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再読。
・青髭の妻
犯罪史に出てくる青髭は、ソニー・ビーンと同じく伝説上の人物と考えられているようですね。この話は戦中に妻を三人殺した男が、戦後犯行の目撃者の前に現れ、再び(よたび?)殺人を犯し逃走。容疑者は何と目撃者の夫である。というもの。
犯行現場にいちいち出てくる黒猫が不気味さ陰惨さを強調してます。

・恐ろしき毒
小酒井不木の「愚人の毒」「ある自殺者の手記」を読んだ後だったんでだぶるだぶる。前者は「亜ヒ酸」、後者は「苦痛を感じず眠るように死ねる」とゆう毒(マァ、そんな毒ないけど)を用いての犯行である。
この話は「アサリの毒」が使用されてます。アサリに毒性があるのではなく、毒性を持つプランクトンを食べて毒素を蓄積しちゃったアサリですね、貝毒です。
アサリは二枚貝だから恐らく下痢性の貝毒です。
あれ、ちょっとまった。
わたくしの「植物毒に関するメモ(その他の毒も含んじゃうよ)ノート」によると、下痢性貝毒は重症でも三日で回復とあるんですけど…
死に至るのは牡蠣やホヤに蓄積される麻痺性貝毒の方ですね。
…アサリ…

・首を買う女
元舞台役者の死体の首を切り取り、替わりに芝居用の生首をのせておくという事件が発生。その後古道具屋に現れた女の探し物は「(芝居用の)男の生首」だった。
神津さんまじ神津さん。

・鎖
自転車用のチェーンで首を捻じ切られた女。その後現れた「首の無い女」は幽霊なのか、それとも首を切られてもなお生き続ける事が出来るのか。
これは哀しいオチ。

・湖上に散りぬ
これも哀しいオチ。
戦争で足はびっこになるわ大火傷してどこに眼があって鼻があるのかわからんくなった男が自分を捨てた女のもとに現れる。

・モデル殺人事件
懸賞用の作品だったそうです。神津先生出てこないので問題編で松下がエアメール出します。なんだか御手洗先生と石岡さんみたいなやりとりだな。

・棋神の敗れた日
将棋を覚えてたった40日しか経っていない頭の悪そうな男が、プロ八段を三人、素人三段の神津に対して圧勝。しかし素人中の素人である松下にはあっさり負けてしまったのは何故か、という話。調子に乗った松下が高木先生に自慢しちゃうよ。

思ったんですけど、私、毒殺話好きみたいですね。いや毒物学好きだけどさー。
毒より密室とか猟奇殺人とかのが好きですけどね!
でもやっぱり「毒」が付いてると読みたくなっちゃうね。
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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