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1945年発表。
雪の為、目的地まで行けなくなったアプルビイは列車で知り合ったエヴァラード・レイヴンの館に泊めてもらう事になった。列車に乗り合わせたレイヴン一族――エヴァラードの弟達・ルークとロバートと、その父・ラヌルフの弟の孫・マークとジュディス――と共に降り立った駅の名は、「アプルビイズ・エンド」。
ジュディスと馬車に乗ったアプルビイだったが、川に落ち馬車ごと流されてしまう。何とか岸に辿り着いた二人は、館へ向いながら大伯父・ラヌルフが書いた小説に見立てた「なんとなく不吉だけれどもひどく」つまらない事件がたくさん起きているという話をジュディスはアプルビイに語る。
もう少しで館に着くというところで、レイヴン家の御者でラヌルフの私生児・ヘイホーの、首から下が雪に埋められた死体を発見する…


井戸に落ちて死んだ老婆、彫刻になってしまった牛や犬、行方不明になった放火癖のある少年など、あっちでもこっちでも事件が起きている土地へ足を踏み入れてしまったアプルビイ(そもそもやって来たのは彫刻になった牛の調査で地元の有力者に呼び出されたからである)。しかも駅名は「アプルビイの終わり(エンド)」!更には精神が牛になってしまった乳絞りの女や魔女まで現れて混乱の極み。
正直なところ、(ネタバレ反転)列車内に散らばっていた新聞に昔アプルビイが解決した事件の写真入記事があった事から、エヴァラードがアプルビイの正体を知った上でアプルビイズ・エンドで下車させた(反転終わり)という事は途中で気付いた(それしか考えられんし)ので、企みは何となく判ってしまったが、他の企みも混じって真相までは辿り着けんかったけど(どのへんで二人が「結婚しよ」と思い出したのかの方が気になったんや…)
しかし「バレエ公演観る時に隣に女性おったら合間合間にチョコレート与えたりせなならんから独り者で良かったわー」みたいな事を『ストップ・プレス』あたりで考えとったジョンが結婚なんてねー…しかも出会った翌日ですよ、「ビビビ」ときたんですかね(例えが古い)。
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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