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・創作篇
息を止める男:デビュー作。これは乱歩が好きそうな話だわ、幻想的というか、刹那的というか…窒息ぎりぎりまで息を止めて恍惚の境地に至る男の話。快楽主義も程々に。

足の裏:変態的趣味を持つ男が思いついた完全犯罪…

蝱(あぶ)の囁き――肺病の唄――:蘭には珍しく、年増の美女がヒロインの話。サナトリウム入院患者の中でも症状が軽度の男女四人の患者達の恋愛事情。

鱗粉:「南海の毒杯」に出てきたトリック元はこれ。悪人が駄目なやつしか出てこない。

雷:室内で雷に打たれて死んだ男。事件記者はその死に疑問を抱き…

腐った蜉蝣:一人の女を巡って不幸になってゆく男達の話。

ニュース劇場の女:昔は映画館でニュース流していたのかな、全然面白くなさそうな映画だ。

黄色いスヰートピー:花の品種改良に心血を注ぐ元同級生の温室で育てられた新種の黄色いスイートピー。ある日黄色いスイートピーだけ鋏で切り取られ…

寝言レコード:大どんでん返し^^

死後の眼(まなこ):タクシー運転手が色盲だった所為で交通事故に遭い、運転手は死亡、乗客の女性は重体となった。事故当時、同乗していたが助かった女性のおじは慰謝料だなんだと騒いでいるが…

黒い東京地図:いい加減、主人公が美少女と出会って事件に巻き込まれるパタン飽きたぞ。

設計室の殺人:密室殺人!スパイ!

匂ひの事件:

睡魔:あれ、これ不木の作品だと思ってた…

楕円の応接間:海野十三っぽい話だな…

電子の中の男:科学小説と見せかけて…

古井戸/『古井戸』の作者のこと 海野十三
刑事の手/あとがき 海野十三
この2作は蘭の死後見付かった原稿、遺作として発表された。どちらも海野十三によって解説が付けられているところが、十三が蘭をSF作家としての後継者とみなしていたんじゃないかなって思わせる。
どちらも主人公の勘違いが引き起こした悲劇で、このパタンの話、私はわりかし好きである。絶望感が。古井戸の方が好きかな。絶望感ともやっとしたものが残る感じが。

・評論・随筆篇

蚯蚓語(みみずのたわごと)/儚:探偵小説を愛読し、蘭に探偵小説への興味を抱かせた母の死を悼むエッセイ/謎の夢久氏:掲載誌には「夢野久作氏の死を悼みて」とあったらしい。『ドグラ・マグラ』出版記念パーティで出会った夢野久作の事。私もドグマグ読んだけど、チャカポコ覚えてない。/新緑蚯蚓語(はつみどりみみずのたわごと)/日本探偵雑誌総まくり/科学小説待望/再び科学小説について/二つの感想/冒険小説のことなど/アンケート
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エグチマサヤ
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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