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昭和56年に松本清張の序文入りで出版されたものの、
出版社の嫌がらせで在庫があるにも関わらず市場に出回らなかった上に
長い事絶版になっていたのを平成2年に別出版社が再出版したという本。
面白いよ。
わたくし、一時植物毒を調べていた時期があって
時々思い出したように毒物学の勉強したくなるのよね。
ほら、女性と毒殺をテーマに卒論書こうかと思った事あったし。
フロイトがおんなじテーマで論文書いてたのを知ったので止めましたが。

本編は、
ソクラテスの毒ニンジンによる処刑の話とか、
帝銀事件で使用された毒は青酸カリじゃなかったとか、
戦争に使用された毒物の話とか、
推理小説に出てくる毒殺の話とか、
様々な方面から毒について対談しています。多岐にわたってるるる〜。
面白いのは、東洋と西洋で毒に対する利用の違い。
西洋ではひたすら暗殺に使用するばかりなんだけど、
東洋では毒物の分類や症状を研究したり
毒を忌避するだけでなく逆に利用する方法を追求していったという。
ただ、それを発展させるまでの技術がなかったのか、
西洋に逆転されてしまうのだけど。
あと、カビ毒まじこわい!
肝臓への発癌作用のあるカビ毒もあるそうで。
みんな、カビたものは食べたら駄目だよ!
そういえば以前カビっぽいなーと思いながらパン食べてしまった事があったような…すぐに吐き出した気がするけど。
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