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野村胡堂/随筆銭形平次 17捕物小説というもの、19探偵小説このごろ、銭形平次捕物控 138第廿七吉、139父の遺書、140五つの命、141二枚の小判、142権八の罪、143仏喜三郎、144茶碗割り、145蜘蛛の巣
「探偵小説このごろ」は乱歩との対談。
17、19共に「探偵小説を読む者は犯罪を犯した後の想像ができるので犯罪を犯さない。探偵小説を読まないものは想像力が乏しいから衝動的に犯罪を犯す。つまり、探偵小説は犯罪発生を防ぐのに役立つ」みたいな事が書かれているのが印象的。確かに本棚にミステリやホラー作品があるから犯罪を犯したみたいな事いうアホ(というかこいつらの想像力も衝動的に犯罪犯した人と大差ないなこんな考えじゃ…)なコメンテイターがこのご時世にもおるものね…

シェリダン・レ・ファニュ/ドラムガニョールの白い猫(The Creative CAT訳)
ホラーだよ。


うーむ、乱歩も何作か読めるようになったけど、既読作品だったのでパスしました。
二廃人とか赤い部屋を読んでみたい。あとは渡辺啓介とか横溝正史に乱歩名義で書いてもらったやつ…は、乱歩の著作権では読めないか。
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ウンベルト・エーコが亡くなったショック。
自分が余命宣告受けたら『薔薇の名前』をじっとり読もうと心に決めた矢先だったので…
序文がバークリー宛の挑戦状(?)というので気になって借りてみました。
そういえばバークリーは毒チョコ三回読んだだけで他の作品は読んでいない事を思い出した。

物語の八割は村の名士・エイマーの手記。隣人が引退した俳優に似ている事に気付いたエイマーは、俳優が何故人気絶頂期に引退したのかを詮索する。美人秘書の登場と退場、過去に起きた殺人と秘書襲撃事件と列車事故、俳優の生い立ちや家族について…
普通の探偵とは違い、金と暇を持て余した一般人であるエイマーは、弁護士やら私立探偵を雇ったり、ロンドンを訪れて関係者の(酒やらチップやらで)話を聞いて徐々に真相と思しきものに近づいていく…

ちょっとネタバレ反転↓
ネタバレ書評とかでエイマーが嫌な奴過ぎて感情移入出来んくて最後のオチがあんまり効果的じゃないとあったけど…それを知ってて読んだからか、私は多少なりともエイマー可哀相な奴だなーて感じに読み終えました。それよりジョイスとトムのが嫌な奴だなって思った。
反転終わり。

これ読んだらバークリーからのアンサー小説であるパニック・パーティ読もうかと思ってたけど、先に第二の銃声読むべきだって気付いた。
本当はチタウィック氏の試行錯誤も読まなきゃと思ってるんだけど…シェリンガム好きになれるかな…
今年から江戸川乱歩が読めるよやっほい。
と思ったら森下雨村も今年で没後50年だったのか…
探偵小説の鬼と、その鬼を見出した探偵小説の父が同じ年に…うむ。

江戸川乱歩/二銭銅貨

大坪砂男/浴槽
この人、まどか☆マギカとかの脚本書いてる虚淵玄さんのおじいさんです。
乱歩が「戦後派五人男」と呼んだ探偵作家5人のうちの1人らしいけど、晩年は貧困に苦しんだらしい。

式場隆三郎/発端・電話事件
この人は精神科医で、あの山下清の海外渡航に付き添った医師である。
電話事件は、奇妙な家を増築し続けたある精神病者の話。「二笑亭」でぐぐれば玄関の写真だけ出てくるよ。

谷崎潤一郎/春琴抄
元祖えすえむ作家(だと私は勝手に思い込んでいる)。「鍵」とかがミステリっぽいらしいので、出てきたら読もうと思ってまずは肩ならし的に読みました。

野村胡堂/平次放談、銭形平次打明け話、銭形平次捕物控 137紅い扱帯、261弱い浪人、264八五郎の恋人、265美しき鎌いたち、282密室、283からくり屋敷、284白梅の精、285隠れん坊、286美男番附、295万両息子

森下雨村/三十六年前
やっと読みましたユダの窓。HMシリーズはこれで二冊目ってゆう、カー初心者です。
古書市で見つけたポケミス版なので旧訳。HMがヘンリ・メリヴェール表記な事にまず驚いてる。略さんのか…と。
犯行現場の見取り図も真逆の俯瞰で良く判らん…凄いんだよ、おうちの上部がベリベリィ!!て破れてるの、この構図考えた人天才だと思う。

婚約者の父親を殺害した容疑で裁判にかけられる青年を無罪と信じ弁護するHM。
青年に対して好意的だった被害者が、事件当日になって青年への態度を急変させていたり、事件が起きる前に不穏な会話をしているのを立ち聞きされたり、犯行時被害者と青年がいた部屋は鍵がかかっていて外から侵入する事は不可能であったり、青年に不利な状況。
四面楚歌の状態で、HMはどうやって青年の無実を証明するのか…

裁判ものは敬遠してたんだけど、これは読みやすいかな。
マァ、何で裁判もの敬遠しているのかも良く判らんけど。
因みに「ユダの窓」とは、収容所の扉に付けられた、食べ物とかを出し入れする小窓の事らしい。

ところで、これを読もうと思ったキッカケが(古書市で見付けたというのもあるが)、誤訳で「ガブリ、ガブリ」という擬音があると知ったからでして。
思ってたよりガブリガブリ出てて吃驚しただよ、ガブリ。
で、ガブリは新訳では「ゴロゴロ」とされているらしい…??書評サイトの読んでうろ覚えだけど…
猫が喉を鳴らすような音とか…それにしたって何でゴロゴロなんてメモしたんだHMよ…「そんな気分じゃった」って、ドウゆう事なんだよ教えてくれよカー…
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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