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好きな作家以外の人のは、だいたい猟奇っぽいタイトルのものに興味を引かれて読んじまいます。てへ。
ええ、好きです猟奇的だのホラー寄りだのが。
取り敢えず「殺人」「事件」「謎」というワードにひっかかりまくる。

海野十三/諜報中継局、雪魔、少年探偵長
少年探偵長は初読みです。執筆中に十三が亡くなったので、残りを横溝さんが書いたとか。
最後のオチは横溝っぽさ出てる気がする。章題が「大団円」だしね…
それにしても戸倉老人のタフさに脱帽する^^^あの人しょっぱなから瀕死状態だったのに。

モーリス・ルヴェル/或る精神異常者(田中早苗訳)
ルヴェル何度読んでも良いなァ、訳が良いよ早苗良いよ。

アンリ・ド・レニエエ/復讐(森林太郎訳)
森林太郎は森鴎外の本名。死んだ親友が故郷を離れていた三年間の出来事を、彼が故郷に帰ってきた時に断片的に聞いていた主人公の推測を交えた回想譚。てゆうかアレを見抜けないなんて、今までの女遊びはなんだったんだ。みんな ぼんくら だな。

徳富蘇峰/弟を葬る
弟・盧花の葬式の挨拶で語った兄・蘇峰の弟についての事を速記したものらしい。私、盧花はあんまり好きじゃないけど、あの人の人格の底辺にはこうゆう家庭の事情も多分にあったのだろうなと邪推してしまう。

菊池寛/形
「槍中村」と恐れられた武将の話。うーむ、教訓的。

平林初之輔/山吹町の殺人
こないだハードカヴァで読んだのにまた読んでしまった^^^

松本泰/暴風雨に終わった一日、宝石の序曲
泰読んだ事ないと思ってたけど(=ミステリ叢書でまとめ読みしようと思って)、青空文庫で読んでたわこれ。

夢野久作/人間レコード、S岬西洋婦人殺人事件

陳玄祐/倩娘(せいじょう)(田中貢太郎訳)

田中貢太郎/八人みさきの話、庭の怪、狐の手帳、怪僧、一緒に歩く亡霊、貧乏神物語、蟇の血、劉海石、蕎麦餅、殺神記、美女を盗む鬼神、種梨、青蛙神、牡丹燈記、北斗と南斗星

O・ヘンリー/魔女のパン(山本ゆうじ訳)
モチだったかノブだったかが「王(おう)ヘンリ」という中国人だと思っていたというネタで知ったO・ヘンリー(有栖川有栖の江神二郎シリーズ参照)。短編の名手として知られてます。
魔女のパン…オールド・ミスの恐るべき妄想力^^^こわい。

南部修太郎/探偵小説の魅力、死の接吻—スウェーデンの殺人鬼—

泉鏡花/鉄槌の音

小酒井不木/手術

桑原隲藏/支那人の食人肉風習

岡本綺堂(編・訳)/世界怪談名作集 序/目次、幽霊(ギ・ド・モーパッサン)、妖物(アンブローズ・ビアース)、廃宅(E.T.A.ホフマン)、牡丹燈記(瞿宗吉)
          中国怪奇小説集 不子語、閲微草堂筆記(清)
牡丹燈記、綺堂の訳は抄訳ぽい。アッサリ書かれているけど読みやすさは貢太郎より上かな。

宮本百合子/その願いを真実に—よう(火偏に華)子さんへの返事として—、「推理小説」、犯人
「「推理小説」」と「犯人」は下山総裁事件の話。上野先生の本で知った事件なので、自殺説と他殺説で京大と東大が対立したという法医学的な関心が強かったけど、この人の文を読んだら政治的な側面も見えました。視点を変えるとこの事件の解釈は全然違うのね。今までは自殺か他殺かってゆう死の真相が知りたかっただけだけど、これ読んだら政府の陰謀とか色々裏がありそうって気になってきた。下山さんは時代の犠牲者だなー…政治屋非道い。
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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