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編集委員は乱歩を筆頭に、平野謙、荒正人、中島河太郎(解説も)、松本清張。
大体納得のチョイスと思う。城、啓助、水谷は未読だけど…

・谷譲次/上海された男…既読

・小酒井不木/恋愛曲線…既読

・平林初之輔/予審調書…既読

・山本禾太郎/窓…既読

・渡辺温/可哀そうな姉…既読

・城昌幸/ジャマイカ氏の実験
    /艶隠者

・夢野久作/瓶詰の地獄…既読

・渡辺啓助/偽眼のマドンナ…当時人気だった俳優が書いた小説、として世に出た啓助の処女作。俳優がベンチで本を読んでいると、画家だという男がやってきてパリで出会った義眼の娼婦の話をはじめた…成程、どことなく実弟・温の作品に似た感じがないわけでもない…気のせいかも知れないけど。
     /決闘記…これはこの頃流行ってた手法じゃないかな、乱歩も横溝も不木もこんな感じの書いてたぞ。…でも…こうゆう話、嫌いじゃないんだよねうふふ。

・葛山二郎/赤いペンキを買った女

・海野十三/振動魔…既読
それにしても十三はほんと、もっとタイトル捻った方が絶対良い。

・水谷隼/司馬家崩壊
    /ある決闘

・蒼井雄/船富家の惨劇…これが読みたくて借りました。白波荘という旅館で起きた殺人事件。被害者は船富夫妻、妻は六畳の部屋で頚動脈を切られ朱に染まっていた。夫は大量の血痕を残し、その血痕は庭から崖へと続いていて、死体は見付からなかった。容疑者として検挙されたのは娘と結婚の約束をしたものの、普段の素行や酒癖の悪さが原因で破談になった滝沢恒雄。彼の無実を証明するべく依頼された探偵の南波喜市郎は、容疑者の友人で船富家の婿候補の須佐英春と共に調査に乗り出すのであった。
――と。先に読んだ遺作『灰色の花粉』と事件の核となるテーマはほぼ同じだけど、手紙や調書の部分が漢文で読み難いし、大自然の描写は凄く良いけどやっぱくどくて読み飛ばしてしまうところもちらちらある。しかしこんなガチガチの本格ものを20代の時に書いたと思うと凄いの一言。時刻表トリックの嚆矢的な作品なんじゃなかったっけ。それにしても探偵の師匠が出てきた時は「えー!?」と思った。『蒼井雄探偵小説選』に出ていたとはいえ、モウそんな過去の事覚えてないしだし…

・大阪圭吉/三狂人…既読
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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