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・探偵小僧/世間を騒がせているびゃくろう仮面が白昼堂々と宝石を盗んでいった。次に狙うのは、吉川氏が持つ「日月の王冠」。それを阻止すべく立ち上がったのは新日報社の記者・三津木俊助と探偵小僧こと御子柴進君だった…
→変装が得意な怪人がアドバルーンで逃げたりとか、ほぼ乱歩の怪人二十面相と明智&小林少年である。鳩も出てくるしね。

・仮面の怪賊/細川侯爵家で行われたパーティーの最中に盗賊・道化仮面が現れ宝石類を盗んでいった。警戒にあたっていた篠崎警部は責任を問われ近いうちに辞職するだろうと噂されていた。事件から四十日程経ったある夜、自身もパーティーの警戒に参加していた私立探偵・保科の事務所へ吉井男爵から「道化仮面に狙われているらしいので助けてくれ」と電話がかかってきて…
→これまた乱歩的な話。道化仮面の正体も乱歩に同じのあるぞ。どっちが先かは知らんけど。

・王冠のゆくえ/天銀堂へ入った強盗が盗んだ筈の王冠が見付からず、店主は懸賞金をかけたので人々は宝探しに熱狂していた。花子は病気の母親を入院させる為、王冠を見付けたいと太郎に話した。同情した太郎は王冠の隠し場所の見当が付いていると言う勇と共に花子に協力するが…
→紙芝居、読者と太郎達へのヒントとして必要なのかも知らんが、あの小芝居がなければ王冠手に入れられたのに…何でいらんことしたの…

・十二時前後→犯人当て探偵クイズ懸賞のひとつとして『中学生の友』という雑誌に掲載されたもの。『横溝正史探偵小説選Ⅰ』の「十二時前後」、『横溝正史探偵小説選Ⅱ』の「目撃者」と同じトリックである。よこみぞおお…

・博愛の天使(エンゼル) ナイチンゲール→クリミア戦争美譚。ナイチンゲールの話。

・不死蝶(雑誌連載版)→文庫手放しちゃったから(引越し前に心を鬼にして250冊位断捨離した)細かいとこ比較できんけど、犯人のラストが大きく変更されているのね。私は特に人情味とか残された家族への配慮とかをフィクションに求めん方だので、こっちのラストのが好きかな。

そしてここからは未完の作品。↓

・女怪(ぢょかい)/完成してたら第一長編になっていたらしい。(けど、12月22日のニュースで幻の長編が発見されたってのがあったからドウなんだろ???)初期短篇に出てた山名耕助が主役のよう。
          良く似た三人の女が同一人物なのか、という筋。山名が探偵役と見せかけて岩野記者が探偵役なんじゃないかな!あと、桐原は途中で殺される予定だったと確信しとる。

・猫眼石の秘密/花売りの少女が持っている猫眼石の嵌った指輪に関する物語か。なんせ一話しかないから岸田青年と少女がラストで恋人になるんじゃない?てゆうフリしか拾えない。

・神の矢/三津木俊助が出てくる。『蝶々殺人事件』に続く由利先生の第二長編になる予定だったよう。
     ある村で「神の矢」を名乗る者から中傷誹謗の手紙がばらまかれ、何か悪い事がが起きようとしている、という『白と黒』の原型的な話。

・失はれた影/冤罪を晴らす為、整形して事件関係者に近付き真実を聞き出そうとする男の話。こいつあんまり賢くなさそうだけど、ちゃんと真相に辿り着けるんだろうか…
       この作品と「神の矢」が未完に終わったのは病気療養の為でもあったらしい。
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エグチマサヤ
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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