞こえた。
というかちょっと待て。
工事の連絡が30日にあったのにその前の23日に完了してるってどうゆう事??
着信履歴みたら22日にも連絡あったけど、30日の電話で本日工事しますみたいな話してたジャン!
色々不満とか不信感とかが尋常じゃなく積もったので、
契約切れる来年10月を目処に引っ越す方向に決めました。
モウ二度と生和コーポレーション関係の物件には住まん!!!
という訳でいい部屋探します。
何を借りたか、何を読んだかすぐに忘れるので覚え書き、読了本はリンク貼付け。
論創ミステリ叢書
01 平林初之輔探偵小説選Ⅰ
02 平林初之輔探偵小説選Ⅱ
03 甲賀三郎探偵小説選
04 松本泰探偵小説選Ⅰ
05 松本泰探偵小説選Ⅱ
06 浜尾四郎探偵小説選
07 松本恵子探偵小説選
08 小酒井不木探偵小説選
09 久山秀子探偵小説選Ⅰ
10 久山秀子探偵小説選Ⅱ
11 橋本五郎探偵小説選Ⅰ
12 橋本五郎探偵小説選Ⅱ
13 徳冨蘆花探偵小説選
14 山本禾太郎探偵小説選Ⅰ
15 山本禾太郎探偵小説選Ⅱ
16 久山秀子探偵小説選Ⅲ
17 久山秀子探偵小説選Ⅳ
18 黒岩涙香探偵小説選Ⅰ
19 黒岩涙香探偵小説選Ⅱ
20 中村美与子探偵小説選
21 大庭武年探偵小説選Ⅰ
22 大庭武年探偵小説選Ⅱ
23 西尾正探偵小説選Ⅰ
24 西尾正探偵小説選Ⅱ
25 戸田巽探偵小説選Ⅰ
26 戸田巽探偵小説選Ⅱ
27 山下利三郎探偵小説選Ⅰ
28 山下利三郎探偵小説選Ⅱ
29 林不忘探偵小説選
30 牧逸馬探偵小説選
31 風間光枝探偵日記
32 延原謙探偵小説選
33 森下雨村探偵小説選
34 酒井嘉七探偵小説選
35 横溝正史探偵小説選Ⅰ
36 横溝正史探偵小説選Ⅱ
37 横溝正史探偵小説選Ⅲ
38 宮野村子探偵小説選Ⅰ
39 宮野村子探偵小説選Ⅱ
40 三遊亭円朝探偵小説選
41 角田喜久雄探偵小説選
42 瀬下耽探偵小説選
43 高木彬光探偵小説選
44 狩久探偵小説選
45 大阪圭吉探偵小説選
46 木々高太郎探偵小説選
47 水谷準探偵小説選
48 宮原龍雄探偵小説選
49 大倉燁子探偵小説選
50 戦前探偵小説四人集
別巻 怪盗対名探偵 初期翻案集
51 守友恒探偵小説選
52 大下宇陀児探偵小説選Ⅰ
53 大下宇陀児探偵小説選Ⅱ
54 蒼井雄探偵小説選
55 妹尾アキ夫探偵小説選
56 正木不如丘探偵小説選Ⅰ
57 正木不如丘探偵小説選Ⅱ
58 葛山二郎探偵小説選
59 蘭郁二郎探偵小説選Ⅰ
60 蘭郁二郎探偵小説選Ⅱ
61 岡村雄輔探偵小説選Ⅰ
62 岡村雄輔探偵小説選Ⅱ
63 菊池幽芳探偵小説選
64 水上幻一郎探偵小説選
65 吉野賛十探偵小説選
66 北洋探偵小説選
67 光石介太郎探偵小説選
68 坪田宏探偵小説選
69 丘美丈二郎探偵小説選Ⅰ
70 丘美丈二郎探偵小説選Ⅱ
71 新羽精之探偵小説選Ⅰ
72 新羽精之探偵小説選Ⅱ
73 本田諸生探偵小説選Ⅰ
74 本田諸生探偵小説選Ⅱ
75 桜田十九郎探偵小説選
76 金来成探偵小説選
77 岡田鯱彦探偵小説選Ⅰ
78 岡田鯱彦探偵小説選Ⅱ
79 北町一郎探偵小説選Ⅰ
80 北町一郎探偵小説選Ⅱ
81 藤村正太探偵小説選Ⅰ
82 藤村正太探偵小説選Ⅱ
83 千葉淳平探偵小説選
84 千代有三探偵小説選Ⅰ
85 千代有三探偵小説選Ⅱ
86 藤雪夫探偵小説選Ⅰ
87 藤雪夫探偵小説選Ⅱ
88 竹村直伸探偵小説選Ⅰ
89 竹村直伸探偵小説選Ⅱ
90 藤井礼子探偵小説選
91 梅原北明探偵小説選
92 赤沼三郎探偵小説選
93 香住春吾探偵小説選Ⅰ
94 香住春吾探偵小説選Ⅱ
95 飛鳥高探偵小説選Ⅰ
96 飛鳥高探偵小説選Ⅱ
97 大河内常平探偵小説選Ⅰ
98 大河内常平探偵小説選Ⅱ
99 横溝正史探偵小説選Ⅳ
100 横溝正史探偵小説選Ⅴ
101 保篠龍緒探偵小説選Ⅰ
102 保篠龍緒探偵小説選Ⅱ
103 甲賀三郎探偵小説選Ⅱ
104 甲賀三郎探偵小説選Ⅲ
105 飛鳥高探偵小説選Ⅲ
106 鮎川哲也探偵小説選
107 松本泰探偵小説選Ⅲ
108 岩田賛探偵小説選
109 小酒井不木探偵小説選Ⅱ
110 森下雨村探偵小説選Ⅱ
111 森下雨村探偵小説選Ⅲ
112 加納一朗探偵小説選
113 藤原宰太郎探偵小説選
114 飛鳥高探偵小説選Ⅳ
115 川野京輔探偵小説選Ⅰ
116 川野京輔探偵小説選Ⅱ
117 鮎川哲也探偵小説選Ⅱ
118 鮎川哲也探偵小説選Ⅲ
119 渡辺啓助探偵小説選Ⅰ
120 渡辺啓助探偵小説選Ⅱ
121 延原謙探偵小説選Ⅱ
122 飛鳥高探偵小説選Ⅴ
123 甲賀三郎探偵小説選Ⅳ
124 佐左木俊郎探偵小説選Ⅰ
125 佐左木俊郎探偵小説選Ⅱ
論創ミステリ叢書
01 平林初之輔探偵小説選Ⅰ
02 平林初之輔探偵小説選Ⅱ
03 甲賀三郎探偵小説選
04 松本泰探偵小説選Ⅰ
05 松本泰探偵小説選Ⅱ
06 浜尾四郎探偵小説選
07 松本恵子探偵小説選
08 小酒井不木探偵小説選
09 久山秀子探偵小説選Ⅰ
10 久山秀子探偵小説選Ⅱ
11 橋本五郎探偵小説選Ⅰ
12 橋本五郎探偵小説選Ⅱ
13 徳冨蘆花探偵小説選
14 山本禾太郎探偵小説選Ⅰ
15 山本禾太郎探偵小説選Ⅱ
16 久山秀子探偵小説選Ⅲ
17 久山秀子探偵小説選Ⅳ
18 黒岩涙香探偵小説選Ⅰ
19 黒岩涙香探偵小説選Ⅱ
20 中村美与子探偵小説選
21 大庭武年探偵小説選Ⅰ
22 大庭武年探偵小説選Ⅱ
23 西尾正探偵小説選Ⅰ
24 西尾正探偵小説選Ⅱ
25 戸田巽探偵小説選Ⅰ
26 戸田巽探偵小説選Ⅱ
27 山下利三郎探偵小説選Ⅰ
28 山下利三郎探偵小説選Ⅱ
29 林不忘探偵小説選
30 牧逸馬探偵小説選
31 風間光枝探偵日記
32 延原謙探偵小説選
33 森下雨村探偵小説選
34 酒井嘉七探偵小説選
35 横溝正史探偵小説選Ⅰ
36 横溝正史探偵小説選Ⅱ
37 横溝正史探偵小説選Ⅲ
38 宮野村子探偵小説選Ⅰ
39 宮野村子探偵小説選Ⅱ
40 三遊亭円朝探偵小説選
41 角田喜久雄探偵小説選
42 瀬下耽探偵小説選
43 高木彬光探偵小説選
44 狩久探偵小説選
45 大阪圭吉探偵小説選
46 木々高太郎探偵小説選
47 水谷準探偵小説選
48 宮原龍雄探偵小説選
49 大倉燁子探偵小説選
50 戦前探偵小説四人集
別巻 怪盗対名探偵 初期翻案集
51 守友恒探偵小説選
52 大下宇陀児探偵小説選Ⅰ
53 大下宇陀児探偵小説選Ⅱ
54 蒼井雄探偵小説選
55 妹尾アキ夫探偵小説選
56 正木不如丘探偵小説選Ⅰ
57 正木不如丘探偵小説選Ⅱ
58 葛山二郎探偵小説選
59 蘭郁二郎探偵小説選Ⅰ
60 蘭郁二郎探偵小説選Ⅱ
61 岡村雄輔探偵小説選Ⅰ
62 岡村雄輔探偵小説選Ⅱ
63 菊池幽芳探偵小説選
64 水上幻一郎探偵小説選
65 吉野賛十探偵小説選
66 北洋探偵小説選
67 光石介太郎探偵小説選
68 坪田宏探偵小説選
69 丘美丈二郎探偵小説選Ⅰ
70 丘美丈二郎探偵小説選Ⅱ
71 新羽精之探偵小説選Ⅰ
72 新羽精之探偵小説選Ⅱ
73 本田諸生探偵小説選Ⅰ
74 本田諸生探偵小説選Ⅱ
75 桜田十九郎探偵小説選
76 金来成探偵小説選
77 岡田鯱彦探偵小説選Ⅰ
78 岡田鯱彦探偵小説選Ⅱ
79 北町一郎探偵小説選Ⅰ
80 北町一郎探偵小説選Ⅱ
81 藤村正太探偵小説選Ⅰ
82 藤村正太探偵小説選Ⅱ
83 千葉淳平探偵小説選
84 千代有三探偵小説選Ⅰ
85 千代有三探偵小説選Ⅱ
86 藤雪夫探偵小説選Ⅰ
87 藤雪夫探偵小説選Ⅱ
88 竹村直伸探偵小説選Ⅰ
89 竹村直伸探偵小説選Ⅱ
90 藤井礼子探偵小説選
91 梅原北明探偵小説選
92 赤沼三郎探偵小説選
93 香住春吾探偵小説選Ⅰ
94 香住春吾探偵小説選Ⅱ
95 飛鳥高探偵小説選Ⅰ
96 飛鳥高探偵小説選Ⅱ
97 大河内常平探偵小説選Ⅰ
98 大河内常平探偵小説選Ⅱ
99 横溝正史探偵小説選Ⅳ
100 横溝正史探偵小説選Ⅴ
101 保篠龍緒探偵小説選Ⅰ
102 保篠龍緒探偵小説選Ⅱ
103 甲賀三郎探偵小説選Ⅱ
104 甲賀三郎探偵小説選Ⅲ
105 飛鳥高探偵小説選Ⅲ
106 鮎川哲也探偵小説選
107 松本泰探偵小説選Ⅲ
108 岩田賛探偵小説選
109 小酒井不木探偵小説選Ⅱ
110 森下雨村探偵小説選Ⅱ
111 森下雨村探偵小説選Ⅲ
112 加納一朗探偵小説選
113 藤原宰太郎探偵小説選
114 飛鳥高探偵小説選Ⅳ
115 川野京輔探偵小説選Ⅰ
116 川野京輔探偵小説選Ⅱ
117 鮎川哲也探偵小説選Ⅱ
118 鮎川哲也探偵小説選Ⅲ
119 渡辺啓助探偵小説選Ⅰ
120 渡辺啓助探偵小説選Ⅱ
121 延原謙探偵小説選Ⅱ
122 飛鳥高探偵小説選Ⅴ
123 甲賀三郎探偵小説選Ⅳ
124 佐左木俊郎探偵小説選Ⅰ
125 佐左木俊郎探偵小説選Ⅱ
女性探偵「風間光枝」を主人公とした三人の作家による短編小説。
風間光枝は日本の探偵小説における「女性探偵」第一号といわれているんだって。
・離魂の妻(りこんのつま)/木々高太郎
・什器破壊業事件(ものをこわすのがしょうばいじけん)/海野十三
・危女保護同盟(きじょほごどうめい)/大下宇陀児
・赤はぎ指紋の秘密(あかはぎしもんのひみつ)/木々高太郎
・盗聴犬(とうちょうけん)/海野十三
・慎重令嬢(しんちょうれいじょう)/大下宇陀児
・金冠文字(きんかんもじ)/木々高太郎
・痣のある女(あざのあるおんな)/海野十三
・虹と薔薇(にじとばら)/大下宇陀児
こんなかんじ。
大下さんは初めて読みました。
木々>大下>海野 という感じでしょうか、面白かった順。
木々さんは甲賀さんと論争(※)しただけあって事件よりもロマンスに傾倒しているかなぁ。殺人事件を扱っているのは木々さんの「赤はぎ~」のみ。
大下さんは甲賀さんの推薦でデビューした割りに、ロマンス色が強いです。
海野さんはごぞんじ帆村探偵が出張ってます、鼻につく位出張ってます。
「女性探偵を主役に」した割に、大して探偵してません。特に海野さんのは。
風間光枝探偵以外には、海野さんの「風間三千子探偵シリーズ」と「蜂矢風子探偵シリーズ」が収録されています。
風間三千代はスパイ系とユーモア系(最後は敵国へスパイに行き戦死するような描写)、蜂矢風子は帆村探偵の替わりに関西弁の南洞先生が登場。
どちらも海野さんの女性観なのかなぁ、依頼人に同情しすぎて先入観に囚われ過ぎたまま事件を調査しているかんじがする。もっと他人を疑えよ探偵!
これらは書かれた時代背景も大いに関係しているけど、女性が男性より目立つのはけしからん、女は仕事なんぞせずさっさと結婚して日本国の為にこどもをもりもり産みなさいってゆう、戦中思想や性差別があるものだから、規制やなんかを鑑みるとこの位の事件しか扱えなかった、のかも知れない。
実際、当時のほんものの女性探偵も浮気調査とか身元調査とか、そうゆう他人の秘密を根掘り葉掘り聞き出す野次馬精神の旺盛な女性向けの仕事とみなされていたみたい。
マァ、実際に殺人事件とかの捜査するような探偵は現代社会にもいなかろうて。
昔の小説は当時の情勢とか思想とか垣間見れて面白いけど、やっぱり女性軽視した空気感のある作品は良い気分じゃないね。
※推理小説において重要とする点を、木々は文学的、甲賀はトリックにおくべきだとして主張しあったという有名な話。
私はトリック重視派だけど、『皇帝のかぎ煙草入れ』みたいなおちも好きだよ。
というか甲賀さんの短編ちょっとよんだけど、別段良いトリック書いてるとはおm(略)
ミステリがごろごろしている今の観点で見れば、というだけで、当時読んでいたらすげーと思っていたかも知らんです。
風間光枝は日本の探偵小説における「女性探偵」第一号といわれているんだって。
・離魂の妻(りこんのつま)/木々高太郎
・什器破壊業事件(ものをこわすのがしょうばいじけん)/海野十三
・危女保護同盟(きじょほごどうめい)/大下宇陀児
・赤はぎ指紋の秘密(あかはぎしもんのひみつ)/木々高太郎
・盗聴犬(とうちょうけん)/海野十三
・慎重令嬢(しんちょうれいじょう)/大下宇陀児
・金冠文字(きんかんもじ)/木々高太郎
・痣のある女(あざのあるおんな)/海野十三
・虹と薔薇(にじとばら)/大下宇陀児
こんなかんじ。
大下さんは初めて読みました。
木々>大下>海野 という感じでしょうか、面白かった順。
木々さんは甲賀さんと論争(※)しただけあって事件よりもロマンスに傾倒しているかなぁ。殺人事件を扱っているのは木々さんの「赤はぎ~」のみ。
大下さんは甲賀さんの推薦でデビューした割りに、ロマンス色が強いです。
海野さんはごぞんじ帆村探偵が出張ってます、鼻につく位出張ってます。
「女性探偵を主役に」した割に、大して探偵してません。特に海野さんのは。
風間光枝探偵以外には、海野さんの「風間三千子探偵シリーズ」と「蜂矢風子探偵シリーズ」が収録されています。
風間三千代はスパイ系とユーモア系(最後は敵国へスパイに行き戦死するような描写)、蜂矢風子は帆村探偵の替わりに関西弁の南洞先生が登場。
どちらも海野さんの女性観なのかなぁ、依頼人に同情しすぎて先入観に囚われ過ぎたまま事件を調査しているかんじがする。もっと他人を疑えよ探偵!
これらは書かれた時代背景も大いに関係しているけど、女性が男性より目立つのはけしからん、女は仕事なんぞせずさっさと結婚して日本国の為にこどもをもりもり産みなさいってゆう、戦中思想や性差別があるものだから、規制やなんかを鑑みるとこの位の事件しか扱えなかった、のかも知れない。
実際、当時のほんものの女性探偵も浮気調査とか身元調査とか、そうゆう他人の秘密を根掘り葉掘り聞き出す野次馬精神の旺盛な女性向けの仕事とみなされていたみたい。
マァ、実際に殺人事件とかの捜査するような探偵は現代社会にもいなかろうて。
昔の小説は当時の情勢とか思想とか垣間見れて面白いけど、やっぱり女性軽視した空気感のある作品は良い気分じゃないね。
※推理小説において重要とする点を、木々は文学的、甲賀はトリックにおくべきだとして主張しあったという有名な話。
私はトリック重視派だけど、『皇帝のかぎ煙草入れ』みたいなおちも好きだよ。
というか甲賀さんの短編ちょっとよんだけど、別段良いトリック書いてるとはおm(略)
ミステリがごろごろしている今の観点で見れば、というだけで、当時読んでいたらすげーと思っていたかも知らんです。