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アプルビイ警部シリーズ4作目。
人気作家リチャード・エリオットの小説に登場するヒーロー<スパイダー>。シリーズは37冊に及んだが、人気は衰える事を知らず、人々は<スパイダー>の活躍を待ち望んでいた。
しかしリチャードや家族は<スパイダー>に悩まされていた。何者かが<スパイダー>を名乗り悪趣味な悪戯を繰り返していたのだ。
リチャードの屋敷ラスト・ホールで<スパイダー>生誕20周年を祝うパーティーの最中に、リチャードが構想中のプロットそっくりの事件が起こる。さらに活字にする前に破棄した筈のプロットを模倣したかのような事件まで起き、エリオットは精神的に打ちのめされてしまう。
そんな混乱の中、妹パトリシアに呼ばれたジョン・アプルビイが登場。

2、3作目みたいに前作に登場した人が出てくるかと思ってたけど今回はおらず…マァ『ある詩人への挽歌』はスコットランドが舞台だったしな…
パーティが行われているので、例によって登場人物表にいない人物がイッパイです。さらに蒐集家ショーンの屋敷でもパーティ(という名のコレクションみせびらかし大会)が開かれ、名も無き人々入り乱れで何度も人物表確認しながらなので読めども読めども進んだ気がせず(後半は諦めて読み進めたけど)。文学作品の引用で会話をする人物が相変わらず多いのでそれもスピードダウンの要因かと。

ドウでも良いけど、序盤のパトリシアによる兄さん人物像説明の所為でアプルビイイケメン妄想が止まらん。うん、アプルビイは多分男前だと思うよ!多分!背の高い警察官ぽくない人。芝居好きな文学青年(せいねん…??)。

はあ、イネス面白いからもっとじゃんじゃん翻訳してほしい…!特に『アプルビイズ・エンド』から『アリントン邸の怪事件』の空白を埋めてくれ…
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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