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これも全然覚えてなかった。
被害者は完全なる女の敵で、害虫で、どうしようもない反社会的人格を持った人物だったので、みんな(モリー警部を筆頭にした警官たち以外)犯人逮捕にあんまり積極的じゃない。エラリー自身も、警部に対する義理があるから犯人を糾弾する訳だけど、なかなかの葛藤の末の決断だったみたいよ。
恐喝によって自殺した婦人の息子達が遺体を引き取る手続きをしているシーンがほんの数行、哀しみや虚しさとかが簡潔に綴られていたのが印象的。
でもなー、なんかあんまりどきどきさせられなかった。再読だからか、全然覚えてなかったけど。
シャム双子は自然の驚異にどきどきしたし、ギリシア棺は犯人に欺かれっぱなしのエラリーにはらはらしたり出来たから尚更。

ところで、邦題は「The Spanish Cape Mystery」となっているけど、このcapeってマントを意味する言葉でもある。
被害者の男はスペインの血をひいていて、しかも真っ裸にマントを巻いていたってんだから、リーとダネイはほんと言葉遊びが好きだったんだよね、今でいうオヤジギャグってやつだよね。
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寝ても覚めてもミステリが好き。最近はもっぱら「探偵小説」ブームで新しい作家さんを良く知らない。
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