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オルツィといえば、『隅の老人』が有名な女性ミステリ作家(※一般的には歴史ロマン『紅はこべ』の方が有名らしい。訳者は松本恵子)因みに「バロネス」は女男爵の事。
レディ・モリーはミステリ史上初の女性警察官探偵なんだって~(原書は1910年)
当時はセンセーショナルだったかも知らんが、今読むと悪い意味で女シャーロックホームズって感じ。読者が推理出来るような伏線も特に無く、記述者のメアリーと共に読者置いてけ堀で犯人を暴いてからの事後説明。しかも変装もする。ホームズや。
モリーを崇め傾倒している女ワトソンのメアリー曰く「大胆な推測」で犯人を追い詰めるんだけど、はっきり言って「憶測からのハッタリかまして」犯人が墓穴を掘るよう仕向けてるだけ。推理もなんもないよ。
それにモリー以外の人はみんな「おばかさん」に書かれてるので、彼女が際立って賢く見えるトリック。ここはホームズとはちょっと違うとこやね、ホームズには更に賢くて変人なマイクロフトがおるからな…

以下は収録作品。特に連作という形に書かれてはいないが、「サー・ジェレマイアの遺言書」「終幕」はある男の冤罪を証明しようとするモリーの話で続き物。
ナインスコアの謎/フルーウィンの細密画/アイリッシュ・ツイードのコート/フォードウィッチ館の秘密/とある日の過ち/ブルターニュの城/クリスマスの惨劇/砂嚢/インバネスの男/大きな帽子の女/サー・ジェレマイアの遺言書/終幕
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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