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久し振りに美術館行って来ました。

久保さんの絵は、点と点を線で繋いで出来た多角形に色を塗る、というものです。
熊谷さん風の厚塗りしてあるものや、よく見ると動物の形をしているものがありました。
これ、根気いるわ~~~~。
板に直接塗ったり板を削ったり、質感が良いなーと思いました。
まあるい作品も良いね!描いてみたい丸に!
あとはガラスにアクリル塗りしたステンドグラス風のものも。

コレクション展も見てきました(久保さんのDMでコレクション展も見れる。点描展は別料金である)。
藤田嗣治ーー!日本画ーーー!
木村さんのコレクションが展示されとるので熊谷さんの猫見れるかと思ったけど、今回は日本画のコレクション。ちょっと残念。
でも日本画も良いねーーー縦長の絵も描きたいなー。

と、創作意欲を刺激された訳だけど、現在目下絶賛読書中です。
ついに泡坂妻夫さん読み出したよーー。
亜!
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多分再々読なブラウン神父。
私、知恵が一番好きかも知らん。
以下、収録作品。

グラス氏の失踪
泥棒天国
ヒルシュ博士の決闘
通路の人影
器械のあやまち
シーザーの頭
紫の鬘(かつら)
ペンドラゴン一族の滅亡
銅鑼(どら)の神
クレイ大佐のサラダ
ジョン・ブルノワの珍犯罪
ブラウン神父のお伽噺

グラス氏の話が断然好きな訳でして。
通路も神父が皮肉言ってるオチが良い。
・読書の記録

菊池寛/女盗賊、蘭学事始

山之口貘/自伝、装幀の悩み、夏向きの一夜、つまり詩は亡(ほろ)びる
そーいや山之内さん詩人だけど、今の所読んでる作品は随筆ばかりだ。

岡本綺堂/自来也の話、餅を買う女、四谷怪談異説
「餅を買う女」という怪談がありまして、それの元ネタは中国から来たというエッセイ。
「四谷怪談」は町民には怪談としてもてはやされているけど、武士には美談として伝わっている。その美談の方を紹介しているよ。こうゆう話もあるんだね。

牧野富太郎/アケビ、カキツバタ一家言、火の玉を見たこと
この人は植物学者だったんだって。火の玉目撃談が衝撃的。
そーいやかつて、私も空に怪しい発光体を見た事がある。20年位前。
弟をおんぶかだっこして玄関から夜空見てたら北の方角に光が横切るのを見たのである。
流れ星かと思ったけど、それにしてはやたらぼんやりと光が滲んでいたし、流れる速度もぼやっとしていた。
あれは何だったんだろう。


・さいきんの事

1. 雪の日、柄にも無くはしゃいだ。







2. 右足が痛い…

3. 年末に描いてた表紙イラストの仕事がついに発行された!



本文の挿絵も担当しました(当初よりグラフ類が減りまくった為)、下記サイトからPDFがダウンロード出来るよ、良かったらちょっと見てやって~~^^^

中京都市圏総合都市交通計画協議会

何時から何時が外出率高いかとか交通には何を使っているかとか、日曜日はみんなどこへ行くのかとかを調査・報告するものです。
すげー大変なお仕事やなー、と思ったら、無作為にアンケート用紙送付して、記入したら送り返して!という他力本願な調査法であった。



やっべモウ年度末じゃないかお金貯めないと年金で通帳マイナスになっちゃう。マァ、貯めようと思って貯まるもんじゃないがなお金って…
ミステリおたくなサイトを発見して、かたッぱしから読み漁りたくてうずうずです。
創論ミステリ蔵書も読破したいけれど、海外ミステリも読みまくりたい。
とりあえず欲求を満たす為、ブラウン神父再々読しとります。
やっぱおもしろいわチェスタトン。

昨日から祖父が入院してます。
肺がんが再発したので、放射線治療をして二週間後に退院らしいです。
治療してる間に寿命がくるだろうとかゆってました祖父は。
ただ、入院前に肉が食いたいと言ってうまそうな肉買ってきて、良く見たらグラム900円だった^^^
とかゆってたんで、暫くお迎えはこなさそうです。ボケは近くまで来とるがな。
あ、お肉ちょうおいしかったです^^^
誘拐者
私立探偵・春日と渡辺助手シリーズ第一作。
議員の次男との婚約を控えた娘が誘拐され、捜査を依頼された春日だが、脅迫状の消印の場所を捜査しない春日に依頼者は怒りを爆発させ、渡辺がはらはらする話。
原稿の枚数制限の為だろうが、春日が超人的な観察力で真相を見破ります。

詩人の愛
春日・渡辺シリーズ第二作。
米国で成功した男の娘が突然婚約破棄された。相手の流行詩人は何故急に婚約解消したのか。

頭の悪い男
小学校教師・吉塚亮吉シリーズ第一作。原題は「大詐欺師」。
知らない男に町で声を掛けられた亮吉が「こいつは先日起きた詐欺事件の犯人ではないか…?」と疑い逃げ出すが、いつの間にかポケットの中に十円札五枚が入っていて恐怖に駆られたり誘惑に負けそうになる話。
亮吉の心理描写が良い。タイトルも効いてるとオモウ。
乱歩に「あなどりがたし」と言わせた作品。

君子の眼
真逆の鼠視点。漱石の『我輩は猫である』的な描写と、殺人を目撃してしまった鼠の人間に対するアイロニーが良い。

小野さん
何をやっても長続きしない小野さんが、巡査の試験に合格した。うまい事昇進してゆくゆくは知事になってやろうと野望を抱く小野さん。
しかし平和な交番勤務によって次第に野望が遠のく小野さん。それでも私服刑事になる夢は諦めきれず、非番にも巡回する野心家の小野さん。
やっと事件に遭遇し、犯人を尾行する小野さん。
果たして小野さんは手柄を立てる事が出来るのか??

夜の呪
春日・渡辺シリーズ第三作。
あれ、渡辺出てたっけ…??

ある哲学者の死
佐村むかつく。

裏口から
リストラされた男が、裏口の開いている家を見付けて盗みを働こうと忍び込む。しかしその家の子どもに見つかり遊び相手になるようせがまれてしまう。
瀬下さんの「幇助者」や妹尾さんの「アヴェ・マリア」を彷彿とさせる話だけど、何というか彼らの作品ほど悲壮感を感じない分感動が薄い気がする。
あとはこのラスト、読む人によっては宗教的な導きで悪に染まらず済んだと見做すか、お布施で良い暮らししとる宗教なんて詐欺だと思うかに分かれると思った。
私はひねくれているから勿論後者である。

温故想題
夫から渡されたがま口の中に入っていた十円札で四円五銭の蚊帳を購入した妻。実はその十円札は贋金だった事を知り慌てるが、悪気があって渡したわけでもなく、また、良く確認しなかった商人も悪い、という事で早速蚊帳を吊って寝ようとするが…

第一義
亮吉は地元の有力者の息子を叱り、反感を買ったため教職を辞職する。車に轢かれそうになった子どもを助けた後、小学校に忍び込み校長を殺害する。事件の発覚を恐れた亮吉は小学校に火をつけ証拠隠滅を図るが…
オチは途中で気付いちゃうけど、最後はちょっと良い話。亮吉が良い先生に見えるマジック。

藻くづ
知らぬが仏。

模人
つまり自分そっくりのアンドロイド。SFですな。

正体
不快感くるよ、利三郎の実体験を基にしたものらしい。

規則違反
タクシーの話。免許持ってないからか、ちょっと意味が判らなかった。

流転
冤罪で服役していた男の話を聞いた新聞記者。後日、身に覚えのない小包が届くが…

素晴しや亮吉
事故以来、禁酒している亮吉。代わりにミステリ中毒に陥ってしまっていた。そんな亮吉の名推理!

愚者の罪
再婚相手が死に、連れ子も病気で亡くしてしまった男。葬式をする金のない彼は子どもの死体を汽車に遺棄することで弔おうとするが、ずっと尾行している刑事らしき男から逃れようとするが…
人間不信に陥ってしまっていた男の、哀しい話。

仔猫と余六
今も昔も年の差婚は犯罪ネタに尽きないようで。
若い妻と間男が毒を呷って死んだ事件の真相を語る老師。
この話ケッコウ好きよ。

虎狼の街
タイトルめっちゃハードボイルドだけどユーモア作品。
凄腕ドクトル・佐山の治療術。

亮吉何をする!
前作の冴えている亮吉とは真逆の話。
いつだって損をするのは貧乏人なんだ。

朱色の祭壇
冒頭、船の遭難話が挿入されていて、海の上の話かと思ったら村での話に飛んでドウしようかと思った。
けど、最後はちゃんと繋がってて良かった。
利三郎の体調不良によりオチの駆け足感は否めない。

地球滅亡前
人類が滅亡する前に火星に移住するべきだ、我々の世代で無理でも子孫の為に早急に対策を取らなければならないと訴える男。
ついに病院に送り込まれた男は…

やました・りさぶろう(1892-1952)
四国生まれ。本名は平八郎。別名に山下平八郎
幼い頃に一家で京都に移り、叔父の家を継いで山下姓となる(旧姓は不明)。
『新趣味』の懸賞に応募し、1922年12月号に「誘拐者」が当選・掲載される。
1933年、筆名を山下平八郎に改名。作品を発表するが、若い世代の作家からは「時代遅れの作家」とみなされる。
また、軍国主義的風潮の高まりから探偵小説を発表する事が困難となった為、探偵小説の執筆から遠ざかる。
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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