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家督相続人のみが代々受け継いできた秘密の儀式の復活を思いついたクウィリン家の長男ロジャー。儀式は、殺人が起き幽霊が出ると噂される部屋で行われていた。
兄の身を心配するピーターは、ロジャーの友人キャッスル警部に警護を求めるが、仕事で呼び戻されてしまう。警部が自分の代わりにと差し向けたのは、友人でありしろうと探偵でもあるアルジー・ローレンスだった。
アルジーは幽霊騒ぎに乗じてロジャーに恨みを持つ者が何かしでかすのではと考え、地元の巡査部長ハーディングに協力を求めた。屋外からは巡査部長、室内からはアルジーとピーターが見張っていたにも関わらず、ロジャーは密室で刺殺されてしまう。部屋に入った者も出て行った者もおらず、窓の下のぬかるんだ花壇の土には足跡すら残っていなかった。かつてこの部屋で息子を殺し、自らも発作で死に幽霊となったトーマス老の仕業なのか…

→1953年発表。ミスおたの密室研究家が書いた探偵小説。両親の遺産を継いで働かなくても生活できる青年が、趣味で探偵をしてるとゆうので羨ましくって「探偵=犯人」にならんかと念じながら読んでたんだけど、意外なあの人が…そんなぁ…
探偵が犯人に成り得る動機=ロジャーの婚約者に横恋慕したため ってとこまで想定してたんだけどなぁ!婚約者が死んで探偵とハッピーエンドになるかと思いきや、真逆この結末になるとは…安易なオチになると思っていたのに意外…
面白かった!
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エグチマサヤ
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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