という訳でルピシアのお茶の祭典 イン 吹上ホール 行ってきた!
しかし吹上ホール遠いよ。
たらたら駅から歩いていたら、後ろから来る男性二人組みが
「ハンディークーラーが欲しい」
「時間厳守?(水出し紅茶の茶葉抽出時間の事のようだ)」
という会話が聞こえてきてにこにこした^^^
周りみぃーーーんな紅茶・日本茶・烏龍茶好きばかりなのだよ、テンションが上がる上がる。
今年は、100円毎に1ポイントもらえて、集めたポイントによって粗品がもらえる仕組みになっていた。
とはいえ、去年は「夏はミルクティ特集してないジャン、私はミルクティとチャイが欲しい訳であって云々」と駄々こねて行かんかったので、今年からそうゆうシステムになったのかドウかは知らんが。
今時期は、ダージリンがシーズンらしく、色んな種類のダージリン(50gで2,000円超が並んでいた)を試飲。
うーん、私はやっぱアールグレイが一番好きだな!
以前試飲して美味しかった「ブレックファスト・アールグレイ」「ネプチューン」を購入。
あとは会場限定のチョコレートフレーヴァの烏龍茶とか、桜アンドベリーとか、チャイセットとか、スコーンとかサクランボのジャムとか諸々。
で、こいちじかんで60ポイント貯めました^^^
…合計6,190円…買い過ぎた反省…
しかし会場内って恐ろしい魔法でもかかってるんかしら、散財を散財と認識出来んのだよねー不思議!
で、次回(来年だね)は今回購入を見送った「いちごみるく(緑茶)」とノンカフェインの「ピーチメルバ」を買う!
秋開催だったらマロン系とショコラ系も買うし、ミルクティ向き茶葉シーズンだのでアッサムも買う!
いかんまだ散財を散財と認識出来ない魔法にかかってる^^^
しかし吹上ホール遠いよ。
たらたら駅から歩いていたら、後ろから来る男性二人組みが
「ハンディークーラーが欲しい」
「時間厳守?(水出し紅茶の茶葉抽出時間の事のようだ)」
という会話が聞こえてきてにこにこした^^^
周りみぃーーーんな紅茶・日本茶・烏龍茶好きばかりなのだよ、テンションが上がる上がる。
今年は、100円毎に1ポイントもらえて、集めたポイントによって粗品がもらえる仕組みになっていた。
とはいえ、去年は「夏はミルクティ特集してないジャン、私はミルクティとチャイが欲しい訳であって云々」と駄々こねて行かんかったので、今年からそうゆうシステムになったのかドウかは知らんが。
今時期は、ダージリンがシーズンらしく、色んな種類のダージリン(50gで2,000円超が並んでいた)を試飲。
うーん、私はやっぱアールグレイが一番好きだな!
以前試飲して美味しかった「ブレックファスト・アールグレイ」「ネプチューン」を購入。
あとは会場限定のチョコレートフレーヴァの烏龍茶とか、桜アンドベリーとか、チャイセットとか、スコーンとかサクランボのジャムとか諸々。
で、こいちじかんで60ポイント貯めました^^^
…合計6,190円…買い過ぎた反省…
しかし会場内って恐ろしい魔法でもかかってるんかしら、散財を散財と認識出来んのだよねー不思議!
で、次回(来年だね)は今回購入を見送った「いちごみるく(緑茶)」とノンカフェインの「ピーチメルバ」を買う!
秋開催だったらマロン系とショコラ系も買うし、ミルクティ向き茶葉シーズンだのでアッサムも買う!
いかんまだ散財を散財と認識出来ない魔法にかかってる^^^
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開いてびっくり、二段組。
わたくし、二段組の小説が苦手なんだよ…
右から左まで読みきって、また右下へ戻らなきゃいけないって、何か癪じゃないですか??
マァ読みますけどね、へいへい。
・創作篇
十時/ピストル強盗/スヰートピー/人肉の腸詰(「楠田匡介の悪党振り」第三話)/凍るアラベスク/恋人を食ふ/本牧のヴイナス/壜から出た手紙/夜曲/高い夜空/林檎から出た紙片/アヴェ・マリア/深夜の音楽葬/黒い薔薇/密室殺人/黄昏の花嫁/カフエ奇談/戦傷兵の密書/赤い眼鏡の世界/リラの香のする手紙
花が好き、というだけあって、随所に花の名前が出ていて、登場する女性の、幻想性や神秘性を強調している。
初期の方は、夢野久作に現実感を追加した感じに思いました。人肉の腸詰とか壜から出た手紙とか、久作にもあるよなタイトル。
(と、思ったら夢野久作「人間腸詰」より10年先に発表されていた!
うーむ、涙香から新青年作家までの年譜が必要だな…全然作家の活動時期が判らん。誰か作ってないか)
「本牧のヴイナス」はホラーだし、「スヰートピー」と「高い夜空」は同じオチだし…高い所から落ちるオチが多い。
「密室殺人」トリックに ???ちょっと仕組みが良く判らない。
「リラの香のする手紙」良いですね、ストランド誌というホームズとかが掲載されてた雑誌に纏わる幻想小説。
この雑誌、60年以上ずうっとロンドンのストランドという街の絵が表紙だったんだって。
幻想的でもあり、作家自身の半生が下地になっているので私小説のようにも受け取れる、不思議な読後感。
「アヴェ・マリア」は泣きしました。
母の秘密と、出生の秘密を知ってしまった主人公が、生まれながらに罪人の血が流れていると知り(しかも犯罪者である父親と同じ行動をしていた己の罪深さ!)、餓死しても構わないから、母の子でありたいと願うところが…!
盗みと殺人を犯した主人公は、法律的には罪人だけど、最期に父と同じ罪を犯そうとしていた事への恐怖心と、暴力によって生まれた自分を愛してくれた母親への思いによって宗教的には救われたんじゃないかしら。
最後の奇跡の描写とか、鳥肌ものでした。単に感化され易いだけなのか??
しかしその後の「深夜の音楽葬」でいっきに人間不信に陥れられました。もー…
・評論・随筆篇
翻訳の難しさとか、良い翻訳のこころえとか、他作家の作品批評など。
甲賀三郎贔屓だったのかな??と思う位、甲賀氏に関しては絶賛と言って良い感じの批評。
あとは小栗虫太郎良く判らんけどすごいみたいだから頑張りゃー(名古屋弁)という感じですか…
確かに虫太郎は「人魚謎お岩殺し」とか判らんかったもんなー、人魚がなんだったのかも判らんままだし…例の紋章も…足??見えんがや…と思わず名古屋弁で疑問を呈してしまったぜ。
そんでもその才能は認めていたよう。日本に彼だけで良いって書いてあったけど。マァ虫太郎的作家がわんさかおったら探偵小説の定義が崩壊する^^^
で、結構辛口毒舌な批評をしていた胡鉄梅の正体を暴け!と色んな作家が犯人当てクイズみたく推理しておったらしい。
大下うだるは別の人を指摘していたけど、虫太郎は見事に言い当てたそうな。
ただ、胡鉄梅という名義は複数人が関わっていた?と思われていて、妹尾アキ夫はその一人だと指摘されている。
何か面白いなー、覆面批評家はたくさんいる!
せのお・あきお(1892-1962)
岡山県津山市生まれ。本名は韶夫。別名・胡鉄梅(こてつばい。『新青年』の月評)、小原俊一(『宝石』の月評)
本人は音楽家になりたかったが、父親の反対で早稲田大学英文科に入学。卒業後、英米中心の探偵小説の翻訳を手がける。
わたくし、二段組の小説が苦手なんだよ…
右から左まで読みきって、また右下へ戻らなきゃいけないって、何か癪じゃないですか??
マァ読みますけどね、へいへい。
・創作篇
十時/ピストル強盗/スヰートピー/人肉の腸詰(「楠田匡介の悪党振り」第三話)/凍るアラベスク/恋人を食ふ/本牧のヴイナス/壜から出た手紙/夜曲/高い夜空/林檎から出た紙片/アヴェ・マリア/深夜の音楽葬/黒い薔薇/密室殺人/黄昏の花嫁/カフエ奇談/戦傷兵の密書/赤い眼鏡の世界/リラの香のする手紙
花が好き、というだけあって、随所に花の名前が出ていて、登場する女性の、幻想性や神秘性を強調している。
初期の方は、夢野久作に現実感を追加した感じに思いました。人肉の腸詰とか壜から出た手紙とか、久作にもあるよなタイトル。
(と、思ったら夢野久作「人間腸詰」より10年先に発表されていた!
うーむ、涙香から新青年作家までの年譜が必要だな…全然作家の活動時期が判らん。誰か作ってないか)
「本牧のヴイナス」はホラーだし、「スヰートピー」と「高い夜空」は同じオチだし…高い所から落ちるオチが多い。
「密室殺人」トリックに ???ちょっと仕組みが良く判らない。
「リラの香のする手紙」良いですね、ストランド誌というホームズとかが掲載されてた雑誌に纏わる幻想小説。
この雑誌、60年以上ずうっとロンドンのストランドという街の絵が表紙だったんだって。
幻想的でもあり、作家自身の半生が下地になっているので私小説のようにも受け取れる、不思議な読後感。
「アヴェ・マリア」は泣きしました。
母の秘密と、出生の秘密を知ってしまった主人公が、生まれながらに罪人の血が流れていると知り(しかも犯罪者である父親と同じ行動をしていた己の罪深さ!)、餓死しても構わないから、母の子でありたいと願うところが…!
盗みと殺人を犯した主人公は、法律的には罪人だけど、最期に父と同じ罪を犯そうとしていた事への恐怖心と、暴力によって生まれた自分を愛してくれた母親への思いによって宗教的には救われたんじゃないかしら。
最後の奇跡の描写とか、鳥肌ものでした。単に感化され易いだけなのか??
しかしその後の「深夜の音楽葬」でいっきに人間不信に陥れられました。もー…
・評論・随筆篇
翻訳の難しさとか、良い翻訳のこころえとか、他作家の作品批評など。
甲賀三郎贔屓だったのかな??と思う位、甲賀氏に関しては絶賛と言って良い感じの批評。
あとは小栗虫太郎良く判らんけどすごいみたいだから頑張りゃー(名古屋弁)という感じですか…
確かに虫太郎は「人魚謎お岩殺し」とか判らんかったもんなー、人魚がなんだったのかも判らんままだし…例の紋章も…足??見えんがや…と思わず名古屋弁で疑問を呈してしまったぜ。
そんでもその才能は認めていたよう。日本に彼だけで良いって書いてあったけど。マァ虫太郎的作家がわんさかおったら探偵小説の定義が崩壊する^^^
で、結構辛口毒舌な批評をしていた胡鉄梅の正体を暴け!と色んな作家が犯人当てクイズみたく推理しておったらしい。
大下うだるは別の人を指摘していたけど、虫太郎は見事に言い当てたそうな。
ただ、胡鉄梅という名義は複数人が関わっていた?と思われていて、妹尾アキ夫はその一人だと指摘されている。
何か面白いなー、覆面批評家はたくさんいる!
せのお・あきお(1892-1962)
岡山県津山市生まれ。本名は韶夫。別名・胡鉄梅(こてつばい。『新青年』の月評)、小原俊一(『宝石』の月評)
本人は音楽家になりたかったが、父親の反対で早稲田大学英文科に入学。卒業後、英米中心の探偵小説の翻訳を手がける。
大倉燁子/むかでの跫音、心霊の抱く金塊、蘭郁二郎氏の処女作—「夢鬼」を読みて—
日本初の女流探偵小説家なんだって、知らんかった。
探偵小説というより、ちょっとホラー系??犯人がいそうでいない、もやもやする系、かな。
コナン・ドイル/黄色な顔、緋のエチュード、サセックスの吸血鬼、悪魔の足、三枚の学生、自転車嬢の危難、患者兼同居人、株式仲買人、蒼炎石、同一事件、赤毛連盟、ライギット・パズル、医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃、ノーウッドの建築家、空家の冒険、瀕死の探偵、臨時急行列車の紛失、まだらのひも、ボヘミアの醜聞、曲れる者、チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン、踊る人形、グローリア・スコット号、唇のねじれた男、白銀の失踪
「緋のエチュード」は「緋色の研究」の事です。私、これ未読でした。15年位読んだものだとばかり思い込んでたハズカシイ。この話はワトソン(私が読んでたジュブナイル版は「ワトソン」だった)とホームズの出会いが描かれているのだが、ある団体に対する偏見や著しい誤解からか映像化されていないのである。うーむ、何故読んだと思ってたんだろう…「研究」というタイトルから別のエピソードを緋色と勘違いしてたのか知らん。
因に人生初のホームズは、確か小学生の時に読んだ「赤毛連盟」でした。人生初の推理小説でもあった。
小栗虫太郎/人魚謎お岩殺し
妹尾アキ夫/凍るアラベスク
しらないひとに、ついていっては、いけません。
長谷川時雨/モルガンお雪
海野十三/海底大陸
何故地底人は月に向かってZ線(仮)を放射していたのか、また、地底と月の間にある地上にその光線の影響がなかったのはなぜか…うーむ。
渡邊温/薔薇の女
まったく人が悪いのね!^^^
岡本綺堂/探偵夜話、蜘蛛の夢、放し鰻、平造とお鶴、慈悲心鳥、青蛙堂鬼談、木曽の旅人
「青蛙」とは中国の故事に出てくる三本足の蛙の事。五位鷺みたくなんか偉い称号がついておって、信仰の対象らしい。綺堂の書生で嫡養子となった岡本経一さんが、綺堂作品の保存普及を目的として出版社「青蛙房」を設立、自身も「青蛙房」名義で菊池寛賞を受賞されている。因に経一さん、2010年に101歳で亡くなられ、現在は息子さんが青蛙房を経営しているそうです。
日本初の女流探偵小説家なんだって、知らんかった。
探偵小説というより、ちょっとホラー系??犯人がいそうでいない、もやもやする系、かな。
コナン・ドイル/黄色な顔、緋のエチュード、サセックスの吸血鬼、悪魔の足、三枚の学生、自転車嬢の危難、患者兼同居人、株式仲買人、蒼炎石、同一事件、赤毛連盟、ライギット・パズル、医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃、ノーウッドの建築家、空家の冒険、瀕死の探偵、臨時急行列車の紛失、まだらのひも、ボヘミアの醜聞、曲れる者、チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン、踊る人形、グローリア・スコット号、唇のねじれた男、白銀の失踪
「緋のエチュード」は「緋色の研究」の事です。私、これ未読でした。15年位読んだものだとばかり思い込んでたハズカシイ。この話はワトソン(私が読んでたジュブナイル版は「ワトソン」だった)とホームズの出会いが描かれているのだが、ある団体に対する偏見や著しい誤解からか映像化されていないのである。うーむ、何故読んだと思ってたんだろう…「研究」というタイトルから別のエピソードを緋色と勘違いしてたのか知らん。
因に人生初のホームズは、確か小学生の時に読んだ「赤毛連盟」でした。人生初の推理小説でもあった。
小栗虫太郎/人魚謎お岩殺し
妹尾アキ夫/凍るアラベスク
しらないひとに、ついていっては、いけません。
長谷川時雨/モルガンお雪
海野十三/海底大陸
何故地底人は月に向かってZ線(仮)を放射していたのか、また、地底と月の間にある地上にその光線の影響がなかったのはなぜか…うーむ。
渡邊温/薔薇の女
まったく人が悪いのね!^^^
岡本綺堂/探偵夜話、蜘蛛の夢、放し鰻、平造とお鶴、慈悲心鳥、青蛙堂鬼談、木曽の旅人
「青蛙」とは中国の故事に出てくる三本足の蛙の事。五位鷺みたくなんか偉い称号がついておって、信仰の対象らしい。綺堂の書生で嫡養子となった岡本経一さんが、綺堂作品の保存普及を目的として出版社「青蛙房」を設立、自身も「青蛙房」名義で菊池寛賞を受賞されている。因に経一さん、2010年に101歳で亡くなられ、現在は息子さんが青蛙房を経営しているそうです。
・半七先生 嘉永3(1850)年7月[半七28歳]
御用聞きの半七が、「半七先生」と書かれた書をもらった経緯となる事件。
しかし納得いかんのは、被害者の少女が加害者の義妹になった事。
殺され(かけ)たんだよ?しかも蘇生したと思ったら山女衒(地方の遊郭に若い女性を売り飛ばす悪質な女衒の事)に売り飛ばされそうになったとゆうのに。
私だったらそんな女を嫁にもらう実家飛び出すわー…
・大森の鶏 嘉永(1851)4年1月[半七29歳]
何故か執拗に鶏から攻撃を加えられた女。現場に居合わせた半七は、彼女の夫が不審死を遂げた事を知り、何かいわくがあると睨む。
綺堂が得意なホラーテイストのおはなし。
・唐人飴 嘉永4(1851)年4月[半七29歳]
異国人風の格好をして、あめちゃんを売る商売の事。
唐人飴売りの腕が見つかるが、当人の腕はある。じゃあ誰の腕??
と思っていたらもう一本切断された腕が!
女芝居の役者は行方不明になるし、てんやわんや。
・青山の仇討 嘉永4(1851)年9月[半七29歳]
田舎から江戸見物に出てきた父娘と娘の許婚の男とその妹。休憩してたら目の前でいきなり仇討ちがはじまったよ!
仇討ちした侍は大人しく番屋へ行くが、そこで姿を消してしまう。仇討ちした侍も、仇討ちされた侍も身元不明。
事件を目撃してしまった四人は、その夜何者かに襲撃され、父親は怪我をし、娘は行方不明になってしまう。
悲しい結末の話。
・一つ目小僧 嘉永5(1852)年8月[半七30歳]
平秼東作の『怪談老の杖』を下敷きに書かれたのかしら、ぼろ屋敷へ案内された小鳥売りが一つ目小僧に驚かされる話。
怪談じかけの犯罪ネタは綺堂の十八番の一つですね。
・十五夜御用心 嘉永6(1853)年8月[半七31歳]
お寺の井戸から四人の男の死体が発見される。
男同士で心中でもあるまいし、事件に巻き込まれたようだけれども外傷は無い。
寺を捜索する半七は、木魚の中から女の字で「十五や御ようじん」と書かれた手紙を見つける。
・吉良の脇差 嘉永6(1853)年10月[半七31歳]
こちらはちゃんとした敵討ちもの。
忠臣蔵で敵役となった吉良のものとされる脇差が、仇討ちの道具に使われるのです。
・弁天娘 嘉永7(1854)年3月[半七32歳]
「奉公先の娘に殺された」そう言い残して死んだ弟の弔い代として300両を要求しに来た兄。
顔中が腫れて口が利けなかったのに、どうしてそのような事を言って死んだのか、娘に殺されたというのは真実なのか。
弟の葬式の翌日、今度は兄が殺されてしまう。
・正雪の絵馬 嘉永7(1854)年3月[半七32歳]
由井正雪が奉納したと言われるでかい絵馬の話。
どの時代にも熱狂的なコレクターというのがおりまして、絵馬蒐集が過ぎて、幕府に謀反を起こそうとした正雪の絵馬を奉納先の寺から盗んだコレクターが行方知れずになり、後日首を括っているのが発見された。
御用聞きの半七が、「半七先生」と書かれた書をもらった経緯となる事件。
しかし納得いかんのは、被害者の少女が加害者の義妹になった事。
殺され(かけ)たんだよ?しかも蘇生したと思ったら山女衒(地方の遊郭に若い女性を売り飛ばす悪質な女衒の事)に売り飛ばされそうになったとゆうのに。
私だったらそんな女を嫁にもらう実家飛び出すわー…
・大森の鶏 嘉永(1851)4年1月[半七29歳]
何故か執拗に鶏から攻撃を加えられた女。現場に居合わせた半七は、彼女の夫が不審死を遂げた事を知り、何かいわくがあると睨む。
綺堂が得意なホラーテイストのおはなし。
・唐人飴 嘉永4(1851)年4月[半七29歳]
異国人風の格好をして、あめちゃんを売る商売の事。
唐人飴売りの腕が見つかるが、当人の腕はある。じゃあ誰の腕??
と思っていたらもう一本切断された腕が!
女芝居の役者は行方不明になるし、てんやわんや。
・青山の仇討 嘉永4(1851)年9月[半七29歳]
田舎から江戸見物に出てきた父娘と娘の許婚の男とその妹。休憩してたら目の前でいきなり仇討ちがはじまったよ!
仇討ちした侍は大人しく番屋へ行くが、そこで姿を消してしまう。仇討ちした侍も、仇討ちされた侍も身元不明。
事件を目撃してしまった四人は、その夜何者かに襲撃され、父親は怪我をし、娘は行方不明になってしまう。
悲しい結末の話。
・一つ目小僧 嘉永5(1852)年8月[半七30歳]
平秼東作の『怪談老の杖』を下敷きに書かれたのかしら、ぼろ屋敷へ案内された小鳥売りが一つ目小僧に驚かされる話。
怪談じかけの犯罪ネタは綺堂の十八番の一つですね。
・十五夜御用心 嘉永6(1853)年8月[半七31歳]
お寺の井戸から四人の男の死体が発見される。
男同士で心中でもあるまいし、事件に巻き込まれたようだけれども外傷は無い。
寺を捜索する半七は、木魚の中から女の字で「十五や御ようじん」と書かれた手紙を見つける。
・吉良の脇差 嘉永6(1853)年10月[半七31歳]
こちらはちゃんとした敵討ちもの。
忠臣蔵で敵役となった吉良のものとされる脇差が、仇討ちの道具に使われるのです。
・弁天娘 嘉永7(1854)年3月[半七32歳]
「奉公先の娘に殺された」そう言い残して死んだ弟の弔い代として300両を要求しに来た兄。
顔中が腫れて口が利けなかったのに、どうしてそのような事を言って死んだのか、娘に殺されたというのは真実なのか。
弟の葬式の翌日、今度は兄が殺されてしまう。
・正雪の絵馬 嘉永7(1854)年3月[半七32歳]
由井正雪が奉納したと言われるでかい絵馬の話。
どの時代にも熱狂的なコレクターというのがおりまして、絵馬蒐集が過ぎて、幕府に謀反を起こそうとした正雪の絵馬を奉納先の寺から盗んだコレクターが行方知れずになり、後日首を括っているのが発見された。
テレビ、なんとか復旧しました。PCのテレビは弱いなァ
内村鑑三/寡婦の除夜、寒中の木の芽
折口信夫/鸚鵡小町
蘭郁二郎/歪んだ夢、夢鬼(むき)、鱗粉、鉄路、舌打ちする、自殺、脳波操縦士、白銀(プラチナ)神経の少女、魔像、古傷
夢鬼は長編だった。鱗粉は、主人公が犯人扱いされて〜という捻りがくるかと思ってたけど何もなかった、まさかの人物が土壇場で出てきたけどな。白銀〜は、ハッピィエンドだけどなんか哀しい。
海野十三に影響を受けてSFスリラーも数多く残した郁二郎、海軍報道班員として搭乗した飛行機の事故によって31歳の若さで亡くなったという。
渡邊温といい、大阪圭吉といい、もっと作品を読みたいって思う作家程事故死してるってゆう。圭吉は戦死だけど。
久生十蘭/春雪、昆虫図
古川緑波/ああ東京は食い倒れ、浅草を食べる、色町洋食
この人、エノケンと人気を二分したという芸人さん(芸名は古川ロッパ)。男爵出身で超グルメ。戦後落ちぶれたが食に関しては金をけちらなかったらしい。
因みに、実父の方針で嫡男以外は養子にだされた訳だけど、なんと浜尾四郎の実弟である。
正木不如丘/健康を釣る、釣十二ヶ月
南方熊楠/人柱の話
内村鑑三/寡婦の除夜、寒中の木の芽
折口信夫/鸚鵡小町
蘭郁二郎/歪んだ夢、夢鬼(むき)、鱗粉、鉄路、舌打ちする、自殺、脳波操縦士、白銀(プラチナ)神経の少女、魔像、古傷
夢鬼は長編だった。鱗粉は、主人公が犯人扱いされて〜という捻りがくるかと思ってたけど何もなかった、まさかの人物が土壇場で出てきたけどな。白銀〜は、ハッピィエンドだけどなんか哀しい。
海野十三に影響を受けてSFスリラーも数多く残した郁二郎、海軍報道班員として搭乗した飛行機の事故によって31歳の若さで亡くなったという。
渡邊温といい、大阪圭吉といい、もっと作品を読みたいって思う作家程事故死してるってゆう。圭吉は戦死だけど。
久生十蘭/春雪、昆虫図
古川緑波/ああ東京は食い倒れ、浅草を食べる、色町洋食
この人、エノケンと人気を二分したという芸人さん(芸名は古川ロッパ)。男爵出身で超グルメ。戦後落ちぶれたが食に関しては金をけちらなかったらしい。
因みに、実父の方針で嫡男以外は養子にだされた訳だけど、なんと浜尾四郎の実弟である。
正木不如丘/健康を釣る、釣十二ヶ月
南方熊楠/人柱の話