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事務所の暑気払いや忘年会の店選びは、ここんとこ私がやっているのですが、この時期になると予約がなかなか取れんです。
クーポン使おうと思うと12月になってからの方が良いのかな…??
かといって、来週にすると更に予約取れんくなるだろうしなァ。
うーむ。

もう今年もひとつきちょっとかァ。
来月の出費を考えると憂鬱になるけど、久し振りに友達と会える事を思えば…ッ
年末年始のバイトを入れれば良いだけだのよね、休みなく働けば良いのよ。
30にもなってバイトバイトゆってる場合じゃない事は判っているが。
はぁ、早く安定した収入が得られるようになりたい。
来年の目標は ちゃんと絵を描く です!です!

という訳で、昨日人体解剖図を借りてきた!骨格とか筋肉とか勘で描くのはやめようと思ってね。
良い資料選んでいたら、だんだん気分悪くなってしまったが。
…いつのまに、わたし、こんなに軟弱になっちまったんだろう…
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1866年、フランスで発表された世界初の長編推理小説。
貴族階級のスキャンダルが事件の核になっているので当時おおはやりしたらしい、いつの時代もゆうめいじんの醜聞は市民のだいこうぶつって訳です。
この作品で一躍売れっ子作家となったガボリオは7年間で長編・短編・戯曲など20編程執筆。この忙しさが原因だったのか、41歳で急逝。

『ルルージュ事件』が日本で最初に紹介されたのは明治21年(1888年。あッ、切り裂きジャックの年ジャン!)黒岩涙香によって翻訳(フランス語が得意ではなかった為、英訳からの翻訳)というか翻案された『人耶鬼耶(ひとかおにか)』。
昭和になってからも何人かが何度も翻訳したものが発行されていたが、いづれも翻案だったり抄訳だったりで、この本が初めての完訳、との事である。

ルルージュ未亡人の死体が発見されてから五日間の話なのだが、これがものすっごく長い!20章もある。
事件発覚から犯人逮捕までは短いのに、登場人物の生い立ちとか心情とか、とにかくすっごい書いてあるの。そらもう退屈に感じる位に!
今でも愛している女性の恋人が容疑者だと知り、職業的冷静さを失う予審判事の苦しみだとか、伯爵が自分本位な理屈で正妻と愛人の子供をすり替えを正当化したり…
人物の背景の書き込みはすごいけど、「推理」小説というよりは「探偵」小説という感じ。
地道な捜査や偶然によって真相が判明してゆくので、読者が頭を働かせて探偵より先に犯人を指摘するのは難しい、と思う。勘で「こいつかな」というのは判るけど。
しかしタバレ老探偵が犯人の目星がついてからは猛スピードです。
一気に本物の証拠とか目撃者とか見つかります、犯人も危険を察知し行動を開始します。
しかしルコック(この作品以降のシリーズの探偵役)が元犯罪者だったとはなー。
当時、警察の下で働く密偵みたいなのがいて、元犯罪者が警察のスパイとして生活してたの。犯罪者からみれば情報を警察に渡す裏切り者ですね。
だので警察に関わっている=後ろぐらい過去を持つ として軽蔑されやすかったんですかね、タバレは自分が探偵している事を必死で隠していたし。
でも、警察の協力者って良い隠れ蓑ですよね、フリッツ・ハールマン然り。
現在基準の推理小説としてはドウかなとは思いますが、近代フランス小説として充分楽しめました。

ガボリオは本国において忘れられた作家であったらしいが、近年再評価がなされておるそうです。
これを機に日本でも完訳本が増えるとよいなぁ。『ルコック大探偵』読みたい。
1841年に発表された、世界初の推理小説といわれる「モルグ街の殺人」の作者、エドガー・アラン・ポー。彼の最期は謎に包まれていた。
という史実を元に、大胆にもポーが事件に巻き込まれ毒殺された、という脚本の映画です。
16日までしかやらんとゆうので慌てて観に行ってきました。
ポー最大のヒット作「大鴉」をモチーフに、鴉がちょいちょい出てて良いなと思いました。
あと、ポーがアルコールやなんかの悪癖に溺れているのは両親の不在に対する慰め(アランは引き取り先の家の名前。)とか、妻が結核で死んだ事を語らせて、ポーがどんな人物だったのかを入れている所も良かったと思う。
ストーリィ的には色々気になる所があったので、諸々は以下に隠すとして、ひとつ言っておきたい。

警視正めっちゃ格好良い…!!

当時の探偵小説に居勝ちな「思い込んだら一直線、自白するまで拷問するのも厭わんぜ!」タイプの刑事ではなく、物事を冷静に見る事が出来る、そこそこ賢い刑事さんってのが良かった。

よどり と読む。
ルヴェルは19世紀フランスの短編作家。本職は医師。
医者として、様々な患者と関わった経験を元に書かれたのが、このコント(=短編)。
当時は「フランスのポー」と評判だったが、50歳で死去。現在は忘れられた作家となる。
で、ルヴェルをいち早く日本に紹介したのが田中早苗。
旧漢字や旧仮名を修正してあるのも多少あると思うけど、今読んでも全然古い感じはしないです、訳が大変上手いと思います。翻訳にありがちな日本語の不自然さがない(クイーンとかと比べてみれ!歴然です)
恐怖あり、悲壮感あり、情味あり…
夢野久作や小酒井不木、乱歩が好んだ作家だったのも頷ける!という感じです。
以下、あらすじだの感想だの、長くなったので畳んでおきます。

巻末には田中早苗、小酒井不木、甲賀三郎、江戸川乱歩、夢野久作のルヴェル、または田中早苗についての話が収録されています。
なかなか読み応えのある作品集でした。
て、これ書いている間に日付が変わってしまった。
高校美術部仲間で、ディズニー好きな友人がお土産渡したいから集合しよう!
と、二ヶ月程前から予定立ててたこなもんパーティに行ってきました。りきゅうだよ。

その前に、ふらふらと栄を彷徨い、買い物したお店で「ハーブの日です」とラベンダー渡されてジュンク堂でそろそろ後巷説二巻が出ている気がしたので探してきました。
マイナー出版社だからどこに収納されているのか全然わからん…
歴史漫画のカテゴリにおりました。二巻出てましたやったあ。
それと岡本綺堂の半七親分が、発表順ではなく年代順に編集されたものを見つけてしまったので(というか日本ミステリコーナー危険過ぎる、なんであんなに品揃え良いの)、いつか半七親分を本棚に収めたいと思っていたのもあって一巻のみ購入。文庫出てそうになかったからハードカヴァだよ。

ちょっとわちゃわちゃしたけど三人合流してりきゅう。すんごく行列出来てた。店内は高校生でイッパイだった。打ち上げだったのかな?
店員さんにスーパーもんじゃ焼き技術を披露して貰いました。
あれ絶対半年に一回、地獄の研修があるに違いない、慣れて慢心になった頃に試験があるだに、きっと。
ディズニーでのおもしろ出来事を聞いたり、結婚式ときの写真貰ったり、友達の悲しい話聞いたり私の悲しい話聞いて貰ったりしました。
その後りきゅうではちょっと憚られるディープな話をする為、サイゼへ移動。
再来年の大河の主役の話、というより官兵衛ではなく半兵衛(竹中重治)の話を聞いたり、熱田神宮の話とか、明治神宮の話とか聞きました。
明治の話が出たところで無理矢理ミステリ話捻じ込んでやりました。ミステリっつうか探偵小説の話がしたくて仕方無い。
あとはポーの映画話が出たからそこでも一方的におたく話しといたんだった。

今度は12月に出掛ける約束をして解散。お疲れ様でした。

はぁ、大河で半七捕物帖やらんかなぁ、69話で足りんのなら岡本綺堂奇譚とでも銘打って半七とか三浦老人の話とか、百物語とかやれば良いジャン!
綺堂のはキャラに際立った設定がないから映像化難しいらしいけど、そこをなんとか!!!
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エグチマサヤ
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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