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[創作篇]
呪の仮面:セクハラ支配人から受付嬢を助けたのが原因で職を失った映写技師の遊佐は、50円の謝礼をすると言われある屋敷へ連れて行かれる。そこで上映させられた映画は、夫人を殺害する様子を写したものだった。すると、映画を見ていた客の一人が悲鳴をあげて失神してしまう。彼女は殺された夫人の娘だったのだ…
→と、こうして遊佐は事件に巻き込まれて拉致されたりアジトに乗り込んで殺されかけたりします。冒険活劇ってゆうんですか、主人公がヒロインを救う為に予定調和に活動してる話って私は控えめに言って苦手です。つまりは嫌いって事な訳で…。しかもわけわからん位人が殺される。
普通、こんなけちゃらちゃら人が死ぬのに全然犯人は捕まらない訳ないだろ、て話だが、なんと犯罪組織が絡んでるんですよ、関係者の中にぼろぼろ手下がおるんですよ、荒技過ぎるデショ納得いかないよお!
だってさあ、上海でブイブイいわしてた犯罪組織がぷらっと日本に来てそんな簡単に部下を現地調達できるのかよってさー。そんな犯罪組織のトップ・オブ・カリスマボスがおるかいなってんで。ほいで結局、黒幕はそんな人望あるようなやつじゃなかったし。

丹那殺人事件:朝早く、公証人の沼井氏の訪問を受けた元ラグビー選手の高須は、十年程前に南米で死んだ叔父と一緒に事業をしていたという戸倉老人の希望で国内旅行のお供をする事になった。戸倉氏と熱海へ滞在中、大学時代ラグビー部で一緒だった亡き友人の妹とその母親とばったり出会う。その夜、戸倉氏から、自分の本名は南波と言い、昼間会った高須の友人の妹の母親は、かつて自分の妻だった女性だと聞かされる。その後人と会う約束があると旅館を出て行った戸倉氏は、翌日死体となって発見されたが、ダイヤのネクタイピンや紙入が無くなっており、着ていた外套が戸倉氏の物ではないと高須が証言。更に沼井公証人によると、戸倉氏は対の黄色いダイヤを持ち歩いていた事が判り…
→『呪の仮面』よりは面白かったかな…

[評論・随筆篇]
探偵物の流行に就て/一転機にある探偵小説/江戸川君と私/探偵小説の話/十年前の「新青年」/探偵小説時代/探偵小説の変遷/日本探偵小説発達史/探偵小説の将来/肩の凝らないものー夏よ若人にー/言はでものこと/「軽い文学」の方向へ/少年時代の思ひ出/探偵作家思ひ出話/昔の「鬼」/三十六年前/不木、乱歩を中心に

もりした・うそん(1890-1965)
高知県生まれ。本名・岩太郎。
早稲田大学英文科卒。1年の兵役を経て、1914年やまと新聞社に社会部記者として入社。
1918年、博文館編集部に転じて『冒険世界』を編集。
1920年、創刊された『新青年』の編集主幹となり、江戸川乱歩や横溝正史などを世に送り出す。海外探偵小説の翻訳も行い、博文館を退社後は作家専業となった。
1941年頃故郷の高知県佐川町に戻る。
1965年、脳出血の後遺症のため死去。
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エグチマサヤ
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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